The Sales Writer執筆陣をやっています。
角(すみ)です。
最近は、動画をネタにした記事が多いですね。
事実、KUSUNOSE&CO. では、
動画を使ったマーケティングに力を入れています。
そこで今回は、他の方に便乗して、
動画のお話をさせていただきます。
…ただし、動画制作者、としてではありません。
YouTube広告のお話です。
もっと正確に言うと、
Google広告のTrueView広告のお話です。
この形式の広告のご利益は、
・利用者が多い(日本人の2人に1人)
・ある程度視聴されないと課金されず、視聴単価も低い
・サイトへの送客もできる
と、短期間でのビジネス規模の拡大をイメージさせてくれます。
実際、YouTubeチャンネルの登録者増加から、売上アップまで、
その貢献度が高い、と言う事例も見聞きします。
そう言うわけなので、KUSUNOSE&CO. が進める、
動画マーケティングのテストとして、
広告を使ったテストも、含まれています。
ただ、ここまで来ると、
もう、1人で広告運用、と言う話ではなくなります。
動画の制作者と、連携していきます。
そういうわけなので、
今回は、動画マーケティングのスペシャリスト、
森さん進めている実例、伏せ情報はいろいろありますが、
こんな感じでやっていると、見ていただければ、と思います。
はじまりは、いつも突然に(と言うか根回し)
古来より、戦が万全の状態で始まったことはない…
とかいう気はありませんが。
何かが始まるときは、いつも、突然ですよね。
◯◯さんも、これからvyond広告を準備して
動画広告走らせていく予定です。
CTA:チャンネル登録
媒体:YouTube
広告:vyond
目的:YouTube広告をかけてどんな反応があるか?落としどころをどこにすれば良いか?判断材料を探す。
開始:3月あたま
広告クリエイティブはこれから作ります。
広告をかけるとなると、私の担当になるので。
こうやって、ご一報いただいています。
仕事のフラグが立ったらやる、広告担当者のお仕事
さて、ここから、ネット広告担当者のお仕事は始まります。
まず、ネット広告担当者としてやるべきことをやります。
「誰に配信するか?」の案出しから入ります。
ネット広告の最大の強みは、「誰に」配信するかを選べる多彩な機能なので。
宣伝したいものに、ピッタリのターゲットがあるなら、
まずそこから広告を出したいです。
そういうわけなので、いくつか、考えてみます。
(1)地域や表示機器で絞り込めないか?
地域密着のビジネスなら、真っ先に考える選択肢です。
また、明らかにPCを使っている人、スマホを使っている人、
そう言った情報があるなら、ここでも制限します。
今回は、ありませんでしたけどね。
(2)ユーザーの基本情報で絞り込めないか?
Google広告では、「ユーザー属性」と言われています。
年齢や、性別、子どもの有無や、世帯収入です。
今回、ここにも選択肢がありました。
ただ、ワケあって、見送る事にしました。
(3)Googleが知っている、興味や関心の情報で絞り込めないか?
「アフィニティカテゴリ」「インテント」と言われる部分です。
ここにも候補があったのですが…
(2)と同じ理由で、見送りました。
(4)コンテンツに対して広告を出す
「キーワード」「トピック」「プレースメント」と、
3種類の選択肢があります。それぞれ、
・キーワード:キーワードに関連するコンテンツに表示する
・トピック:トピック(話題)に関連するコンテンツに表示する
・プレースメント:特定のコンテンツを直接指定する
と、なります。
今回、この中の「プレースメント」ターゲットに良いのがありました。
他のYouTubeチャンネルの登録者に配信するなんて、ズルいですか?
今回出したい広告と、相性のいい話題を扱っている、
YouTubeチャンネルがありました。
これをやらない理由がないと思いましたね。
GoogleのTrueView広告を使う際には、
自分が宣伝したいものと、ピッタリのYouTubeチャンネルがないか?
