From:桜井啓太
セールスレターっていつまで使えるんだろう?
そう思うことがあります。
「こんな文字ばっかりの、いつまで読んでくれるんだろう?」
「動画が流行っているし、文字はもうダメなのでは?」
「10年後もこれでモノがうれるんだろうか?」
紙に印刷するしかなかった時代はもう終わり。今は、様々なメディアが発達しているので、「レター」じゃなくていいんじゃないのだろうか…
結論から言うと…
ずっと使える
個人的な見解かもしれませんが、」「セールスレターはいつまで使える技術」これは間違いないと考えています。
ただし、ちょっと工夫は必要かもしれません。
プレゼンで売る
最近僕や、うちのチームで流行っているのは「プレゼンで売る」ということです。アメリカでも、最新手法はプレゼンだ、と言われているようですね。
ここで言うプレゼンとは、「スライドとトーク」の組み合わせだと考えてください。話し手が顔を出す必要は必ずしもありません。
もしくはネットではない、リアルで集まるセミナーの中で売る。そういうイメージでもいいかもしれません。
うちのチームの結果
実際、うちのチームでもリアルセミナーで販売するという手段をいろいろ試しています。高額商品になればなるほど、「まずはセミナーに来てもらって、そこでプレゼンする」ということを考えています。
実際の数字なのですが、とあるプログラム(199,800円)が10〜20%という率で売れています。
こういう高額商品は、なかなかネットでポチッと押して買うものではありません。今年のAmazonプライムデーで500万円以上の車が売れていましたが、さすがに車は実際に目で見て、試乗したりして買いたい人がほとんどでしょう。
これは、コーチングなどの高額プログラムが、まさに「レターよりプレゼンで売れる」ことの証明だと思います。セミナーで講師と実際に会っているのだから、コーチングみたいなカタチのない商品が売れやすくなるわけです。
インフォビジネスをやるなら、最終的な高単価製品はこうした「人とのつながり」になりますから、プレゼンで売るということはどんどん避けて通れなくなっていくでしょう。
今日もスライドを作っていました
というわけで今日も僕の仕事内容を少し暴露すると、「プレゼンのためのスライド作成」をやっていました。スクリプトを一字一句書いているわけではないので、実際のライティング文字量は大したことはありません。
スクリプトはあったほうが良いとは思いますが、実際のプレゼンの場で読み上げることはできません。丸暗記しても違和感が出てしまいますので、準備としては伝えるべきコンセプトを考えることになります。
スライド1ページずつビッグアイデアを考えるようなものです。楽しいですよ!
あとスライドにも文字はほとんど書きません。ヘッドライン風の一行と写真があるだけです。
もしあなたの会社でプレゼンを聞いたりする機会があるなら、「文字ばかりのスライド」を使っているのを見たことがあるかもしれません。
しかし文字を読ませることがプレゼンの目的ではないです。というか、文字を読ませるのならそれこそセールスレターでいいです。文字詰め込み型のスライドをやってしまっている人は、いっそ文字を消して画像やグラフを増やすといいかもしれません。
こんな感じで、つくってあるストーリーボードに合わせてコンセプトをあてはめていきます。そういうことをああでもない、こうでもないと考えている。これもセールスライターの仕事ですね。
伝え方は変わる。伝えることは変わらない
この「プレゼンで売る」というのも、「セールスレターではない方法」の1つに過ぎません。今後、様々なスタイルが開発されるでしょう。そのうち「VR映像で売る」というのが主流になる時代が来るかもしれないくらいです。
ですが、メディア=伝え方がどれだけ変わろうとも、僕たちセールスライターのしごとはなくならないと僕は思っています。要はビッグアイデアを設定し、ストーリーボードを組み立て、商品のベネフィットをありありと感じてもらう。この本質はまったく変わらないからです。
「書くことが好きだから、ずっと書いていたい」という人は仕事がなくなる日がくるかもしれません。もしくは、映像技術は苦手だからやらないと決めている人も危ないです。
ですが、セールスライティングを「コンセプトを考え出し、伝えるべきことをあらゆる手段を使って伝えること」だと考えれば、セールスレターが使えない時代は絶対にこないです。
スライド作成も、ライターの仕事。そう考えると安心だし、楽しいです。
<オススメ>
このように本質が定まっていれば、枝葉の方法論は身につければどうにでもなります。要は使い方ひとつなんですよね。
激しく同意します!