From:植田祐司
大相撲の暴行事件が収束し、一面雪景色となった鳥取市より
『リサーチって、どうやってやればいいの・・・?』
あなたも、セールスレターのヘッドラインや、広告のタイトルを考える際、アイディア出しに苦労していませんか?
セールスライターのメインの仕事といっても過言ではないリサーチ。一流と呼ばれるセールスライターですら、仕事の4割の時間をリサーチにあてるそうです。
しかし、『リサーチが重要!とは言っても、一体どうやってやればいいんだ?』という質問はよく耳にします。
そこで本日は、リサーチ法の中でも特にヘッドラインや広告タイトルを書く際に役に立つ、書店でのキーワードリサーチ術についてお話させていただきます。
この記事でご紹介するリサーチ法を使えば、誰でも短時間に数多くのキーワード(言葉)をピックアップすることができます。2時間で100案くらいはアイディアを出せるスキルを手に入れることができます。
実は、結果を出しているセールスライターの多くが、書店で書籍のタイトル、記事タイトルをリサーチしています。なぜなら、書籍の売上はタイトルで9割決まる!と言われているくらい、本のタイトルは考え抜かれて付けられているから。
楠瀬さんも、移動の際は週刊誌などを大量に買い込み、記事のタイトルをチェックして、今世間ではどんなことが話題になっているのか。どんなことが頭の中を支配しているのか。などをリサーチするそうです。
つまり、本屋さんは、売れるヘッドラインスワイプの宝庫なのです。
今回は、あなたの身近にある本屋さんでリサーチをする方法をご紹介します。
まずは近所の書店に行こう!
私の住む鳥取市では、昔ながらの商店街の本屋さんは姿を消し、ほとんど見かけなくなってしまいました。代わりに、郊外に大型書店が出来たり、ショッピングモールの中に書店が入っているのを多く見かけます。あなたのお住まいの街ではどうでしょうか?
キーワードリサーチをする際は、なるべく本の種類が多い書店に行くのがポイントです。理由は、限られた時間内で一度に多くの情報に触れることができるから。
でも、わざわざ本屋さんに行かなくても、Amazonなどで調べればいいじゃないの?と思われるかもしれません。しかし、本の背表紙を流し読みするなら、実際の本屋さんのほうが短時間で多くのタイトルに触れることができるのです。
また、特設コーナーに山積みにされている本のタイトルを見ることで、今話題になっているもの、流行っているもの、注目されているものなどを実際に肌で感じることができます。ですので、ぜひリアルの書店に足を運んでみてください。そして、、、
自分に関係なさそうなジャンルの棚も見てみよう!
自分が興味のないジャンルのコーナーにも立ち寄り、本のタイトルを見てみましょう。絶対読みたくないな!と思うような教育関係の書籍であったり、難解な政治・経済のコーナーなど、敷居が高いジャンルほど、読みたくなるようなタイトルを発見することができます。
『3時間で習得』、『2日で完全マスター』、『これ1冊で』のような、インパクトの強いコピー達に出合い、アイディアを得ることができます。売りづらい商品が、一体どのようなコピーで売られているのか?下手に売れている雑誌や週刊誌よりも、参考になることが多くあります。
そうです!この記事のタイトルも、本のタイトルを参考にしているのです!( ̄ー ̄)ゞ フフッ
もちろん、週刊誌の表紙タイトルや、記事のタイトルも素晴らしいコピーの宝庫です。ゴシップ誌の記事内容はともかく、、、記事タイトルは読まずにはいられなくなるアイディア・ヒントが満載です。雑誌の表紙や記事タイトルだけを見るなら、googleの画像検索で【週刊誌 + 表紙】あるいは、【(具体的な雑誌名) + 表紙】で検索をしてみると無料でリサーチすることができます。
また、最近では月額400円程度で数百冊の雑誌を読むことができる『雑誌読み放題アプリ』も数多く出ていますので、こちらを活用してみるのもおすすめです。
そして、本屋さんでリサーチする際は、タイトルだけでなく、、、
表紙のデザインも参考にしよう!
