From:長嶋雄二
つい先日のことです。
ふとカレンダーを見ていて、
ある日付に目が留まりました。
「あ、そういえば今日は、あの人の誕生日だ…」
僕が整体師だった頃、
まだ右も左もわからなかった僕に、
技術も接客も丁寧に教えてくれた、先輩の誕生日でした。
もう何年も連絡を取ってなかったけど、
なんとなく気になってLINEを送ってみたんです。
「誕生日おめでとうございます!元気にしてますか?」
するとすぐに電話があり、
「久しぶり!元気だよー!」と。
そこから少し話をしていく中で、
先輩は今、地元で接骨院と介護事業所を経営していて、
スタッフも10名ほどいるとのこと。
「すごいじゃないですか!」と僕が言うと、
先輩はちょっとだけ苦笑いを浮かべて、こう言いました。
「いやぁ、見た目はそれっぽくなってるんだけどさ、
実際は…接骨院も介護も、いまいち伸び悩んでてね」
話を聞くと…
知り合いの紹介で
Web制作会社にお願いして、
100万で、きれいなホームページも作ったとのこと。
院の理念やスタッフ紹介、
サービスメニューもしっかり載せてある。
でも、開設から1年経って、
問い合わせは、なんと“ゼロ”。
「チラシも配ったし、Googleにも載ってるんだけどさ…
それでも新規は月に数名。紹介も止まってきてるし、
“ネット集客って難しいな”って思ってるとこなんだよね」
その言葉を聞いたとき、
僕は思わず「やっぱりな」と思ってしまいました。
というのも、これは本当に“よくある話”だからです。
むしろ、「よくある失敗」そのもの。
なぜなら…
Webサイトが“あるだけ”では、何も起こらないから。
今、あなたのクライアントや見込み客にも、
「とりあえず作ったけど、何の効果もないWebサイト」
があるかもしれません。
実際、
・起業して知人に作ってもらったけど、その後更新していない
・見た目はそれっぽいけど、誰も読んでくれない
・検索しても出てこないし、そもそも見ても“よさ”が伝わらない
こうしたWebサイトの“ほとんど”は、
【集客・信頼構築・成約】という
“本来の目的”を果たせていません。
それどころか、
見込み客に「うーん、イマイチかも…」という
“逆効果”を与えてしまっていることもあるものです。
でもなぜ、そんなことが起こるのか?
それは、Webサイトが
“パンフレット”の延長として作られているから。
「うちはこういう会社です!」
「こんなサービスをやっています!」
もちろん、これも大事な情報。
でも、それだけでは、人の心は動かないですよね。
じゃあ、どうすればいいのか?
答えはシンプルで…
「この人に相談してみよう!」
と思わせる構成で作ること。
たとえば、
・「こんな悩みはありませんか?」から始まる共感のストーリー
・具体的な事例や成果を伝えるコンテンツ
・よくある質問と、それに対する“本音”の答え
・代表者の「なぜこの仕事をしているのか?」という想い
こういった要素があることで、
初めてWebサイトは“あなたの分身”として、
信頼を築き始めてくれます。
では、もうちょっと具体的に
その“信頼されるWebサイト”って、どんな風に作っていくの?
そのエッセンスは3つです。
① 「誰の、どんな悩みに寄り添うのか?」を明確にする
ターゲットが曖昧なサイトほど、
誰の心にも響きません。
逆に、「私のことだ!」と思わせられれば、
読者は前のめりになるものです。
② 「この人に任せれば大丈夫」と思わせる証拠を出す
実績・事例・お客様の声・ストーリーなどを通して、
“選ばれる理由”を言葉と構造で
しっかり提示していきましょう。
③ 「次にどうすればいいか?」を明確に示す
問い合わせ・資料請求・LINE登録など、
行動導線がなければ、
どんなに感動しても行動にはつながりません。
きちんとわかりやすく
CTAを設置していきましょう。
このように、“設計”と“伝え方”を変えるだけで、
Webサイトは生まれ変わります。
もしあなた自身やあなたのクライアントが
ホームページ集客で困っていたら、
3つのエッセンスはちょっと見直してみてくださいね。
たったそれだけでも、反応が大きく変わってきますよ!