2024/06/08

[GA4の次は]サイトの分析改善ってどうやるの?

こんにちは。
株式会社バリューイノベーションジャパンの
リサーチャーXです。

前回のメルマガで、
GA4の推し本をご紹介したところ、

メルマガをお読みの方から
「買いました」
とメッセージをいただきました。

めちゃくちゃうれしいです!

購入してくださったのはもちろんですが、
この本がキッカケで一人でも多くの方が、
GA4を実践してくださること。

そして、間接的にでも、
その方の先にいらっしゃるクライアントさんが
前に進むお手伝いができるかもしれないことが
ほんとうにうれしいのです。

Tさん、ありがとうございます。
そしてメッセージもありがとうございました。
応援しています!

この流れを受けまして、
今日は、そこから一歩進めて

「GA4はなんとなくわかったけど、
 どうやって改善につなげていくの?」

「実際にクライアントさんの案件で
 どういう方向で改善の提案や
 施策・打ち手を考えていけばいいの?」

という悩みにぶち当たっている方も
いらっしゃるのではないかと思います。

実際、ライター、コンサルの方に
GA4の使い方や見方をお伝えした後に
口をついて出るのは
上記のお悩みだったりするんですよね。

そこで、そんな方に
推したい本はコチラです!

 ↓

———————–
■ 現場のプロがやさしく書いたWebサイトの分析・改善の教科書【改訂3版 GA4対応】
https://amzn.to/4aUGwUS
———————–

まず、こちらの本の推しポイントは、

ジャンル別にどこを注視すればいいか?
を教えてくれているところです。

ジャンルはこちら
 ↓

《ジャンル》
・自然検索・リスティング
・メールマガジン
・バナー広告
・ソーシャルメディア
・ランディングページ
・オウンドメディア
・カート・入力フォーム
・ECサイト
・BtoBサイト
・BtoCサイト

これらのジャンル別に具体的な事例を
画面キャプチャーとともに
解説してくれているので

このうちのたった一つを読み込むだけでも
実践に現場で使うイメージがわきます。

Webサイトの分析改善は、
知識としては知っていても、

実際にいざやってみると
具体的な打ち手や改善案が出てこなかったり、

そもそも、
どういう考え方をすればいいのか?が
わからなかったり。

場数を踏んでいくことで、
ある程度のアタリをつけられたり、
経験から見えてくるものもありますが、

最初の頃、ましてや駆け出しの頃は
なかなかに難しかったりします。

そういったときは、
とにかく事例をインプットしまくる
のがオススメです。

just in case よりも
just in time が一番チカラがつくのは
もちろんなのですが、

駆け出しの頃は、
そもそもそのtimeに出会えない
ということもあります。

そこで、まずは
たくさん事例を読みこなすことで、

自分の中のデータベースに
ガーーっとインプットしてしまう。

そして、timeが来たら
引き出して→当てはめるを繰り返す。

そうすることである日、突然、
点と点がピタピタっとつながり、
「見えてくる」ようになったりします。

そのための事例蓄積に
こちらの本、ピッタリです。

さらに、

なぜそう考えるのか?の
筆者さんのアナリストの思考(施行)も
書かれていますので、

事例 + 考え方の道筋

も同時に知ることができちゃいます。

思考回路をたどることで、
疑似的に just in caseの練習もできますし、

自分の中の考え方の
枠組み作りにもモッテコイです。

そして。

個人的にこの本が何より
スグレモノだと感じた推しポイントは、

1. 分析時の判断基準(具体的な数字あり)
2. 改善するための周りの巻き込み方

も示してくれているところです。

たとえば、
1の判断基準の例はこんな感じです。

——————–
筆者は行った施策に対して、
30分〜1時間くらい分析して
理由が発見できない場合は、
それ以上は深入りしないように気をつけています。
データだけではわからないことも多々あります。

引用「現場のプロがやさしく書いたWebサイトの分析・改善の教科書【改訂3版 GA4対応】」
——————–

こういった
一つの基準を知っているか否かで
実際に現場での行動が変わります。

と言いますのも、
以前、私は何時間も
管理画面の数字とにらめっこして

「絶対に理由を見つけなくちゃいけない」
「答えは管理画面にあるはず」

と思い込んでいたんですね。

とくに、
リモートで一人で取り組んでいる場合、
際限なくやってしまったり、
切り替えが難しかったり。

そこで、この本の教えのとおり、
「30分〜1時間で切り上げる」基準
をマネしてみました。

この基準は
「締め切り」「タイマー」
と言えるかもしれませんね。

強制的に
その「締め切り」が来ることで

「他の原因があるかもしれない」
「別の角度で考えてみよう」

と頭を切り替えることが
できるようになりました。

前向きな諦め、という感じでしょうか。^^;

実際に時間を区切り、他に目を向けたことで
新たな仮説が見えてきたりしたので、
この基準、オススメです。

そして、2つ目は、
改善するための周りの巻き込み方、です。

改善のために周りを「巻き込む」というと
なんとなくデザイナーさんやプログラマさん、
または、同僚や上司など、

“クライアントさんに対して
 こちら側(自社側)にいる人”

とイメージされそうです。

実際、
こちらの本では主に社内向けに
「周りをどう巻き込むか?」の具体的な方法
(資料の作り方や勉強会の実施など)
が紹介されていますが、

私たちはこれを少し応用して、
対象をクライアントさんにして
使うことをオススメします!

どういうことかと言いますと、

普段、
クライアントさんに分析の報告や
施策の仮説・提案するとき。

心持ちとしてクライアントさんの
“真正面” に向き合うイメージで、
伝えることが多かったりませんか?

自分 対 クライアントさん

という感じですね。

一方で、「巻き込む」は
クライアントさんと“横並び” に
同じ方向を向いて座るイメージ。

例えるなら、
自動車の運転席と助手席に座って
同じ目的地を目指す感じです。

分析結果や報告、導き出した仮説を
相対してクライアントさんに
一方的に伝えるのではなく、

クライアントさんが持っている
専門知識や知見、業界予測などを
ありがたくちょうだいし、
それを織り交ぜながら仮説を組み立ていく。

実際の打ち合わせの場で
クライアントさんに報告したり、
分析結果を伝えるとなると
ちょっと身構えて

「間違ってはいけない」
「完ぺきなことを言わないといけない」

と思ってしまうことがあるかもしれませんが、
“先生” にならなくていいんです。

もちろん、マーケの専門家として
その場に臨むことは大切ですが、

私たちとクライアントさんは
敵対する間柄ではなく、
同じ目的を達成する同士であり、

クライアントさんは、
その業界の専門家、スペシャリストです。
心強い味方です。

であれば、そのおチカラは
遠慮なくお借りした方が絶対にいい。

そうすることで、
自分だけでは見えなかったことが見えてきたり、
仮説の精度をググッと高めて、
PDCAを回すことができるようになります。

そんなふうに
クライアントさんのチカラをより引き出し、
いかんなく発揮していただくために、

どういった報告や情報共有が必要なのか?
どういった伝え方が巻き込めるのか?

そのヒントが、
こちらの本にはあります。

自分の知見を広く、深めるために、
そして、クライアントさんの知見を
より引き出しながら、

サイトを分析改善し、
確度の高い仮説を立てて
成果・結果につなげるために
ぜひお手にとってみてください!