ウチのクライアントだった
年商十数億くらいの会社。
その業界では
結構有名な会社だったんですが
売上のほとんどが紹介や口コミ。
ちょっとビックリしたんですが
年商十数億もあるのに純粋なネットからの売上が
年間1000万くらいしかなかったんです。
で、3年前くらいにウチと契約して
「ネットから売れるようにしていきましょう」
ということである施策を実施しました。
その会社は
専門職向けの工具とかを販売してたので
自社のECサイトで販売してたんですね。
なので、商品点数が
数万点以上あったんです。
ただ、当時は
サイト自体にアクセスがほとんどなかった状態なので
ボトルネックは「アクセス数」だと仮説を立て
ECサイトとは別にメディアサイトを立ち上げました。
で、そのメディアサイトで何をやったかというと
動画で工具の紹介をしていったわけです。
僕も当時はかなり困惑したんですが
例えば、ドリル?みたいな先端工具1つとっても
数百種類あるんです。
ハッキリ言って
違いがわからないし
自分にどれがあってるのかとか
全くわかりません。
なので、1つ1つ
どんな特徴があるのか？
どんな用途にオススメなのか？
どんな人に向いているのか？
どんなことができるのか？
工具1つ1つを
動画で紹介していくようにしたんです。
売上比率が高い商品から
紹介動画を作ってメディアサイトにアップして
そこからECサイトへの動線をつないでいく。
これをひたすら繰り返していきました。
で、どうなったかというと
半年くらいでECの売上が3倍になったんですよ。
スマホで撮影したほぼ未編集の動画で売上が３倍に
しかもです。
ECの売上が3倍になったとかは
結構どうでもいいんです。
この話の重要なポイントは
クライアントがスマホで撮影して
ほぼ未編集で作った動画で
その成果が出たってことです。
もちろん最初は
動画の構成を考えて
ある程度のスクリプトも考えて
それをやってもらうという形でした。
でも、構成がある程度固まってきたら
あとは担当者が自分でできるようになるので、
動画の制作に関しては
一切ノータッチになっていったんですね。
ただですね
動画自体のクオリティーは
決して高くなく
ライティング（光の方です）とかもやってないですし
構図とかもメチャクチャですし
手ブレとかもしてますし
雑音も結構はいってますし
担当者もメッチャぎこちない。
でも、そんな動画でも
どんな商品なのかを
動画でわかりやすく伝えただけで
売上が3倍になったわけです。
この成果が出た時
「あぁ、動画の伝える力ってすごいな」
って素直に思いました。
ぶっちゃけ
僕自身がこの会社の動画マーケを回していましたが
懐疑的だった部分もありました。
「本当にこんな簡素な動画で売れるのか？」
でも、蓋を開けてみれば
いい意味で期待を裏切られたわけです。
動画はまだまだやるだけで成果が出る
で、この事例から何が学べるのか？
それは
動画はまだまだ
やるだけで成果が出るってことです。
実際、1年くらい前の数字ですが
日本の企業の8割以上は
「動画をやる予定はない」って答えてるんですよね。
で、今になって
みんな慌ててやり始めてる。
だから、今始めたとしても
差なんてほとんどないわけです。
ただ、こうした状況は
長くは続きません。
今、コロナでみんな
「動画やらないとヤバい」ってなってますから
あと1、2年で「やれば成果が出る」
フェーズは完全に終わると思います。
だから、動画トレンドに楽に乗れるのは
きっと今年が最後の年だろうなと思います。
今ならまだ
ほとんど差なんてありませんからね。
ぶっちゃけ
ウチのある事業も
動画経由で売上の半分が上がっていたりしますから。
素人でも成果が期待できる今始めるのか？
それとも
数年後、素人じゃ通用しなくなってから
慌てて始めるのか？
結局、ビジネスで大きな利益を上げるときって
前者を選択したときですからね。
あなたが今する決断は
今度10年を大きく左右する
決断になるということを
忘れないでください。
今日の動画では
この辺のことについて
僕なりの考察をしています。
- 成果でるのにみんながやらないこと
- 群衆が集まる所に金脈はある
- 時代の変化：PCからスマホ
- 事例：売上の半分を動画がもたらしている
- テスト：同じ人に同じメッセージを動画とテキストで実施したら？
などなど
ぜひ、動画が我々にもたらす“事”が
どんな事なのかについて知ってもらえたらなと思います。
↓
PS.
ちなみに、セールライターの方は
動画作れるようになる必要はありませんからね。
動画マーケにとにかく
磨きをかけてください。
動画制作や編集は
労働収入なので
絶対にレバレッジが効きません。
でも、動画マーケは
知識労働になるので、
あなたの収入に大きなレバレッジを
効かせることができます。
動画という市場で
どんな仕事を選択するか？で
収入の天井は決まりますので。