From:長嶋雄二 突然ですが、 JV(ジョイント・ベンチャー) をしたことって、あるでしょうか? ものすごく簡単に言えば、 「誰かと一緒にビジネスをする」 ということなんですが、 パートナーと1つの事業をすることで 自社(一人)だけでは到底出せないような成果を 手にすることができる・・・ それがJVの大きな魅力だと思います。 でも同時に、 ビジネスをする上では欠かせない視点が とっても重要になることを痛感する出来事が、 最近あったんです。 というのも、 今年に入ってからウチでも いろいろなJV企画が進んでいます。 そんな中で、僕自身もいくつか 担当しながら企画を進めているのですが、 そこでやらかしてしまったことがあったんです。 それは、、、 『まぁ、大丈夫だろう』という 僕の勝手な判断の連続です。 JVをするというのは 当たり前のことですが、 パートナーありきの話ですよね。 なのでパートナーとの 密なコミュニケーションや パートナーとの連携は必要不可欠です。 でも、僕はその時 “昔から経験のあった分野だった” という理由から、、、 「まぁ、このぐらいできるだろう」 「こんな感じでやれば大丈夫だろう」 「今までもこんな感じだったし」 など、自分の中だけで判断してしまい、 企画を進めていたのです。 つまりJVなのに、 パートナーに相談したり、提案することなく、 相手のことを無視してしまう・・・ という、最もダメなことを やらかしてしまっていたんです。 なので当然のように、パートナーの方にも 大きな不安を与えてしまっていました。 『多分、大丈夫だろう・・・』 というのは、結局、経験則でもなんでもなく、 ただの思考停止状態なんだと 改めて反省した出来事だったんです。 JVするとなれば、 当然、自分達の利益以上に パートナーの利益を考えていくことが とても重要なことです。 ・どうすれば、相手の成果に自分が貢献できるのか? ・どうすれば、相手のサービスを最高の形でマーケティングできるか? ・どうすれば、相手がやりやすくなって、最高のパフォーマンスをできるか? そういった姿勢で、 お互いがお互いのために実践してこそ 本当にいいものが出来上がっていくものです。 相手が目の上の人であろうが、 自分よりもはるかに実績のある人であろうが、 “対当なパートナー”になるわけなので お互いその意識を共有しながら 意見交換していくことが、 JV成功への大きなポイントになります。 なので、今回僕がやらかしたような 『多分、大丈夫だろう・・・』と 自分本位な判断は、 JVにとっては”毒”なわけです。 そしてこれはJVに限らず、 普段のビジネス、日常のクライアントとの 関わりの中でも言えることです。 例えば、 セールスライターとして活動していれば… 「クライアントのためを考えて提案して、 クライアントに最善なように実践する」 ということが普通のことだと思います。 でも、もしここで 『まぁ、こんなもんでいっか』 『多分、大丈夫でしょ』 『このぐらいのコピーでいいや』 といった考え方や姿勢で挑んでいたら、 絶対にその仕事はうまくいかないですよね。 もしくは、 自分よりもちょっとレベルの高い方や 対当な力を持つパートナーとJVするとき... 『相手がなんとかしてくれるだろう』 『ここは自分の担当じゃないからいいや』 『俺のいう通りやれば、うまくいくんだから 俺のいう通りやれよ!』 と、考えてしまったりするのも パートナーを無視した自分本位な姿勢ですよね。 僕もこれまでの自分の活動を 振り返ってみると、 自分本位な考えや姿勢が強かった時には、 結局、うまくいかなかったことばかりでした。 今回の企画は、パートナーの好意もあり うまく立て直していけたのですが、 普通のビジネスで考えれば 相手に不安を与えた時点でおしまいです。 僕自身、手を抜いたつもりはなかったり 天狗になっていたつもりもありませんでした。 でも根本的なマインドセットの部分で、 僕はまだまだ手抜きだったんだと感じ、 反省していました。 JVにしても、日常のビジネスにしても 『”相手のために”を全力で考え、実践すること』 これが当たり前にできることが とても大切なことです。 「そんなこと当たり前じゃん!」 「そんなの、言われなきゃ わからないようじゃダメでしょ」 といった声も聞こえてきそうですが、 もしあなたが、今日の僕の話を聞いて ハッとする部分があったのなら… 「できているつもり…」 これが一番恐いことだと思うので、 ぜひ一度、冷静になって 自分の姿勢を振り返ってみてください。
2022/09/07