2024/09/02

「でも、私のビジネスは違う」という病気の話

From:宮川徳生

こんにちは、宮川です。

先日、ある
プレゼンテーションをした時の話。

そのプレゼンテーションは
動画セールスシナリオライターという
動画時代のセールスライターの
新しい働き方についてのものでした。

約90分のプレゼンが終わり
質疑の時間に入った時に
ある事件が起きました。

その事件とは
参加者の1人から
こんな質問が来たんです。

「コピーを売るだけで
1案件で30万とか絶対に信じられないんですけど」

どうやら、この質問をしてきた人は
動画セールスに必要なシナリオや企画だけを売って
1案件で30万〜とかが稼げるということが
信じられなかったようなのです。

この質問をされた時
僕は一瞬頭が真っ白になりました。

なぜか?

それは、僕は
セールスライターとしてこの10年間
コピーや企画だけを売って

・1案件で30万〜の契約とか
・月額100万〜の継続契約とか
・成果報酬で10%〜の契約とか

そんなことばっか売って
生きてきたからです。

要は、僕的には

「え?オレ今まで
それで生きてきたんだけど?」

って感じで
返す言葉がすぐ出てこなかったんですね。

それに、動画セールスのシナリオや企画の売り方は
いわゆる“ノウハウ”の部分になるので
その場で詳しく教えるわけにはいきません。

なので、「どうしよっかな〜」と思ったりもしたんですが
でも、すぐにある事が思い浮かんできました。

それは、ダン・ケネディの

・「でも、私のビジネスは違う」

という、ビジネスを成長させられない社長が
必ずといっていいほどするという最悪の言い訳についてです

ダン・ケネディが言うには
お客さんにアドバイスをした時
もっともよく聞く“最悪の言い訳”が

「でも、私のビジネスは違うから…」

というものらしいのです。

ダン・ケネディが
どんな実績があるかなんてのは
あなたに言う必要はないと思いますが…

356種類以上の業種業界で
成果を出してきたと言われており

「これまで40年のキャリアの中で
成果が出なかった業界はない」

とまで言っているダン・ケネディのノウハウでさえ
それを聞いた社長からは

「ウチの業界は
ちょっと違うんですよね」

とか

「ウチの業界は
特殊な慣習があるので
ウチには合わないと思う」

とか

「ウチの業界は
これこれこうだから
そんなのは絶対にあり得ない」

とか

このような反応を示し
ダンの言ってることを
頑なに拒むんだとか。

で、これは僕自身もよく感じることで
今回もまさにそれだなと思ったんです。

セールスライターとして
コピーや企画を売ることを生業としてきた僕は
それを売って年間億以上稼いでいますから
僕にとっては常識なんですよね。

でも、この質問をしてきた人からすると
彼のいる業界ではコピーや企画だけで
何十万もの単価のものを売るのはあり得ないと。

気持ちはわからないでもないですが
でも、こう言う時どう考えるかで
ビジネスにブレイクスルーを起こせるかどうかが
決まるわけです。

そんなことはあり得ないと
思考を放棄して自分の業界の
商習慣に縛られ続けるのか?

それとも、自分の業界ではあり得ないことだけど
それが可能な業界もあるのか。。。

だったら、その方法を
自分の業界でも実施できたらすごいじゃないか?

どうすれば
それを自分の業界に
取り入れることができるだろうか?

こう考えるのか?

この差が
その後のビジネスに
ものすごい大きな差を生むわけです。

実際、僕は
ポスティング会社をやっていましたが
この業界に「返金保証」や「初回お試し」というのは
非常識なことでした。

そんなことをやってる競合は
一社もいませんでした。

だから、僕は
ポスティング業界でおそらく初めて
「返金保証」や「初回お試し」と
取り入れました。

どうなったか?

開業から3年で
対応地区のシェアを40%取得しました。

洗車ビジネスをやっている時もそうです。

洗車一回5万円で売っていましたが
そんな超高単価な洗車はあり得ませんでした。

でも、世の中的には
富裕層マーケティングが存在し
あり得ない高単価で売ってるものがたくさんあります。

なので、僕は
洗車一回5万でどうすれば売れるか?を考えました。

で、実施しました。

結果、ものすごい儲かりました。

もし僕は
「でも、私のビジネスは違う」という
最悪の言い訳をするタイプの人だとしたら…

ポスティング業界に返金保証を持ち込むことはなく
結果、苦しい経営をしていたでしょう。

洗車一台三千円とかでやって
ただの格安肉体労働をしていたことでしょう。

つまり、私のビジネスは違うという言い訳は
ろくな結果をもたらさないのです。

じゃあ、どうすれば
最悪の言い訳をせずに済むのか?

そのヒントを最後に1つ
あなたに伝えます。

でも、私のビジネスは違う…

そんなことを言いたくなったら
まず、あなたは何屋なのか?

この認識を一度捨ててください。

私は動画制作屋さんとか
私は動画編集屋さんとか
私はHP制作屋さんとか

そういう認識を捨てるのです。

その代わりにこう考えるのです。

・私は動画制作を売るのではなく
動画活用によってクライアントに
どんな未来をもたらす人なのか?

・私は動画編集を売るのではなく
動画セールスによってクライアントに
どんな自由をもたらす人なのか?

・私はHP制作を売るのではなく
動画マーケティングによってクライアントに
どんなビジネスをもたらす人なのか?

こうした考え方や視野を持つことで

「でも、私のビジネスは違うから…」

などという言葉は
あなたの口からは2度と
出てこなくなるでしょう。

そして、その代わりに

・どうすれば自分のビジネスに取り入れることができるか?

成功する人の考えを
自然と実行できる
ビジネス脳になるはずです。

今日を最後に
「でも私のビジネスは違う」という
社長にとって最悪の言葉は
あなたの辞書から消し去りましょう。