2024/03/21

なぜ、結果にフォーカスしてはいけないのか?

From:宮川徳生

最近は新規事業の複数立ち上げをしている。

その中でも
一番時間を使ってるのが幼児教育事業だ。

なぜなら、全く未知の分野だから。

マーケティングとは99%リサーチなので
当然初期行動はほぼリサーチになる。

だから最近は
空いてる時間の多くを
幼児教育関係の知識を
得ることに使ってるのだ。

で、その中で
大人にも全くその通り当てはまるなという
面白いエビデンスを見つけたので
それをシェアしようと思う。

「結果ではなくプロセスを褒めろ」

子供に対しては
結果を誉めてはいけないと。

結果を誉めると
その子はバカになるからダメだと。

そうではなく
プロセスや行動を
誉めなさいというのが
脳科学では言われていた。

僕は個人的に
プロセスを褒めるというのが苦手なので
特に興味を引かれた。

なぜ、結果を褒めてはいけないのか?

ある脳科学の本で
こんな風に説明がされていた。

例えば、子供が
テストでいい点を取ったとしよう。

そして、その点数を
親が褒めると。

「100点すごいね!」

結果を褒めたら
子供はそりゃ嬉しくなる。

結果を出すと褒められるわけだから
子供は褒められるために結果を出すことを
優先するようになる。

でも、ここで問題が起きて
今よりも難しいことをやると
結果は出なくなる。

そりゃそうだよね。

例えば、足し算と引き算しかできない子供が
掛け算や割り算に挑戦したらすぐにではできない。

必ず間違う。

間違うとどうなるか?

いい点数は取れなくなる。

いい点数が取れないということは
褒めてもらえないと思ってしまうのだ。

だから、結果を褒められて育った子供は
無難にできることしかやらないようになり
挑戦しなくなるため結果よりすごいことができるようにならない、と。

でも一方でプロセスを褒めるとどうなるか?

例えば、同じ100点だったとしても
「こんな難しことに挑戦してすごいね!」
とプロセスを褒めるのだ。

そうすると
子供はどう思うかというと
難しいことに挑戦すると褒められると認識する。

すると、子供は褒められないから
できないことに進んで挑戦するようになり
結果、よりすごいことができるようになる、と。

なので、もしあなたに子供がいるなら
結果ではなくプロセスを褒めるようにしよう。

で、だ。

本題はここから。

この結果ではなく
プロセスにフォーカスした方がいいってのは
大人である我々も全く一緒だ。

アメリカで交渉のNo.1と言われる
ジム・キャンプがこんな言葉を言っている。

「Think Behavior,Forget Results」

一言で言うと
行動にフォーカスして結果は忘れろって意味だ。

僕も含めて
きっとあなたも
結果にフォーカスしてると思う。

例えば

・1年でこの事業の売り上げを2倍にする
・次のキャンペーン(CP)で500万円売る
・今日の商談を絶対に決める

こんな風に
日々結果にフォーカスしてないだろうか?

僕はバリバリしているw

でも、大事なのは
結果にフォーカスすることではなく
結果を出すためのプロセスにこそある。

なぜなら
結果を出すために必要なことは
プロセスだからだ。

次のCPの売り上げを500万売る!

こうした結果目標を立てるのは
悪いことではない。

でも、この結果を
我々はコントロールすることはできない。

コントロールできるのは
結果を出すためのプロセスしかできないのだ。

だから、フォーカスするべきことは
結果ではなくプロセスにこそある。

結果は絶対にコントロールできない。

もし、コントロールできると言うやつがいたら
そいつは間違いなくペテン師だから
付き合わない方がいい。

結果はコントロールできないが
プロセスはコントロールできる。

そして、あなたが部下に対して接する時も
結果を求めるのではなくプロセスを求めるようにしよう。

今月このノルマを達成しろ!
ではなく
今月はこれに挑戦しよう!

大人だって子供と一緒だ。

結果にフォーカスされ
結果が出なければゴミ扱いされたら
結果を出すための挑戦をしなくなる。

挑戦をしなければ
成長はない。

成長しなければ
周りが成長していたら相対的に
自分は劣化していくことになる。

あなたは結果にフォーカス
しすぎてはいないだろうか?

それは無理だし
あなたの成長意欲を削ぐから
やめよう。

その代わり、
その過程にある
自分の行為や振る舞いとなる
プロセスにフォーカスしよう。

プロセスだけが
結果を出すために唯一あなたが
コントロールできるものだよ。