From:宮川徳生
仕事柄いろいろな人と話すが
やっぱり思うのは
どんな分野でも
ある一定の成功を手に入れた人は
自分の「強み」を理解し
その強みをビジネスの中心に配置しているということ。
ドラッカーいわく…
『何事かを成し遂げるのは
強みによってである。
弱みによって
何かをおこなうことはできない。
できないことによって
何かをおこなうことなど
到底できない」
強みは選ばれる理由になり
強みは競争優位性になる。
強みは強烈なファンを生み
強みはLTVを最も高めてくれる。
弱みによって
これらのことは何1つ
なし得ることはできない。
弱みが選ばれる理由に
なるなんてことはありえない。
だから、当然
競争優位性をもたらしてくれない。
顧客を振り向かすこともできないし
当然、売上だってリピーターだって増えていかない。
だから、強みにフォーカスしろ
みたいなことをみんな言うわけだが…
ここで1つ問題がでてくる。
一体、強みとは何なのか?
多くの人が
「強み」にフォーカスすべき重要性は
わかっているはずだ。
でも、経験上言えるのは
多くの人は強みの意味を
履き違えてることが多い。
僕の経験上
多くの人は強みを
こんな風に理解している。
例えば
強み=好きなこと
強み=得意なこと
強み=情熱がもてること
強み=人よりうまくできること
強み=没頭できること
これを強みだと思ってる人が
とても多い印象を受ける。
もちろん、これ自体は
間違いではない。
ただ、ビジネスでの「強み」としては
これだけだと不十分なのだ。
なぜか?
例えば
僕はプロレスが好きだ。
小学生の頃の夢は
プロレスターだったこともあり
小さい頃からプロレスファンである。
プロレスを見るのが好きだし
小中学生の頃はプロレスごっこが
楽しくしてしかたなかった。
選手名や技の名前も詳しいし
何より心の師の1人は
アントニオ猪木である。
じゃあ、だからといって
僕がプロレスラーとして
金が稼げるかというとそれは違う。
まず、プロレスに
耐えうる体をもっていない。
筋トレが趣味なので
一般男性よりかはマッチョではあるが
プロレスラーのそれとは全然違う。
それに、プロレスというショーをできるほど
エンターテイナーではない。
根が恥ずかしがり屋なので
マイクパフォーマンスなんて
きっとできないだろう。
つまり、人気レスラーになる
強みが何1つないということ。
つまり、プロレスが好きというのは
確かに強みの一部なのだが
それだけではプロレスというビジネスで
成功はできないのだ。
一言で言うなら
好きとか得意とかってのだけでは
ビジネス上での本当の強みには
ならないということ。
じゃあ、何が必要なのか?
一言で言うなら
顧客もそれを認識しているか?
ということだ。
顧客があなたの強みに対して
お金を払ってもいい強みとして
認識しているかどうか?
これがともなうことが
ビジネス上の真の強みなのだ。
さっきのプロレスの話の場合
プロレスラーとしてお金を払ってもらえる強みは
僕にはない。
でも、プロレス評論家としてなら
もしかしたらあるかもしれない。
もしくは
僕はマーケティングができるので
プロレスラーをプロモートするというビジネスなら
プロレスが好きという強みをお金にかえることができるかもしれない。
要は、自分が好きとかだけでは
強みにはならないのだ。
顧客に選ばれる強み
顧客がお金を払ってもいいと思える強み
そうしたことが
本当の強みなのだ。
では、そんな強みを
どうすれば見つけることができるか?
最後に
真の強みを見つける
7つの質問をあなたにシェアするよ。
この7つの質問を
1ヶ月くらい毎日
自問自答してみて欲しい。
1度だけこの質問に答えるだけよりも
何度も質問を自分に投げかけ内省することで
より自分の中で明確な強みが浮き彫りになってくる。
『何事かを成し遂げるのは
強みによってである。
弱みによって
何かをおこなうことはできない。
できないことによって
何かをおこなうことなど
到底できない』
ドラッカーのこの言葉を
どうか忘れないで欲しい。
では、7つの質問をするよ。
1・あなたが周りの人よりも
素早くうまくできることは何か?
2・1のことについて
周りの人から助言やアドバイスを求められたことはあるか?
3・2のことで
最も多くの助言やアドバイスを求められたことは何か?
4・あなたが最も生産性を発揮できることは何か?
5・頑張らなくても何時間でも没頭できることは何か?
6・5について
10年先もそれは変わらないか?
7・顧客はあなたの何について
称賛と感謝の声をあげているか?
この質問から導き出されることが
あなたに本当の富と自由をもたらす
あなたの真の強みだ。