2024/09/21

[オススメ本] 素人っぽくて伝わらないLPから抜け出す方法

こんにちは。
株式会社バリューイノベーションジャパンの
リサーチャーXです。

LPを作っているとき、
コピーの間に配置する
表やグラフ、図、画像、アイコンが

「なんか素人っぽさが抜けないな」
「コピーで伝えたいことが補足・後押しできていない」
「そもそもどんなものを選べばいいかわからない」

とお悩みの方。
私も同じです(でした)。

私は日々の業務で、
ライターさんからあがってきたコピーを
LPに落とし込む部分を担当していますが、

ライターさんからの指示で、
「◯◯なイメージの画像」
「◯◯を示すグラフ」
というものがあったりするんですよね。

その際、
出典・引用できる表やグラフが
あればいいのですが、

ない場合は、
自分で新たに作らなければならないわけです。

このとき、
Excelを使って表を作成したり、
Canvaを使ってグラフを作成したりをするのですが…

たしかに、表やグラフはできあがるのです。
そう、数字を反映した表やグラフを作ることはできる。

ですが、
できあがった表やグラフが

・読み手の方にわかりやすいか?
・目的を達成するために伝えたいことが伝わるものか?
・コピーの魅力をより後押しするものになっているか?

という点では、
自信を持ってYESと言い切れず、
イマイチなものになってしまう悩みを抱えていました。

それがイマイチなのもわかっている。
改善の余地があるのはわかっている。

でも、どうすればいいのかがわからない。

単に
かっこいいグラフを作りたいのでも、
おしゃれな表を作りたいのでもない。

ただただ、
こちらが伝えたいことが伝わり、
商品やサービス購入につながり、
行動の後押しとなる表やグラフが作りたい。

こんなモヤモヤを抱えていたのです。

今週は、そんな悩みを
スパッと解決したくれた本をご紹介します。

こちらです!

   ↓

■ 伝わるスライドデザイン大全 (POWER POINTで学ぶ)
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「え?スライド?LPの話なんじゃないの?」

と思われたかもしれません。
はい、そうなんです。

こちらの本はスライド作成のための本です。
(特典としてPowerPointテンプレートのダウンロードがありました!)

じゃあ、なぜ、
LPの問題解決にスライドの本を
ご紹介するかと言いますと、

ウェビナーや説明会、体験会、
ピッチ、商談時のスライドでは、

・売上の推移を示す棒グラフや折れ線グラフ
・自社と他社の比較表
・使い方やサービスのフロー
・特長
・アンケート結果

がたくさん登場しますよね。

そして、LPでも
セールスコピーの訴求に説得力を持たせたり、
直感的にわかりやすくするために、

売上推移をグラフで示したり、
商品・サービスの流れを図を使って表現したり、
他社との比較表を並べたりします。

これ、同じでは?と。

よくよく考えてみれば、
スライドってアテンション(注意・関心)の連続ですよね。

限られた時間の中で、
聞き手のアテンションを引きつけて、
興味を持ち続けてもらう必要がある。

ですから、当然、
その1枚1枚には工夫があります。

LPも同じで、
上からスクロールしたときに
読み手は、ちょっとしたことで
簡単に離脱してしまう。

絶えず離脱との戦いですから、
常にアテンションを引くものを配置して、
目的のゴールまで読み手を連れていく必要がある。

であれば、
1枚1枚が勝負のスライドの威力を
お借りしなくてはモッタイナイ。

そこで、
本書の登場というわけです。

では早速、
推しポイントのご紹介します!

こちらの本の魅力は、なんといっても

—————————-
・ビフォー(NG作成例)
・アフター(OK作成例)
—————————-

が見開きで比較できること。

こちら、何が良いかと言いますと、
“ユーザー視点” で伝わり方の違いが
“疑似体験” できる点です。

このときのポイントとして、
一番最初は “作り手” として見るのではなく、

“読み手”、つまりユーザーとして
どう感じたか?見えたか?という感覚を
自分の中でしっかり留めておくこと。

・一番最初に目に飛び込んで来たスピード感
・疑問や引っかかり、違和感の不の感覚
・内容がスーッと入ってくる快の感覚

その感覚を
脳内の密封容器に入れて、
ギュっとしっかりフタを閉める。

そして、
自分自身で表やグラフを作るときに
“感覚のチェックシート” として
いつでも取り出せるようにしておく。

「自分が作った表は、読み手が
 あの心地よい感覚になれるか?」
 →チェック

「自分が作った図は、読み手を
 あのイヤな感覚にしてしまっていないか?」
 →チェック

という感じです。

ちなみに、
この、読み手になる体験のチャンスは
一度しか訪れません。

なぜなら、これ以降は、
もう「知っている」「わかっている」状態
になってしまうので、

まっさらな先入観のない
“あの頃” には戻ることができないからです。

この、初見の機会。
めちゃくちゃ貴重&重要ですので、
取り逃すことのないようにしてくださいね!

