2025/04/17

エゴ

From:宮川徳生

最近、改めて思ったことがある。

それは「エゴ」についてだ。

セールスライティングを学んでいると
必ず出てくるのが

「エゴ」の強い奴は
売れるコピーは絶対に書けない。

という教え。

例えば、エゴが強い奴は
自分の中での最優先が
「自分が周りから称賛される」ことになる。

つまり
「こんなコピー書いた俺すごくね?」

ってのが
最も優先されてるってこと。

なので、エゴが強い人が書いたコピーは
「ドヤってるだけ」のコピーなので
とても気持ち悪い。

そして、もっと厄介なのが
エゴが強い人ってのは組織の中でも
かなり問題を引き起こすってことだ。

なぜなら、今言った通り
エゴが強い人の最重要項目は
組織を成長させることでも
売上を上げることでもなく…

「俺すごくね?」

ってことを周囲にアピることだからだ。

なので、エゴの強い人は
普段の仕事が結構やばいことになる。

例えば…

・何をするかの基準が
 売上を上げることではなく
 自分がドヤれるかどうかが全て

・組織として結果が出るかではなく
 自分がドヤれる結果が出るかが
 判断基準になってる

・ドヤってマウント取ることが全てなので
 格上には異常なまでにへこへこして
 格下には異常なまでにマウントを取る

・エゴが強い人は否定されるのが怖いので
 失敗をものすごく恐れるため挑戦をしない
 (だから成長が一切ない)

・言動の全てから
 「俺すごくね?」が滲み出るので
 実は周りとの信頼関係が全く築かれない

・そのため、エゴが強い人と仕事してる人は
 その人と関わりたくなくていなくなる

他にも色々あるが
エゴが強い人ってのは

・自分がドヤれるかどうかが仕事の基準
・そのくせ否定されることを極度に恐れている
・だから、格下に対してマウントとってドヤってばっかいる
・そんなことしてたら個人も組織も成長しないし
・エゴが強い人と関わった人は大抵離れてく

みたいな感じだってこと。

そして、さらに厄介なことが
エゴが強い人って自分がエゴが強いってことに
ぜっっっっっったいに気付けないんだよね。

実際、ウチにも
エゴが強い人はいる(いた)わけだが
やっぱりね、エゴが強い人が
結果を出したケースは皆無なわけだ。

何を持ってして結果とするかはあるけど
持続的な成長だったり、組織としての成長ってのは
してないのが現実だ。

なぜなら、エゴが強い人は
自分がドヤることが一番大事なことに
無意識のうちになっちゃうから。

そりゃ、一緒に働く人
特に部下とかだと「こいつマジムカつく」
になるんだよ。

エゴが強い人って
本当に格下に対して
恐ろしいほどマウントとって
ドヤるからね。

だから、一緒に働きたいって人が定着しないため
組織としての成長もしないから持続的な成長もしないと。

もちろん、人はみんな
多かれ少なけれエゴがある。

僕も実はつい先日
「それって宮川さんのエゴでは?」
みたいなことを言われた。

というのも
僕は異常なまでに売上や数字への執着がある。

“売上を常に上げ続ける”

ものすごくそこに執着している。

だから、毎月
周りにかなり無理難題を
指示することも日常茶飯事だったりする。

そんな中
「数字への執着は確かにいいことだ思う。
 でも、そこまでやるのは果たして
 みんなにも組織にもいいことなのか?
 そこまでのことは、もう宮川さんのエゴなのではないか?」

みたいなことを言われた。

言われてみて
確かにそうだなと思う部分もあった。

だから、多かれ少なかれ
みんなエゴってものはあるわけだが…

エゴが強すぎてしまうと
事業成長にかなりマイナスを生み出す。

だから、エゴが強い人は
マーケティングとかは絶望的に下手だったりする。

なぜなら、マーケティングって要は
相手を満たしてなんぼなんだよね。

相手に喜んでもらってなんぼだし
相手に感動してもらってなんぼだし
相手に行動させてなんぼだし

主語は常に私ではなくあなただ。

でも、エゴが強い人は
自分がドヤれてなんぼだし
自分が称賛されてなんぼだし
自分がすごいと言われてなんぼだし

主語が常に私のままなのだ。

ウチの会社にも
ものすごくエゴが強い人がいて
何年も何年もずっと指摘されてる人がいたが
やっぱり変わらなかった。

いや、変われなかった
の方が正確かもしれないね。

でもね。

マーケティングを生業にする我々は特に
エゴに支配される人であってはいけない。

ビジネスをするのならば
エゴが優先される人格であってはならない。

しょーもないエゴや見栄を満たしたり
そんな風になってはいけないし
ならないでほしい。

現時点でエゴが強いなら
荒療治してでも矯正した方がいいし
するべきだ。

エゴが強いってのは
器の小さい証拠でもある。

大した成果でもないのに
「俺すごくね?」と自慢するのは
その程度のことしかできないってことを
自分で言いふらしてることになる。

しかも、それを
格下にしか自慢できないのなら
自分自身でも大した成果を出してないってことに
気づいてることになる。

つまり、反論や否定をしてこない
マウント取れる人にドヤるだけのお山の大将だってことに
実は自分自身本当は気づいてるってことになる。

でも、それをやってしまうのは
エゴに負けてしまってるからだ。

エゴは本当に厄介である。

ビジネスで結果を出していく
そして成長していく。

事業をそして会社を成長させていくためには
人の協力なくして成し得ない。

そう考えた時
エゴが強い人を助けてくれる人や協力してくれる人は
本当の意味でほぼ皆無なわけだから
成長しなくて当然ってことになる。

自分自身のエゴに気づくのは
かなり難しいことである。

そして、エゴに気づけたからといって
それを修正して矯正することは
エゴが強い人にとってはとても大変なことである。

だからこそ、あなたにもやってほしいことは
それを指摘してくれる人を側に置こうってことだ。

僕に先日指摘してきたのは
僕の部下である。

正直、言われた瞬間はムカつく。

でも、自分では気づけないことを
指摘してくれる人って何よりも有難い存在だ。

言う方だって言いたくないことだ。

それを言ってくれるってことは
本当に有難いことである。

だから、自分の至らない点を
指摘してくれる人と関わるようにしたり
側に置いたり

なんなら、そういうコーチをつけたり

自分で気づいて
自分で矯正できなかったとしても

エゴに気づき
気をつけるための工夫をすることはできる。

エゴをなくすことはできない。

だからこそ、適切にコントロールしよう。

それが、あなた自身の成長にもつながり
あなたの事業や組織、会社の成長に
ものすごく繋がることだから。

エゴに負けるな!