2023/07/25

〇〇にはお金を出しても集客にお金をかけません

From 古川馨

「それ効果あるの?」

これは僕が眼鏡屋だった時の話なので
数年前のことなのですが、

とある店舗に異動になった時のこと。
店舗には絶対必要なあるものがなかったため
それをつけてくれ!と相談したのです。

すると、、、

「今までなかったんだから問題ない」
「製作費用ももちろん、掲載費もかかる」
「費用対効果は?どれくらいそれで儲かるの?」

と激詰されました。

こっちからすると店舗として
「それ」がないなんて

「いやいやいや!ありえないでしょ!」

ってことで、
その上司とちょっと喧嘩になったのですが…。

ただ、その店舗は長年、赤字だったこともあり
すぐには無理となりました。
とりあえず、黒字転換したら考えると。

で、その店舗にはなかったもの
というのが、、、

「看板」

ね?ありえないでしょ?

お店なのに看板ないんですよ。
隠れ家的なお店じゃないのに
看板がないってどういうこと、、、と。

というか、オープン時に
どうして看板つくらなかったのか
って話なんですが、なぜかない。

その店舗はショッピングセンター内にあって
店内の案内板に店舗名は書いています。

でも、店舗の外には看板がない。

なので、お客さんからの問い合わせも
「お店どこ?」というものが多い。
新聞広告やチラシで店舗が
ショッピングセンター内にあることは書いてある

でも、そのショッピングセンターに行ってみても
外看板には店名がない。

「お店本当にあるの?」と聞きたくなるのも当然です。

しかし、上に掛け合っても
「看板つけたら売れるの?」と言われる始末。
長期的にはあるだろうよ…と。
店舗は認知が大事だぜ…。って話です。

とにかく目に見えた効果がすぐに実感できないことには
なかなかお金を出してくれない。

お店の顔とも言っていい「看板」には
お金をかけてくれませんが、
あるものにはガンガンお金を費やしてくれます。

それが「求人」

定期的にアルバイトの募集を出していましたが
1媒体3〜5万くらいかかります。
複数媒体出すので、だいたい月に10万円程度はかかる。

バイトが決まるまでは数ヶ月出しっぱなしのこともザラで
毎月、それなりの金額垂れ流しですが
「求人出したいです」
「OK」
と割とすんなり。

「効果あるの?」とか「費用対はどうなん?」
とか聞かれることもありません。

でも、集客関連の施策に関しては
成功するものじゃないとダメ…
と言わんばかりの厳しさ。

テスト的にこれをやりたい!なんてものは
まず予算が通らないわけです。

これって集客サービスを売っている
コンサルタントにも当てはまること
じゃないでしょうか?

クライアントからなかなか予算がでないとか。
安くしてと価格交渉されるとか。
値段を下げないとそもそも契約が取れないとか。

そして、すぐに効果がなければ
さっさと契約を切られる。

あるあるですよね。

そんなクライアントでも
求人媒体にはお金を
どんどん払っていたりします。

アルバイトを募集するために。
社員を雇うために湯水のようにお金を使う。
僕の前職企業がそうだったように。
複数媒体に同時に出すのが当たり前だし
効果がなくても一定期間だし続ける。

割と普通のことです。

では、その求人に使われるお金を
あなたのコンサルフィーにすることができるとしたら?
集客を仕事にするよりも
はるかに収入が安定すると思いませんか?

なので、もし、あなたがコンサルなら
集客よりも求人があなたの狙っていくべき市場ですよ