2024/05/11

[心理]クライアント社長のリアルな本音を知りたいなら

こんにちは。
リサーチャーXです。

普段、やり取りしている
クライアントさんは、

規模の大小はあれど、
会社を経営されていらっしゃいます。

そういった状況で、
「経営者は孤独だ」とよく言われますが、

あなたは「経営者の孤独」と聞いて
イメージがつきますでしょうか?

自分自身が経営者だったり、
またその経験があったりすれば、
比較的その孤独や苦悩を想像しやすいと思いますが、

そういった状況や経験がない場合、
なかなかイメージしにくかったり。

今日は、
そんな方のために、ぜひぜひぜひ
お手にとっていただきたい本をご紹介します。

GW中に読んで
「これはライター・コンサルの方にお伝えせねば!」
と謎の使命感に駆られた、超絶オススメ本です。

こちらです!

 ↓

■ 経営中毒 社長はつらい、だから楽しい
https://amzn.to/3Uxpbvi

こちらの本、
書籍紹介の部分にはこんなコピーが並びます。

————-
「メンバーが衝突しチームが分裂した」
「業績が悪化し事業の撤退を余儀なくされた」
「メンバーの横領がバレた」

……さぁ、あなたならどうするか?

大企業からベンチャーまで1,000社以上の企業変革を
支援してきたエッグフォワード代表の徳谷智史氏が、
組織マネジメントで起こるトラブル・苦難を赤裸々に告白。

引用 PHP研究所「経営中毒」解説より
————-

経営者の姿を綴った本に
神田昌典さんの「成功者の告白」があります。

もしかしたら、
あなたも読んだことがあるかもしれませんね。

かくいう私も駆け出しフリーランス時代に
引き込まれるように
読んだ記憶がありますが、

今回のこちらの本は、
それとはまた違った感覚で
ページをめくっていました。

こちらの本。
コピーに「赤裸々」とあるように、
かなりリアルに経営者の方の苦悩や
悩みに触れることができます。

まさにリアル。
そして、それがもう本当に苦しい…。

経営者の方の気持ちや悩みを少しでも理解したいと、
疑似体験をするために読み進めたのですが、

1ページごとに

「ああ、これは過酷すぎる」(グサッ)
「たしかにこれはキツイ…」(ズキッ)
「あの社長さんが言っていたのは
 このことか…」(ザワザワ)

と、めくるのがツライ。

こんなにも大変な状況で
最前線に立ち続けているのか…。

こんなにも重圧を感じなら
不安な夜を過ごしているのか…。

2006年の会社法改正で
資本金1円でも株式会社が設立できるようになり、
ある意味、会社を作ることや起業することの
ハードルは下がりましたが、

いざ、なってみた経営者の立ち場は、
あまりにも過酷すぎやしませんか…。

どのページもあまりにもしんどくて、
一気に読むことができず、
何度も何度もページをめくる手が止まってしまう。

ですが、
今この瞬間も現場で歯を食いしばり
孤独に戦っている経営者の方を思えば、

大げさかもしれませんが、
本で疑似体験しているに過ぎない
自分が逃げてはいけない。

少しでもそこに近づくために、
同じ景色が見られるように
読み進めたのでした。

そして、
読み終えた感想は…

読んで良かった。

心からそう思いました。

もしあなたが、ライター、コンサルとして
社長の右腕、参謀と呼ばれることを目指すなら
ぜひ読んでほしい一冊です。

リサーチの一環として読むのもアリですが、
それだけでなく、

経営者の方がどれほど孤独で
どんな気持ちで毎日を過ごしているのか
そのリアルを感じ取ることができます。

ただ、
読んで良かったと思ったのと同時に
こういうふうにも思いました。

おそらく、この本を読んでも
経営者の方の気持ちと100%ピッタリ
完全一致させることはできないだろうな、と。

なぜなら、
実際に権限を持ち、全責任を負って、
決断する立場にならなければ、
その本当の孤独や苦悩を
感じきることはできないからです。

ただ。

おこがましいかもしれませんが、
それでも、
その孤独をわかろうとする人の存在が、
その苦悩をわかろうとする姿勢が、

経営者の方にとって、
ほんの少しでも救いや助けに
なるのではないかとも思うのです。

経営者の方の孤独や苦悩を
100%わかり切ることはできないけれど、
限りなく100%に近づくために、

ライター・コンサルとして
経営者の方を支える私たちが、

経営者の孤独を感じ取ろうとし続けること、
その姿から目をそらさずに側に居続けること。

経営者の方の振る舞いを表面だけなく、
心の奥底へと想像を巡らせること。

たとえば、
ライターとして経営者の方に
施策の提案をしたとき。

経営者の方が難色を示したら、
もしかしたらそれは
施策の良し悪しが原因なのではなく、

経営者の方が心の奥に仕舞い込んでいる
不安がそうさせているのかもしれない。

たとえば、
コンサルとして経営者の方に
人材採用の手法の提案をしたとき。

経営者の方が拒否反応を示したら、
それは手法が問題なのではなく、

経営者の方が心の奥に仕舞い込んでいる
痛みがそうさせているのかもしれない。

経営者の方を
うーーーんと深い部分で理解し、受け止める。

そこを出発点に
施策や方向性を提案する。

理想論かもしれませんが、
そんなふうにライターやコンサルの方が、
経営者の方の苦悩に触れ、
社長の右腕、参謀として存在することができたら、

少しでも経営者の方が
孤独になってしまう場面を
減らせるんじゃないか。

そのビジネスを
もっと前に進ませることができるんじゃないか。

施策ベース・手法ベースの
社長の右腕、参謀でなく、

そんな、“真の社長の右腕、参謀”として
存在するためにはどうしたらいいんだろう?

そんな気づきと
方向性を示してくれる本でした。

経営者の方のリアル、実態を知りたい方は
ぜひ手にとってみてください。

ひとりでも多くのライター・コンサルの方が、
「経営者の孤独」を理解し、社長の右腕になる世界線。
見てみたいです。