From 古川馨
ステマ規制が10月よりスタートしました。
インフルエンサー使ってないし
アフィリもやってないし
うちには関係ないかな…
そもそもステマなんてやらないし!
と思っている方も
多いと思いますが
しかし!
ステマ規制の対象は
要件などを見てみると結構
広い範囲なことがわかります。
ちなみにステマ規制の要件はこれ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1.事業者が自社の商品・サービスについて
行う表示であること
2.事業者による表示であることを
一般消費者が判別することが困難であること
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
…まぁ、ちょっとわかりづらい。
というかフワッとしている。
要するに商品やサービスを
紹介する意図があるものに関しては
「これは宣伝です」と消費者が確実にわかるように
デカデカと記載しなくてはいけない
ってことなんですが…。
手法によっては今後使いにくくなる
可能性のあるものがいくつかあります。
これで引っかかりそうなのが
よくクッションページとして使う
「記事風広告」ですね。
広告は嫌われます。
それは広告ブロッカー的な
アプリが重宝されていることや、
ネット上に溢れる「広告への怨嗟」
みたいなコメントをみると
よくわかりますが、
とにかく広告君は嫌われ者です。。。
なので、僕たち広告を出す側は、
広告をコンテンツに偽装したり
(言い方は悪いですが…)しながら、
まずは見てもらうことに注力する。
その手法の一つが
「記事風広告」なわけですが、
「記事風広告」は広告っぽくない感じが、
見込み客を惹きつける方法として、
かなり効果が高かったのすが、
これが今後はテコ入れが必要です。
とういか、今後は機能しない
可能性が高くなりますね。
広告と感じないから良かったのであって、
広告だと明確にわかるようになれば、
離脱も増えるでしょう。
なにせ広告は嫌われています。
そして、効果も薄くなるでしょう。
そうなると「記事風広告」
という手法自体を使う意味がなくなります。
手法として成り立たない。
「記事風広告」を使っていたなら、
今後は別の方法にシフトする
必要があるかもしれません。
ちなみに、過去のものも
規制の対象なので公開しているものは、
違反していないかチェックが必要ですよ。
ブロガーやアフィリエイターに
依頼していたものがあるなら、
それも取り下げが必要ですね。
他にも動画広告でよく見られる
UGCと呼ばれる、
お客さんが商品をおすすめしてる
っぽい感じの動画。
ショート動画でよく見かけますが、
あれも作り方によってはNG。
これからは宣伝広告だったとしても
見てもらえるような工夫が必要ですね。
例えば、
エンタメに振り切った商品紹介とか。
海外の動画広告などでよくある
「実演販売風な動画広告なんて
流行るかもしれません。
レジェンド松下さんみたいな動画ですね。
クチコミなども対価を渡して
書いてもらうタイプのものはNGですね。
ECサイトやD2系だと、
ほぼクチコミの対価として
割引とか商品提供とかを
行なっていると思うので、
お客さんから自発的に
クチコミを書いてもらうな施策が
必要になってくるでしょうね。
これは結構難しい。
普通にお客の声をくださいといっても、
ほとんどの人は書いてくれません。
面倒ですしね。
対価がない場合は、
よほど商品やサービスに満足している、
その会社自体に満足している人でないと
書いてくれないのが現実です。
なので、これからは顧客満足度を上げる施策が
重要視されるようになるかもしれません。
これらの規制によって、
これまでのマーケティング手法が
使えなくなるかもしれないということもあって、
「やりづらい」と感じるかもしれません。
ですが、別の見方をすれば、
お客さんが自発的にお勧めしたくなる、
クチコミを広げたくなる商品や
サービスさえ扱っていれば、
何も怖くないってことでもありますよね。
なんとかステマ規制を回避しつつ
上手く乗り切れるテクニックは
ないものか〜!
と必死になって探したり
考えるよりもよっぽど健全です。
お客さんが満足することだけに
注力すればいいわけですから。
マーケティングのテクニックが
上手いところが勝つという時代から、
商品やサービスそのものが優れているところが勝つ。
という方向に世の中が流れている。
これからは新規獲得ばかりに
目を向けるのではなく
・商品やサービスの充実
・既存顧客の満足度アップ
この辺がビジネスを成長させるための
キモになりそうですね。