ここについては、調べてみることを強くオススメします。
ネットサーフィンに加えて、YouTubeサーフィンも始めることに…
今回のYouTube広告の場合は、YouTubeチャンネルや、動画。
ディスプレイ広告では、Google広告の表示枠があるサイト。
この辺りも、リサーチついでにチェックしておきます。
こういう乗っかり方をさせてもらえるのは、
後発組(?)にしてみれば、ありがたいことです。
動画クリエイティブ、到着
そうやって、準備をしておくと、広告をかけたい動画がやってきます。
対象:○○○○
広告:○○○○
目的:チャンネル登録者の増加
CTA:チャンネル登録誘導URLのクリック
開始前(3月◯日時点)
チャンネル登録者:◯◯人
総再生時間:○○分
視聴回数:○○
こういう感じで、情報を用意していただけると、助かります。
どの動画に広告をかけるか、広告をかける目的、それを実現するためのCTA
そして、その効果を測るための事前情報。
それでは、このあと「はい、やります」というだけかというと―
そうならないことも、たまにあります。
動画部隊長の視点と、ネット広告屋の視点と
目的含めもろもろ、了解しました。
作業入ります。
ただ、ちょっと広告外のところで気になったんですが…
チャンネルに置いてある動画のタイトル。
【第◯回】をタイトルの最初にもってきたら、タイトル崩れますかね?
とりあえず、動画広告を見て、興味を持った(として仮定して)飛んだあとの話。
自分はどの動画から見ればいいか、パッと見でわからなかったのですよ……
こちらは、ネット広告担当者の視点です。
基本的に、広告の配信先をド新規さんだと、みなしています。
なので、何もわからない前提で、考えてみます。
こうやって確認しつつ、動画を見てから、
広告につける宣伝文などを考えて、
出稿準備をしました。
すると、そうしているうちに―
ナンバリングは◯◯◯さんの教えどおり、
小項目|中項目【大項目】ナンバリング
というタイトル命名ルールに従ってやってみてます。
たしかに広告からの流入だと頭にナンバリングがあっても良いな、とは感じますが^^;
あとはYoutubeSEO的にはタイトルの頭にあるキーワードの方が影響力大きい様子なので(これも悩ましいのですが)しばらくはテストしてみてって感じです。
と、返ってきました。
こちらは、YouTubeチャンネルの運営・運用の視点です。
YouTube側も、ユーザーが見たいコンテンツを提供するように、
ルールを決めていますからね。
どちらが、目的に適っているのかのかは、テストするしかありません。
YouTubeチャンネルのSEOなら、そちらの方が有利なのですね。
それでは、このまま進めてみますね。
と、お互いに、ちょっと意見交換して、始まります。
目的意識は同じで、立ち位置が違うだけ
ネット広告を主にやらせていただいていますが。
その作業だけをやっていればいい、ということではないですね。
広告も、チャンネル登録と言う目的のために出していますから。
広告の配信先、そしてその後の導線も、気になります。
森さんも、私も、チャンネル登録者数を増やすために、
どういう手段を取ったらいいか、と考えていますからね。
こういった、別分野の専門家との意見交換は、
自分が詳しくないところの知識を吸収するための機会になります。
また、自分だけでは出てこないテストテーマの、
ヒントにもなります。
個人的には、こちらの理由が特にいいですね。
その後のお話
実はこのテスト、つい最近始めたものです。
特定のYouTubeチャンネルの登録者を狙い打った広告は、
視聴数、クリック数、視聴単価、
どれもいいです。
コンバージョン(チャンネル登録)数?
聞かないで下さい。
テスト中なんです。
ただ、望む数字が出なかったときにどうしようか、
ということは、ある程度、お話をしておいたことなので。
次のテスト案がつい先日、走り出しました。
こんな感じで。
基本、LPを渡してもらったら後は、
よきにはからう感じですが。
たま~に、そうは言ってられない案件も出てきます。
そういう時は、こうやって、連携することもあります。
多分、これからが本番ですけどね(笑)
こんな感じで、ときに独立して。
ときに、連携組んで。
テストを進めています。
それではまた来月、お会いしましょう…
と、思ったら、今月から2回執筆することになりました^^;
また、再来週あたりにお会いしましょう。
P.S. ちなみに「ユーザー属性」や「ユーザーの興味・関心」で絞り込まなかったのは…
広告をかける動画のターゲットが、広めだったからです。
あとは、その機能を使うターゲットが、戦略的に採用されていなかったからです。
絞り込んでみるよ、と言う声がかかれば、やってみることになります。