2024/09/07

[オススメ本] 待望のGoogle広告 解説本。爆誕

こんにちは。
株式会社バリューイノベーションジャパンの
リサーチャーXです。

前回、ご紹介したクッキー規制から
これからのデジタルマーケティングを見通すための本

につきまして、
Sさんよりご感想をいただきました!

最終的に行き着く先は
“顧客理解” というところに
深く共感してくださったとのこと。

同じマーケティングに携わる者として
目指すべきところの共有ができ、
めちゃくちゃうれしかったです。

Sさん、ご感想ありがとうございました!

さて、今週のオススメ本ですが…

\ついに出ました/

進化のスピードが早く、
なかなか新しい本にお目にかかれない
Google広告を解説した待望の新刊。

こちらです!

 ↓

■ いちばんやさしいはじめてのGoogle広告の教本
人気講師が教える運用型広告の基礎と実践 (いちばんやさしい教本)
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こちら本、これまで
「リスティング広告」
という題名で出版されていたところ、

読者と時代のニーズに合わせて
「Google広告」にフォーカスし、
リニューアルしての発刊とのこと。

そのコンセプトのとおり、
Google広告の基礎から始まり、

・検索
・ショッピング
・ディスプレイ
・動画
・デマンドジェネレーション
・アプリ
・P-MAX

と、現在のGoogle広告のフォーマット
それぞれの設定方法や運用方法などが
幅広くカバーされています。

「はじめての」と
タイトルにあるとおり、
初心者の方はもちろんのこと、

すでに運用をしていたり、
運用に慣れ始めた方にも
知識の総復習として使えますし、

新しく登場した機能・設定についての
理解を深めるのにピッタリの内容です。

また、
クライアントさんの
広告運用代行を請け負っている方。

クライアントさんのところで
新たにGoogle広告を導入するときに

「昔、自分が設定したときと全然違う…」
「この新しい機能は何だ!?」

と設定に戸惑うことありませんか?

そういった方にとっても、
現在の最新の画面でていねいに
順を追って説明されていますので、

総点検という意味でもお手に取られることを
強ーーーーーくオススメします。

コンパクトで簡潔でありながら、
図がふんだんに使われていて、
要点がわかりやすくまとめられていますので、

今の知識に無理なくプラスして
底上げを図ることできちゃいます。

そして
今回、こちらの本で一番、
推したいポイントは、

とにかくていねいな解説です。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^

本書のまえがきでも触れられていますが、
ネット広告界隈特有の専門用語に関して

・使用前に必ず解説があること
・日本語に代替できるものは、
 アルファベットの略称ではなく日本語表記に

という点が秀逸なのです。

あなたも感じたこと、ありませんでしょうか?

ネット広告に限らずですが、
とにかくアルファベットの略称が多すぎ問題。

CPA、CPC、CTR、CVR、ROI、ROAS…

「何がなんだかわけがわからない…」

ネット広告に初めて触れたときの
私の心からの叫びです。

全然、頭に入ってこなくて、
そのひとつひとつを理解するのに時間がかかり、
肝心の運用のところにたどり着くまでが、遠い遠い…。

「もうこれは、誰かの陰謀で
 あえてわからなくしているんじゃないか?」

「誰かがカッコつけて、
 3文字で言いたいだけなんじゃないか?」

と、当時はかなり
恨みがましい気持ちにもなりました。^^;

結局、そこからひとつひとつ、
意味を調べて理解をするということを
繰り返していったわけですが、

こちらの本はそこの労力を
バサッと削ぎ落としてくれています。

これがどれだけありがたいことか…。

たとえば、

「広告がクリックされるごとに
 課金されるCPCが〜」

と書かれるよりも

「広告がクリックされるごとに
 課金されるクリック単価(CPC)が〜」

と日本語表記が添えて書かれていると、

「あれ、CPCって何だっけ?」

と、つっかえることなくドンドン読み進められる。
(イメージ、伝わりましたでしょうか?)

細かいところですが、
こういった語句の意味や定義、その理解は、
その後、知識を積み上げていく上で
おろそかにできない部分なんですよね。

ここがグラつくと
最新情報を取り込むスピードが
遅くなってしまったり(実話)、

同業者の方と情報交換したときに
その機会を十分に活かしきれなかったり(実話)、

と、かなりモッタイナイことが
発生したりします。

だからこそ、

・使用前に必ず解説があること
・日本語に代替できるものは、
 アルファベットの略称ではなく日本語表記に

この点に配慮されている本書は、
超絶、推しポイントです。

もちろん、
それだけでなく初心者の時期を抜け、
運用に慣れてきた方にも
十分に役立つ視点・内容が満載です。

むしろ慣れてきた方こそ
必読かもしれません。

と言いますのは、
運用に慣れてくると、
運用が定型業務になるがゆえに

良くも悪くもいつも通り

になってしまい、
新しい情報を取りに行くことが
後回しになることがあります。

また、
中小企業やスモールビジネスの場合、

広告運用だけではなく、
その他にもやらなくてはいけない
仕事がたくさんありますよね。

毎日がそういった状況でありながら、
ネット広告の進化、バージョンアップは
待ってくれません。

気がついたら、
周回遅れになっているなんてこともあります。

たった数ヶ月で
こういったことが起こり得る。

ですので、
日々の業務で忙しく、時間がない方にこそ
Google広告の “今” を網羅的にとらえるために
お手に取っていただきたいと思う次第です。

新しく追加された設定についても

・それがどんな機能なのか?
・設定するとどうなるのか?
・運用上、オススメの設定はどれか?

が、図や表で説明されていて
直感的にわかりやすく、腑に落ち、
バシッと理解が定着します。

また、結果分析についても、

・どこを見ればいいのか?
・どの指標をみるのか?
・それをどう判断・改善していくのか?

が、サラリと解説されていて、
すぐに自分の管理画面でも確認してみたくなります。

この “サラリ” がまたよいのです。

もちろん、
中にはガッツリと厚みのある解説の方が
良いと思われる方もいらっしゃると思いますが、

個人的に
解説がぎっしりですと、

「管理画面からそこまで
 たくさん読み取らないといけないのか…」

という謎のプレッシャーを受けてしまい、
管理画面に向き合う意欲を喪失してしまったり…。

また、
解説が示されたことで
仮説の “枠” ができてしまい、

自分の現場で実際に起きていることや、
管理画面外のことに意識を向けることができず、
見過ごしてしまったり。

そういったこともあり、
この “サラリ” な解説が、

今、自分がいる現場で、
全体をみるための “余地” や “余白” の存在を
気が付かせてくれました。

そしてまた、
“サラリ” な解説が、

「与えてもらうのを待つのではなく、
 自分の頭で “考える” をやるんだぞ!」

という先達の方々の叱咤激励のようにも
思えたのでした。

そんなGoogle広告の “今” が
ギュっと濃縮された本書。

初心者はもちろん、
運用に慣れ始めた方や
クライアントさんの広告案件に
携わっていらっしゃる方にとっても

これからの運用や改善に活かせる知識や気づきが
きっと得られるはずです。

ぜひ、お手に取ってみてください!