そして、
この読み手体験が終わった後は、
いよいよ “作り手” タイムになるわけですが、

こんな劇的なビフォー・アフターを見せられては、
もうワクワクが止まりません!

ライザップのCMの
あのBGMが聞こえてきそうな勢いです。
(ドゥーッドゥッ♪ドゥーッドゥッ♪ のアレ)

アフターを目の当たりにして

「ここまでわかりやすく、かつ、
 ここまで自社の伝えたいことに視線を誘導して
 アテンションを引けるのか!」

と感激もひとしお。

そして、
「あのLPの、あの図はこう作ればいいんだ!」
と、すぐに自分でも作ってみたくなる。

しかも、
ビフォー・アフターは劇変でありながら、
難しいテクニックは使っておらず、

その作り方についても
手順がひとつひとつていねいに説明されているので、
迷うことなくアフターが作れます。

ここだけでも大満足な内容なのですが、
こちらの本の、個人的イチオシは
別のところにあります。

それは「今回の目的」という項目。

何のために、何を目指して
アフターを作るのか?ということが
ハッキリと言語化されているところです。

たとえば、こんな感じです。

——————-
今回の目的 /
・IR資料用の直近数年の売上推移グラフ
・グラフの中でも特に商品Bの売上に視線を集めたい

引用「伝わるスライドデザイン大全」p.103
——————-

——————-
今回の目的 /
・ジム利用者を対象にしたアンケートデータ
・何が最も高い項目なのかを分かりやすく伝えたい

引用「伝わるスライドデザイン大全」p.131
——————-

「目的なんて当たり前でしょ?」

と言われてみればたしかにそうなのですが、
作っているうちに、
“作ること” が目的になってしまって

何を伝えたいのか?
何を伝えなければいけないのか?

が迷子になってしまうことが
意外とよくあることだったりするんですね。

また、

何のために(目的) → だから、こう改善する

という流れをあえて言語化し、
何度も反復して腹落ちさせ、
自分自身の中に落とし込めると

今回、本で紹介されている具体的事例だけでなく
別の案件、業界で応用を効かせることが
できるようになります。

こちらの本を見開くと、
ついつい劇的なアフターの図を
見てしまうのですが、

そこに漏れなく
「今回の目的」がしっかりと言語化されて
記載されているこの部分。

やっぱり推しポイントであります。

これは勝手な妄想ですが、
まるで

「LPの中の表やグラフ、画像は
 何を伝えるために配置するのか?
 何を伝えなければいけないのか?
 その目的だけは絶対忘れちゃダメだよ。
 そこをブラしちゃダメだよ」

という著者さんからの
メッセージのようにも感じました。

そんな視点からも
こちらの本をご活用いただくと、

あなたのLPも
ライザップのCMのBGMが聞こえてくる勢いで
劇変すること間違いなしです!

今回は、
自分で手を動かして作ることを
想定してお伝えしましたが、

中には

「今の時代、生成AIが
 一瞬で作ってくれるから必要ないのでは?」

と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

たしかに、今の生成AIの技術や
アウトプットされる成果物、すごいですよね。

スピードはもちろんのこと、
生成される図も実用レベルで
十分、使えるものもあります。

ただ。

ここで、やっぱり「目的」です。

その生成された表やグラフ、画像は、
自分が伝えたいポイントや情報に焦点を当て、
アテンションが引けるものになっているか?
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

という点。

生成AIが出力したものは、
たしかに目を見張るものがあります。

ですが、生成されたものが、
なんとなくそれっぽいもの、カッコイイもの、
キレイなだけのものでは目的が果たせない。

「じゃあ、プロンプト(生成AIへの指示)を
 工夫すればできるのでは?」

たしかにそうですよね。

プロンプトの工夫次第で
焦点を当てアテンションが引けるものが
出力されるかもしれません。

すると、今度、必要になるのが、
AIが生成したものを自分自身で判断するチカラ、

「焦点が当たり、アテンションが引ける」

と見極められる
その “目” を持っているか?です。

そう、こちらの本は
作り方だけを教えてくれる本ではありません。

その “目” を持たせてくれる本なんです。

自分でも作ることもできるし、
見極められる “目” も持てる。
一石二鳥、一挙両得。

そして、タイトルにもあるように
もともとはスライド作成のための本。

マーケティングの現場では、
LP制作だけでなく、

プレゼンをはじめとして、
ウェビナーや説明会、体験会、ピッチ、商談と
スライドを使う場面は山ほどありますよね。

そこでも使えてしまう!
(むしろそこで使うための本ですし)

いろんな角度から、
多くの使い道のあるこちらの本。

そろそろ
あのBGMが聞こえてきましたでしょうか?

ぜひお手にとって、
あなたのLPを劇変させ、
“目” までも手に入れてくださいね!

   ↓

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