———
今後の案内が不要な方はこちらから配信停止
———
こんにちは。
株式会社バリューイノベーションジャパンの
リサーチャーXです。
今日の推し本はこちらです!
↓
ライターやコンサルの方にとって
打ち合わせやミーティングで
・商品開発
・サービス設計
・他社との差別化
・コピーの方向性や広告クリエイティブの訴求軸
など
“アイデアを出すことが求められる場面”
は、結構あるのではないでしょうか?
しかも、
そのアイデアを出すのに
・時間がほとんどない
・数・量をたくさん出さなくてはいけない
・今すぐに手を打つ必要がある
・ありきたりなアイデアになりがち
・考える幅が狭い
だったり。
これ、ウチの実話です。
弊社では毎週のように
販売キャンペーンが走っていますので、
定例ミーティングでも
毎回企画会議があります。
その中での問題点として
・企画アイデアのマンネリ化
・出てくる案の数が少ない
・実現できるか否かが思考の出発点になってしまう
(アイデアの広がりが小さく縮んでしまう)
といったことがありました。
「この状況をなんとか打開できないか…」
と考えていたときに
見つけたのが今回の推し本です。
アイデアの考え方やフレームワークの本は
それこそたくさん出版されていますが、
この本が狙いを定めているのは
タイトルにもあるように “速案”。
“速” い “案” です。
こちら本の序盤には
このような記述があります。
——————
「アイデアが必要となる現場では、時間をかけて多くのアイデアを生むことより、プロジェクトの指針やたたき台となる一案目を生み出すことのほうが重要性が高く存在価値がある」
引用「速案——誰よりも速くアイデアを生む15の公式」p.19
—————–
そう、それ!
時間を費やして出てきた案も大事ではありますが、
まずほしいのは最初の一手、一案目なんですよ…。
なぜなら、
最初の一手となる案が出てきたことで
その後の企画会議がズンズン進み
最終的にワクワクするアイデアになるさまを
これまで何回も体験したことがあったから。
ですので、
著者の方のこのお言葉は、
首がもげるほどうなずきが大きかったです。
さらに。
こちらの本は、
アイデアの実現の仕方については、
バッサリ切り捨てちゃっています。
^^^^^^^^^^^^^^^^
先にもお伝えしましたように、
企画会議のときに
「これ、実現できるの?」に意識が向くと
企画の広がりが出せず、
魅力が急に色褪せてきちゃうんですよね。
せっかくのおもしろい企画が
「あれはできない」「これは無理」
と骨抜きになってしまう。
だからこそ、
その部分をバッサリ切り捨てている本書は
「それ!よくわかっていらっしゃる!」
と拍手喝采、
スタンディングオベーションでした。
…と今、このメルマガを書いていて、
改めて思いましたが、
(ちょっと話がそれます)
商品やサービスの内容を削る、削ぎ落とすって
結構、怖いことだったりしますよね。
「顧客を逃してしまうんじゃないか」
「クレームが来るんじゃないか」
「ガッカリさせちゃうのでは…」
と。
ですが、今回。
こちらの本は
徹底的にスピードを重視した「速案」に絞り、
アイデアの実現性を削ぎ落としたことで
(絞って削ぎ落としたからこそ)
購入者である私には、
ど真ん中に刺さったのでした。
もしこれが、
じっくり、しっかりなアイデアの生み出し方、
かつ、実現性もバッチリといった内容だったら…?
おそらく、
私が手に取ることはなかったと思います。
/
商品やサービスから
何かを削る、削ぎ落とすって
決してネガティブなことじゃない
\
本書を通じて、
そんなユーザー体験させてもらいました。
…はい、話を戻しますと、
そんな感じで本書を手に取ったわけですが、
こちら
「誰よりも速くアイデアを生む15の公式」
として15の公式が紹介されています。
——————–
公式1 対極接着法
公式2 新定義法
公式3 常識変換法
公式4 他者視点法
公式5 付属品接着法
公式6 条件限定法
公式7 場所・時間変更法
公式8 順序入替法
公式9 弱点克服法
公式10 長所強化法
公式11 No.1作成法
公式12 本能刺激法
公式13 流行キーワード法
公式14 著名フレーム法
公式15 高打率モチーフ法
——————–
もうですね、
この15の公式がとにかくシンプルなのです。
たとえば、
公式3の常識変換法。
常識→非常識 に変える
というシンプルなものです。
本書の中では
「新しい立ち食い蕎麦屋」
のアイデアを考えるお題に対して、
《立ち食い蕎麦屋の常識》
・気軽に入れる
・安い
・早い
を常識→非常識 で変換すると
————————————-
・気軽に入れる → 会員制
・安い → 1杯2000円
・早い → 出てくるまで30分かかる
引用「速案——誰よりも速くアイデアを生む15の公式」p.43
————————————-
といったようなアイデアが
生み出されてしまう。
まさに公式。
これが楽しい。
実現可能性なんてくそくらえ!です。
実際にやってみると
「それはやり過ぎ」
「ありえないw」
といったアイデアもでてきたりするので、
枠(フレームワーク)があるのに、
枠(制限)がない
という不思議な感覚になります。
とはいえ、15も公式があると
覚えるのが大変そうですよね。
それに対して、著者の方は
「できるだけこの本を携帯すること」
を提唱していらっしゃいます。
実際に、
こちらの本は携帯できるように、
新書サイズですのでカバンに
忍ばせておいても邪魔になりません!
重さも量ってみたところ
136gでした。軽い。
結果、私も購入した日から
携帯しております。
また、
個人的に本に書き込むのは
あまり好きではないのですが、
こちらの本に限っては、
見聞きしたものをすぐに
15の公式に当てはめられるように
ペンとともに常備しております。
ここまででも
十分 “使える” こちらの本ですが、
私の推しポイントはここからです!
こちらの本は
第2章で15の公式が紹介した後、
————————-
第3章 「速案」したあとに必要なこと
第4章 アイデアをめぐる4つの誤解
第5章 「速案力」をアップさせる習慣術
————————-
と生み出された「速案」の活かし方や
アイデアについての考え方、
習慣化の方法が書かれているのですが、
ここがライターやコンサルの方にとって
必読のパートです。
ライターとして
コンサルとして
アイデアをただ生み出すだけでなく、
生み出したアイデアを通じ、
商品やクライアントさんと
どう向き合っていくか?が示されています。
むしろこの後半のために
買う意味があるのではないかと思えるほどの
勇気と気付きを与えてもらえました。
そして、
何よりエモく、シビレたのは
最後の「あとがき」。
さきほどお伝えしたとおり、
著者の方は本書の最初で
「できるだけこの本を携帯すること」
と書いていらっしゃいました。
ところが、
これに対し「あとがき」では
大どんでん返し
とも言える驚くべき一言を
書いておられるのです。
この一言が深い。
(ネタバレになるので言えないのが悔しい…)
心の底から読者のこと、
ビジネス上でアイデアを
生み出す必要のある人のことを真剣に考え、
想っていないと言えない一言です。
その一言とは何か?
それは…
ぜひ、あなたご自身の目で
確認してみてください!
もし、あなたが、
・アイデアのネタ出しに困っている
・打ち合わせ時に瞬発力を発揮したい
・商品やサービスの方向性・訴求軸を探したい
と感じていらっしゃるなら、
めちゃめちゃオススメです!