From:宮川徳生 今年もお盆休みが迫ってきた。 「バカンス楽しむぜ〜」という人。 「お盆こそ仕事がはかどるぜ〜」という人。 「ボケーーーっと過ごすぜ!」という人。 まぁ、色々あるとは思いますが お盆こそ我々社長は仕事しようぜってのが僕のスタンス。 なぜなら、お盆みたいな時期は 周りがストップするので 変な邪魔が入らない分 自分の本当にやるべき仕事に集中できるからね。 なので、お盆こそ 社長にしかできない仕事を ガッツリ進めるチャンスでもある。 で、こうした周りに邪魔されずに 自分の仕事に集中できるタイミングだからこそ ぜひ社長に取り組んでもらいたい仕事の1つが 「一人戦略会議」 一人戦略会議とは 周りから一切邪魔されない環境で あなたの会社の未来を思い浮かべ それをどうやって実現していくかを しっかりと考える時間のこと。 これは本当にオススメで これをすることで普段は気づけないことや 見えないことが色々わかってくる。 例えば あなたのビジネスの本当の課題はどこにあるのか? 我々のような中小企業の場合 社長も普段は現場にでて仕事をしていることが ほとんどだったりす。 僕の場合だと こうしてメルマガを書いたり CPを作ったり、部下の指導をしたり お客さんへのサービス提供をしたり… 社長という仕事をするのと同時に 現場の仕事をしていることが多い。 というよりも 大抵の中小企業は 社長が誰よりも現場仕事をしているケースが ほとんどじゃないかな。 (僕もそうだけど) で、現場仕事をしていると 当然、目の前の課題がたくさん見えてくる。 メルマガの開封率が低いだとか CPの反応が悪いだとか 部下が育たないだとか そうした、目先の問題にたくさんでくわす。 だから当然 普段はどうしても その問題に目が向いてしまう。 でも、大抵の問題の本当の原因は もっと違うところにあったりする。 例えば、部下が育たないってことが問題のケース。 普段、部下を育てるために 自分の仕事を一所懸命こなしながら マネジメントもする。 だけど、なかなか部下が育たない。 だから、問題は 「マネジメンのやり方が間違えてるんじゃないか?」 みたいな風に捉えてしまう。 でも、もしかしたら この問題の本当の原因は マネジメントのやり方ではなく 例えば ・部下をマネジメントする時間があまりとれないことかもしれない ・部下の適性がない仕事をさせていることかもしれない ・権限移譲をきっちりとできてないことかもしれない で、現場に入ってると こうしたことが見えなくなるんだよね。 目先で起きる問題を どう解決するかにとらわれてしまい その問題を生み出している本当のボトルネックは何かが どんどん見えなくなってしまう。 大抵の問題は ある1つのボトルネックによって 生み出されていることがほとんど。 だから、そのボトルネックを解消しなければ 問題はいつまでたっても解決しない。 さっきの例の場合 部下が育たないのは自分のマネジメント力が原因だと思ってたのが 本当は部下の適性がないところで仕事をさせていることが原因かもしれない。 その場合、この解決策は 社長のマネジメント力をあげることではなく 部下の適正を知り、部下がもっとも パフォーマンスを発揮できる分野はどこかを見つけ その仕事やらせてみることだったりする。 問題は必ず原因があって生まれる。 でも、その問題がなぜ起きているのか? その原因を見誤ってしまったら 正しい解決策を実行できない。 そうすると いつまでたってもその問題は解決されず 重く重くビジネスにのしかかってくる。 なので、お盆のように 周りを気にせず、そして現場から離れ 客観的にゆっくり自分のビジネスを見つめることができる こういう時期にこそ 「一人戦略会議」 を実行し 問題の本質を探るってのは とても効果的なのだ。 そして、その仕事は 社長にしかできない。 というよりも これこそ、社長がやらないといけない 本当の仕事でもある。 お盆はそうした 自分のビジネスを誰にも邪魔されずに 客観的に見つめ直せる絶好の機会だ。 7つの習慣でコヴィー博士は 成功している人は 「緊急ではないけど 重要な仕事に最も多くの時間を使っている」 という言葉を残した。 問題の本質がどこにあるのかを見極める。 これは、あなたの会社が どんなに問題まみれだったとしても 今、食うことに困ってなければ 緊急性はこれっぽっちもない。 だがしかし。 問題の本質がどこにあるのかを見極め そのボトルネックに対処していくことは あなたのビジネスの未来にとって どんな緊急なことよりも重要なことである。 そして、緊急ではないけど重要な仕事にこそ あなたのビジネスを成長させる富の源泉が隠されている。 それを発見できるのは 社長であるあなただけだ。 お盆こそ 緊急ではないけど重要な仕事に取り組もう! あなたが普段取り組めてない 「緊急ではないけど重要な仕事」は どんなことがある?
2022/08/08