2024/09/05

“カネ”より大事なこと

From:宮川徳生

こんにちは、宮川です。

先日、僕が主催している
あるコミュニティメンバーから
1つの提案をもらいました。

その提案を
僕は「ごめんなさい」を
したわけなんですが

なぜ提案を断ったのか?

あなたにもとても関係のあることなので
シェアしたいと思います。

彼とのMTGの本題は
一緒にあるノウハウの講座ができないか?

というJVに関するものでした。

「こんなセールスストーリーで売ったら
 売れると思うんだけど
 どんな実績がある?」

とか

「このノウハウの何が素晴らしいかって
 〇〇が他の方法よりも実現しやすいことだと
 思うんだよね〜」

とかとか。

そんな話をしてたんですが
詳しく話を聞いていくと
彼はそのノウハウをなんと
僕の友人から学んでいるらしく

「あ、〇〇さんから学んでるんだ!」

「そうなですよ!」

「じゃあ、〇〇さんにも義理を通さないといけないから
 こんな感じでまずは話してみてよ」

みたいな感じで
話はとても盛り上がりました。

そして、このJVの話のあと
今日の本題であるちょっとした事件に
話が移り変わっていきます。

というのも
彼から

「別件でもう1ついいですか?」

と言われたので

「いいですよ〜」

と、断る理由もないので
OKしました。

彼からの追加提案は
あるツールに関することでした。

ツール名や何のツールなのかは伏せますが
あなたも日常的に使ってるであろう
インフラみたいなツールです。

彼曰く
そのツールは競合のツールよりも
ある機能があるため
ものすごくセールスに有利であると言われました。

で、確かに
その機能があれば
特にインフォの業界では有利だろうなと思いました。

ただ、その後に説明された別の機能が
僕にとってはハッキリ言って

「うわ、ないわ。。。」って感じだったのです。

というのも…

詳細は極力伏せながら
なるべく伝わるように努力しますが…

ウェブで売る場合
緊急性とか限定性とかあるじゃないですか?

限定何個ですとか
先着20名のみですとか。

この緊急性限定性ってのはやっぱり
すごい効果があるテクニックで
やるとのやらないのとでは
成果はもちろん違ってきます。

僕がすごいなと思った機能も
実はこの緊急性や限定性に関することで

リアルタイムで販売状況を可視化できる

というものだったんです。

要は、残り100個です!
あと76セットです!

みたいな感じで
リアルタイムで残数が表示できると。

なので、その機能が自動でやれるのはすごいね〜
って思ったわけですが…

この残数調整が手動でもできるということを聞いて
僕は「あぁ、このツールはないわ。。。」って思ったんです。

なぜか?

残数をセットして
ライブで売ると。

で、「今回は先着100限りですよ!」と
売ったとします。

で、実際にその場で
5人しか買わず勢いがないとしましょう。

ってことは
100人に対して5人しか買ってないので
残りは95です。

ライブで売ってるわけですから
他の人はみんな
「あ、売れてねーわ」ってわかるわけです。

でも、手動でその残数を
自由に変えることができたとしたら?

何ができるか
もうわかりますよね。

そうです。

売れてないのに
あたかも売れてるように見せることができるわけです。

もちろん、この機能を
このツール開発元がどういう意図で盛り込んだのかを
僕は知りません。

ですが、開発者であれば
そういう使い方をされるのは
想定できると思うんですよね。

なぜなら、ツールというのは
インフラに近い存在になるので
開発元はそういう倫理観を持つ必要があると
僕は思ってるからです。

ツール開発会社には
その社会的責任があるはずなんです。

なぜか?

僕はこの業界の裏側を知っていますから
言っちゃいますけど

起業系って
しょうもないことやってる輩が
いっぱいいるマーケットです。

その証拠に
このマーケットにいる奴らの
90%くらいは景表法ガン無視です。

例えば

なんとかオンラインプログラム
今だけ無料

これね。

ぶっちゃけますよ。

これ、無料なのは
“今だけ”じゃないですからね。

ちなみにこれ
景表法の有利誤認ってやつに
ガッツリ該当します。

他にも

定価10万円の講座が
今だけ2980円で視聴可能

とか。

本当に定価10万円ならいいんですけど
10万円で売っていた実態がない場合や
これを何ヶ月も続けている場合

二重価格ってことで
これも景表法違反になります。

もちろん、ここで言いたいのは
みんな法律守ってやろうぜ!ってことではなく

というか、現実グレーにならざるを得ない時も
あるのも事実なのはわかりますが

ツールというのは
それを使う人間が悪用した場合
第三者に被害が及ぶわけです。

つまり、今回の
残数を手動で変えられるという機能は

しょうもないものを売ってる人が
悪意を持って使って
あたかも売れてるように演出したら
実力以上に売れてしまうわけですよね。

それってエンドユーザーにとって
全く価値のないことです。

その結果
今大問題になってるのが
Metaの詐欺広告だと僕は思っています。

僕は価値ということを
かなり強く意識しています。

価値のないものは
広めるべきでもないし
駆逐すべきであるとも思っています。

なぜなら
価値がないのなら
それを手に取った人は不幸になるからです。

だから、ウチの会社は
バリューイノベーションジャパンという
会社名に変えました。

会社名を変えるくらい
ウチは「価値」の探究をしよう

「価値」のあるものを本当に広めよう。

としているのです。

価値づくり日本

ってブランドもやってるくらいですからね。

そして、何より重要なのは
「価値」というのは
僕にとってカネより重要なことです。

この業界
「金さえ儲かればなんでも良い」みたいな人が
本当に多い業界ですが

僕は全く違って
僕にとって重要なことは
信念に従って生きることの方が
はるかに重要なことなのです。

なので、今回
確かに機能としては優れてはいるのですが
僕の信念に完全に反する機能だったので
そのツールを使うことは僕には「ない」ことのため
提案を断りました。

もちろん
お金がなくて苦しい時だったり
お金のせいで自分の可能性が制限されている時などは
「金が一番」になって当然だと思います。

というか、それが普通ですから
金が一番重要なのはダメってことが言いたいわけではありません。

僕が言いたいのは
その金を得るために「嘘」をつくことや
「嘘」がつけてしまうってのは
違くね?ってことが言いたいのです。

そういう人たちって結局
どんなにかっこいいこと言っていても
内心で思ってることは

どうやって適当ぶっこいて
金をまき上げるか?

だけです。

そうではなく

何かのためだったり
誰かのためだったりそういうことのために

苦しんだり、もがいたり、悩み続けたり
でも、それでも顧客に不義理を働かず
一所懸命傷だらけになりながらでも
足掻いている人に僕は憧れますし
力になりたいと思ってしまいます。

あなたはどっちのタイプでしょうか?

金のために
嘘をつけてしまうタイプでしょうか?

それともそういうことを許せないと
思うタイプの人でしょうか?

PS
一応、提案をくれた方のフォローをしますが
彼は、ウチの状況を改善できるのでは?と
善意で提案をくれました。

ウチは、商品を作りまくって売っていますが
それを自動販売の動線を作って活用するとか
そういうところがリソースがなくて
手をつけられずにいます。

なので、こういうツールがあるよと教えてくれた感じでした。