2022/10/31

不安

From:宮川徳生


今、ちょっと不安である。


いきなり何のことかわからないと思うが
今、非常に歯が痛いのだ。


そして、この歯痛の原因が不明のため
ちょっと不安になってる。


ことの発端は10月11日。


4ヶ月に一回歯医者で
クリーニングをしてもらってるので
行ってきた。


クリーニング自体は
いつもどおり終わったのだが


右下奥の元々親知らずがあった場所の歯茎に
少し違和感を感じるようになった。


うまく表現できないのだが
痛いわけでもないが
擦り傷があるような感覚。


「クリーニングでなんか傷ついちゃったのかな」


なんて思いながら
2週間ほど放置してたのだが
10月27日の朝、急に激痛がきたのだ。


虫歯のやばいやつをやったことがある人ならわかると思うが
痛みの性質としてはアレに近い。


痛くて仕事が全く手につかないのだ。


なので、その日
歯医者に連絡をして
診てもらった。


だが、そこで言われたのは
「様子を見て下さい」だった。


レントゲンを見る限りは
親知らずが残っててそれが悪さをしてるわけでもなく
その手前の歯や歯茎に虫歯や化膿が見られるわけでもないと。


だから、痛み止め出すから
少し様子をみくれと言われたのだ。


正直、納得できなかった。


原因がわからないのに
痛みの原因の可能性を示してすらもらえなかったので
不信感を抱いてしまった。


急患扱いで診てもらったので
先生からしたら「合間」での診察だったのだろう。



忙しいからなのか
本当にわからないから様子見といったのかわからないが
患者からしたら不安になる。


そして、もらった3日分の痛み止めを飲んでも
症状は改善されなかったため昨日もう1度歯医者に行ってきた。


いつもと違う先生に診てもらったのだが
どうやら口内炎のようなものがあるらしいことが
その時わかった。


そして、小さなできもののようなものが
その近くにあることもわかった。


右下の奥の内側に違和感を感じてた正体は口内炎のようなもの。


痛みの原因は
その小さなできもののようなもの。


ということが
初めてわかった。


その先生曰く
口内炎から細菌が入って
親知らずがあった周辺の歯茎に炎症を起こしていて
それが多分できものを作り痛みの原因になってるのではないかと。


ただ、口内炎とできもののの因果関係は憶測に過ぎないため
大学病院で一度検査をしてもらってきてくれと
紹介状をもらった。


というのが今の現状である。


痛みを引き起こしている原因はわかったが
その原因が何なのかがまだ不明である。


正直、不安である。


近いウチ大学病院で検査をしてもらいに行ってくる。


さて、今日の話は
僕の歯痛の話ではない。


ちょっとしたことで顧客の信頼を失い
売上は簡単に下がってしまうということだ。


ほぼすべてのビジネスは
誰かのなにがしかの問題を解決するためにある。


歯医者なら歯の痛みという問題を解消することが
ビジネスの基幹部分だ。


そして、問題があるということは
大なり小なり、顧客は不安や心配を抱えている。


僕のように
歯痛の原因がわからず
原因不明のできものが口の中にでき
それが痛みをともなってると。


原因がわからないこそ
不安にもなるし心配にもなる。


マーケティング的な観点で言うならば
売り手がもっとも重要視しなくてはいけないことは
問題を解決するのはもちろんだが、それ以上に


顧客の不安や心配という感情を解消してあげることなのだ。


よく考えて欲しい。


例えば、僕のように歯痛で不安になってる場合。


これを直したいという僕の感情は
こういう風になってる。


・歯が痛い
・原因がわからない
・なんかの病気なんじゃないか
・万が一がんだったらどうしよう


感情としてはこういう感情なのだ。


つまり、歯が痛いという物理的な問題が発生したことで
感情的な不安や悩みが発生し、その感情的庵不安や悩みを解消したいから
物理的な問題を解決したいという流れになってるのだ。


物理的な問題が発生
↓
感情的な不安や心配が発生
↓
だから物理的な問題を解消したいという欲求が生まれる


つまりだ。


解消したいのは
感情的な不安や心配の方なのだ。


多重債務で借金に苦しんでる人は
借金という問題を解消したいのではなく
借金という物理的な問題によって引き起こされる
感情的な不安や心配を取り除きたいのだ。


あなたのマーケティングは
これが実践できているだろうか?


もしこれが実践できれば
あなたは顧客の一番の理解者となることができる。


そうすれば
集客・販売・ファン化などなど…


すべてのマーケティング施策の精度は
何倍にも高めることができる。


売ってるものは
顧客の物理的な問題を解消するものであることは
間違いない。


でも、顧客がそれを買う理由は
物理的な問題によって引き起こされる
感情的な痛みを取り除きたいからだということを
忘れてはいけない。


あなたの顧客は
物理的な問題によって
どんな感情的な痛みを持っているだろうか?


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