実は、書籍の売上でタイトルとならんで重要視されているのが、表紙のデザインです。同じようなタイトルがズラリと並ぶ中で、その本に目を留め手に取ってもらうために非常に工夫されています。
先日、私が書店でリサーチを行った際、こちらの本に目が留まりました。
『この本がこの書店で一番売れてるのか。』そう思い手に取ってみると、この【いちばん売れてる問題解決の本。】という文字は、書店の店員さんが書いたPOPではなく、これ自体が“本の帯”のデザインでした。
『なるほど、こんなやり方があるのか!つい手に取ってしまったじゃないか!』と、関心してしまいました。このように、色使いやレイアウト、そして他の商品と並んだ時にどう目立つか。そしてどうやって手に取ってもらうのか。などを考え抜かれた売るためのデザインは、商品を売るために印刷物やランディングページを作成するセールスライターにとっても、取り入れるべき点がたくさんあります。
例えば、手書き風の文字などは、ランディングページに取り入れると目を引くかもしれません。このように、もしあなたも書店でのリサーチ中に、、、
気になるタイトルがあったならば、手に取ってみよう!
先述の通り私は、『世界一やさしい問題解決の授業』という本に目が留まり手に取ってしまいました。そして本の中身を見るうちに、こんな内容の本があったのか!と関心してしまい、同じジャンルの本を何冊か手にし、パラパラと見入ってしまいました。そして、、、
気が付くと、問題解決法の本を2冊も購入していました・・・。
書店に行くまで、問題解決しよう!とか、問題解決する本を探そう!とか全く考えていなかったのに、、、です。
つまり、書店でのキーワードリサーチは、副次的に自分自身の心理テストになるのです!
あなたが数ある本のタイトルにザッと目を通していく中で、つい手に取ってしまったもの。きっとそれは、自分でも気づかないうちに、求めていた潜在的欲求、、、なのかもしれません・・・。
書店を出た後、
『一体俺は、どんだけ問題解決したいんだ・・・』
と、一人で笑ってしまいました。(^_^;)
最後に、、、
衝動買いにはご注意ください!
本屋さんには、素晴らしい本がたくさんあります。この記事を読んでいるあなたは、きっと本を愛して止まない、本が大好きな人だと思います。本1冊が3,000円、5,000円しても、まったく抵抗無く買ってしまう。年間に使う書籍代が数万円。下手すると10万円を超える。書籍のページ数が300ページ以上あると嬉しい。そんな“本の虫”と呼ばれるような人達だと思います。
ですので、思わぬ衝動買いにはご注意ください。書店を一周しリサーチが終わる頃には、両手でも抱えきれないほどの本が欲しくなってしまう可能性がありますので。
まとめ
書店でのキーワードリサーチでは、
- ネットショップではなく、実際の書店に足を運ぶ
- 関係無いジャンル、興味がないジャンルの棚も見てみる
- 週刊誌などは記事のタイトルも参考にする
- 表紙や帯のデザインも注意して見る
- 気になる本があれば手に取って中身にも目を通す
- 衝動買いには気をつける
これらの点を意識していただくと、セールスライターとしてのライティングのヒントやアイディアだけでなく、より多くの収穫があると思います。ちなみに私は、2時間で約150個のアイディアと2冊の本、そして問題解決の知識を手に入れました。
経費が3,000円ほどかかりましたが、、、
あなたもぜひ、書店でのリサーチに挑戦し、楽しいセールスライターライフをお過ごしください。今回の記事が、少しでもあなたのお役に立てば幸いです。
リサーチの結果はもちろん企業秘密です!
PS.
くれぐれも、お店や他のお客さまの迷惑にならないように配慮しながらリサーチ活動をしてくださいね。
リサーチについて、もっと深く知りたいのなら、このまとめ記事がおすすめです!