2021/12/30

2021最後に…

From:宮川徳生

 

「今年も1年あっというまだったなぁ」

この時期になると
あなたも毎年同じことを
思うんじゃないかな?

今年あなたは
どんな1年でしたか?

どんな事をしましたか?
どんな変化がありましたか?

 

ウチは、外側からはわかりにくいですが
内部的に大きな変化を起こした1年で
まだまだその変化は結果としては実っていませんが
きっと来年にはその変化が少しずつ実ってくるんじゃないかと
楽しみにしています。

さて、今日は僕の今年最後のメルマガということで
僕の中での今年1年の大きなニュースを
あなたにシェアしようと思います。

 

まず1つ目は
売上が約7倍に成長したこと。

ちょこちょこ話していますが
ウチのある事業はワケあって
2020年大きく売上を落とさなくてはいけない
のっぴきならない事情がありました。

で、2020年はその立て直しのために
事業の構造を丸っと変えた1年で
大きく成長するための土台作りに完全に専念。

そして、今年2021年
2年後しのプランはキッチリと結果として形となり
売上は7倍アップ。

ただ、そのために
とにかくプロダクトを作り
とにかくキャンペーンをしまくり
とにかく講師をしまくったことで

宮川史上最も多忙な1年でもありましたよ。

 

で、2つ目は
新人の育成を本格的にスタートしたこと。

これは、冒頭でお伝えした
内部的な大きな変化に繋がるんですが
今ウチは、多くの会社が直面するように
「人」の問題にぶち当たっています。

まず、これまでは
僕が売上を作ることで事業は
順調に成長していました。

でも、事業をさらに伸ばそうと思ったら
「売上を作れる人」を増やさなくてはいけません。

やっぱり、一人のチカラなんて
たかがしれてますからね。

ですから、今年は本格的に
売上を作れる「人」の育成をスタートさせました。

 

長期的に売上を伸ばすための犠牲

ただ、今すごく悩んでいることがあります。

要は、売上を作れるマーケターを育成するためには
実践を積ませないといけないってこと。

これは僕の経験からくる持論ですが
マーケティングの実力は実践しないと
絶対に身につかない。

ですから、当然
実力がないなかでも実践をさせるわけで
それはつまり

失敗=売上が作れない

これをしばらくは許容していかないといけないんですね。

長期的に考えれば
この失敗が後の彼らの財産になっていき
それがウチの売上に大きく跳ね返って来るわけですから
必要な先行投資なのは頭ではわかっています。

でも、短期的にも売上を落としたくないという
これはもう僕のエゴですね。

彼らに思いっきり
失敗させてあげられてないなと
今年スタートさせた「マネジメント」について
反省点も明確になってきました。

で、彼らの失敗をカバーするために
自分が追加でその月の売上を作りにいったり
必要以上に口をだしてしまったりと
愚かなことをしてたなと。

自分がこんなじゃ、
マーケターとしての彼らの成長を促せないなと。

要は、短期的な売上に固執してしまっていて
社長としてもっとも大事な仕事である
「未来への種蒔き」(ウチにとっては売上作れる人の育成)が
十分にできていなかったわけです。

 

ですから、2022年は
もっとマネジメントの仕事を
キッチリとやらねばなと思った次第です。

結構、こういう振り返りをする時に
いつも思い出す言葉があって
ドラッカーが言っていた

「やるべき事をまずやらなといけない」

という言葉。

つまり、やりたいことを優先するんじゃなくて
やるべきことをキッチリやらないと成長は見込めないよって
戒めのような教訓です。

これを僕に当てはめると
僕のやるべきことはマネジメント。

理由は、それが最も未来の売り上げを大きく伸ばすために
絶対に欠かせないことだから。

でも、その代償として
彼らにたくさんの失敗をさせないといけないので
短期的な売上ダウンは受け入れないといけない。

 

「やりたいこと」か「やるべきこと」か

でも僕は
短期的な売上も落としたくないというエゴ
つまり、自分のやりたいことを優先して
彼らの成長につながる失敗を
思いっきりさせてあげることができなかった。

やりたいことって
自分の情熱があったり
ストレスなくできることだったりするので
誰もが率先して取り組むことができます。

でも、やるべきことって
ほとんどのことが大変さを感じたり
気が乗らない仕事だったりする。

でも、現実として
やりたいことだけやって大成功しましたなんて話は
聞いたことがない。

やりたいことだけをやって成功している人ってのは
そこに至るまで、誰よりも「やるべきことをやってきた人」
なんじゃないかな。

だから、結果的に
やるべきことを自分でやらなくてもいい環境が作れただけであって
やりたいことだけやって成功したわけじゃない。

 

まぁ、これは
マーケティング的に言うと
必要は売れないみたいな話と一緒。

例えば
本当に痩せたい人が本当にやるべきことは
消費カロリーが摂取カロリーを上回るようにしないといけないから
食事制限や運動ってのが必ず必要になる。

でも、ダイエット業界で
それをそのまま言ったら全く売れない。

なぜなら
痩せたい人の多くは
そんなことやりたくないから。

だから、好きなだけ食べても痩せられる!

なんて嘘っぱちなサプリが
今でも売れ続けている。
(ほぼ中身は下剤だけどそんなことは彼らは言わない)

でも、その結果は明白だよね。

他にも
もしあなたが学校の先生で
勉強嫌い・ゲーム大好き・でも難関校に行きたい

そんな子がいたら
「勉強やりたくないならしなくていいよ
ゲームだけしていれば絶対合格できるから!」

なんてことは決して言わないよね。

「難関校に合格したいなら
やるべきことをしっかりやろう!」

って、言うんじゃないかな。

もしあなたがお医者さんだったとして
お酒で肝臓を壊した人に対して

「お酒好きなら飲んでも大丈夫だよ」

なんて言うわけがない。

「死にたくなければ酒は飲むな!」

って言うよね。

もしあなたが営業会社の部長で
部下が「営業やりたくない」って言ってきたら
なんていうかな?

「営業大変だからいかなくて大丈夫だよ?」

なんてことは言わない。

やりたいことをやるだけでは
絶対に得たい結果は手に入らない。

やるべきことをやることでしか
得たい結果は手に入らない。

これが原理原則だと思うけど
あなたはどう思いますか?

 

僕にとって
やるべきことは自分のエゴを捨て
彼らの成長をうながす失敗を
思いっきりさせてあげること。

これが僕の2021年の反省点であり
来年の一番の目標。

さて、2022年
僕がどれだけやるべきことをやれるか?

それがきっと
彼らの成長スピードに直結することでしょう。

次のステージへの挑戦は
いつだって大きな不安と大きな期待で
溢れてきますね。

あなたが得たい結果を得るために
やるべきことは何か?

「やるべき事をまずやらなといけない」
Byドラッカー

これを僕の今年最後のメッセージとして
あなたに贈りたいと思います。

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