From:宮川徳生
先週の金曜日は
僕が主催するJVコミュニティの開催だった。
JVコミュニティとは
一言で言ってしまえば
協業できる人を探しましょ♪
というコミュニティだ。
そういう趣旨のコミュニティなので
リアルで開催したわけだ。
このコミュニティは
今回が第2期の開催。
第1期やって思ったのは
「人的に仲良くなった方が
JVは進みやすい」
ということだった。
そういう意味もあり
参加者同士が仲良くなるために
リアル開催だった。
趣旨が “仲良くなる”なので
時間のほとんどはフリーの交流。
終わってからも懇親会で交流。
と、仲良くなるという目的達成のために
ひたすら交流してもらった。
で、参加者が今回は30人くらいだったので
懇親会の時の人数確認がすごい大変w
修学旅行や遠足で
生徒を牽引する先生の気持ちが
ちょっとわかったりしたわけだが…(笑)
交流はみんな結構
楽しく過ごせたんじゃないかなと思うので
目的はひとまず達成できたんじゃないかと思う。
が!
そんな中で
ある人がポツリと
結構深刻な話をしてきた。
そして、その話は
あなたにとってもとても重要な話になるので
今日はその話をシェアしようと思う。
その人としっかり話したのは
懇親会が始まる前のちょっとした時間だった。
(その人のことを仮にAさんとする)
「なんか、今の会社の上司が
こんななんですよね」
話はかなり濁すが
Aさんは上司に納得いかないことが
たくさんあるようだった。
どうやら、上司の知り合いの案件を
Aさんが担当としてやってるらしく
その案件の中でクライアントが上司の愚痴を
言ってくるとのこと。
上司とクライアントは昔
別の会社で同僚だったらしく
その流れ今の案件になってるらしい。
つまりこういうこと。
・上司とクライアントは昔別組織で同僚
・その組織はお互いやめる
・上司が今の会社の案件をクライアントに営業して案件化
・その案件を上司の部下であるAさんがやってる
・クライアントが上司の愚痴をAさんに言ってくる
なので、Aさんは
自分が知らなかった上司の本当の顔を
知ることになりうんざりしてると。
それに、クライアントが
自分の上司の愚痴を言ってくる状況ってのは
めちゃくちゃ仕事がしにくいと。
早い話、お客さんを通じて
自分が知らなかった会社の闇みたいな部分を知ってしまう
みたいなやつだね。
僕も昔経験があるので
Aさんの今の心情が手に取るようにわかった。
この話をなぜあなたにしたのか?
それは、どんなにスキルや知識があっても
結局のところ仕事ってのは「人と人」
がやることだってことだからだ。
早い話…
そして言葉を選ばずにいうなら…
どんなに優秀でも
嫌なやつとは仕事できん!
ってことだ。
嫌なやつとまでいかなくても
人的に合わないと仕事を続けてくのは
無理だよねってこと。
例えば、実は
このJVコミュニティが始まる前に
申し込んできた1人が
チャットで爆弾発言を送ってきた。
これも詳細は伏せるが
今世間を騒がせている
某テレビ局や某タレントに対する
誹謗中傷のメッセージだ。
それを全体チャットで
かなり強い言葉で送ってきたのだ。
お騒がせニュースに対しては
人それぞれの考えがあるだろう。
ただ、それを
ビジネスパートナーを見つけるグループの
全体チャットで送ってくるってのは
ちょっと僕には理解できなかった。
そして僕は
こうした場でこうしたことができてしまうその人がいては
このコミュニティがダメになると思った。
もし、懇親会とかの飲みの席で…
そのテレビ局は潰れちまえ!
みんなもそう思うだろ!
みたいな話でもされたら
多分次からもう誰も来なくなる。
僕はそうなることが予測できたので
その人を強制退会にした。
話の論点は
この人がとった行動の
良し悪しではない。
この人のとった行動を
僕は全く理解できなかったし
あの場でああいうことが言える人とは
関わりたくないと思った。
当然、ビジネスなんて
絶対に一緒にできない。
話が逸れたが
あなたもこういう経験があるんじゃないだろうか?
スキルや能力は別として
人として合わないとか
人として嫌いとか…
そうした理由で
仕事をするかしないかを決めた経験が。
そして、むしろ
能力ではなく人の部分で
仕事をする人を決める方が
多いのではないだろうか?
この話を通じて僕があなたに伝えたいのは…
成功ってのは
自分の力でもぎ取るように見えるが
そうではなく…
あなたに成功してもらいたいと
思ってくれる人がどれだけいるか?
そして、そのために
力を貸してくれる人や
一緒に仕事がしたいと言ってくれる人が
どれだけいるか?
それで決まるってことだ。
それは、対お客さんかもしれない。
それは、対取引先かもしれない。
それは、対従業員かもしれない。
それは、対同僚かもしれない。
それは、対上司部下かもしれない。
そんな間柄だったとしても
あなたに成功してもらいたい!
そのために手伝うよ!
と言ってくれる人が
どれだけいるか。
結局、自分の能力なんかよりも
遥かにこっちの方が重要なわけだ。
能力なんてのは
そう思ってもらうための
1つの部品にしか過ぎない。
先日開催した
JVコミュニティのセミナー中
僕の目にある方の行動が目に飛び込んできた。
その人とは
実はもう一緒に仕事をしてるのだが
(第1期に参加してくれてたので
その流れですでに一緒に仕事してる)
その人の隣に
少し体調が悪い人が座っていた。
(その体調が悪い人の体調が悪い理由も
僕は知っていた)
で、すでに一緒に仕事してる人が
体調が悪い人に「大丈夫?」と声をかけて
何かを渡してるのが見えた。
つまり、めちゃくちゃ気にかけてると。
こういうところって
その人の人間性や人となりが
リアルに出るシーンである。
その光景を見た時
その人にもっと仕事を
頼みたいなと思った瞬間だった。
今日の話は
人間性や人となりの部分のことだった。
この部分って
無意識の部分のことだから
自分で見つめ直すのは
非常に難しい部分でもある。
だが、結局のところ
最後の最後、自分がどうなるかは
この部分で決まってしまう。
人間を磨いていこうぜ!
ってのが今日の話だ。
PS.
昔教えてもらったことが1つある。
人間性を見分ける1つの方法として
格下の人にどう接しているかを見れば
その人の人間性の一部がよくわかると。
要は、格下に対しては
偉そうなことを言ったり威張ったりするが
格上に対しては意見が言えなかったりする人は
信用ならんよねってことだ。
これは本当にその通りだから
覚えておくといいよ。