居心地が良いですか?居心地が悪いですか?…
From:長嶋雄二
最近、ウチの求人システムを
全面的に見直すプロジェクトの一環で、
現場にでる機会が多くあります。
VIJはリモート主体なので
基本的には、一人で活動することも多い。
でも、やっぱりリアルで経営者さんや
パートナーとお会いしてプロジェクトを進めるのは
いろんな刺激になります。
つい先日も、
今一緒に活動を共にしている
動画プロデュースのパートナーと話していたときのことです。
彼はウチが全幅の信頼を寄せている
トップオブトップの動画プロデューサー。
常に新しい挑戦を続けている、
僕にとっても、とても刺激的な存在です。
そんな彼との何気ない会話の中で、
こんな話をしてくれたんです…
〜〜〜〜〜〜
「僕は出張先を全力で
楽しむことを意識しているよ」
彼の言葉に、
僕は正直「えっ、楽しむ?」と思ってしまいました。
彼は続けて、こんな話をしてくれました。
「地元の料理を楽しんで、
その土地ならではの景色を見て、
街の空気や文化を感じる。
そういう体験をすることで、
その土地で伝えるメッセージがより深く、
熱を帯びるんだよね」
それを聞いた瞬間、
ものすごく恥ずかしい気持ちになりました。
ぶっちゃけ僕は出張を
ただの仕事の一環としか
捉えていませんでした。
でも、彼はその土地を五感で感じることで、
そこで伝える内容が相手の心に届くものになると
信じていたんです。
そして、彼はさらにこう続けてくれました。
「自分が感じたことを伝えれば、
自然と説得力が生まれるし、相手にも響く。
だからこそ、出張先では効率よりも
体験を大切にしているんだよ」
この言葉を聞いた瞬間、
自分がどれだけ「わかった気」になっているのか…
ということに気付かされました。
実際、自分が本当に体験して感じたことには、
どんなに平凡に見える言葉でも、不思議と力があります。
上っ面の言葉ではなく、
自分の中で腑に落ちた体験から出てくる言葉には、
「熱」が宿るものです。
そしてこれは
リアルであっても、ネットであっても、同じです。
たとえば、人に何かを勧めるとき、
「すごく良いらしいよ」とだけ言うのと、
「自分が試してみたら良かったから、マジで使ってみてよ!」
と語るのとでは、受け手の反応は全然違いますよね。
たとえ大したことを言ってなくても、
それを聞いた人に
「なんか刺さる」と思わせる力を持ったりします。
これはコピーを書くうえでも同じこと。
自分が心から納得していること、
自分が実際に体験して感動したことを元にした言葉は、
自然と読み手の心をつかみます。
逆に、自分が感じてもいないことや
理解しきれていないことをいくら巧みに表現しても、
その言葉にはどこか嘘っぽさが漂ってしまう…
どんなに平易な言葉でも、読み手には重みが伝わります。
だから、時には専門的な知識や複雑なロジックよりも、
自分が感じたままのシンプルな言葉のほうが、
相手の胸に深く刺さるものなんです。
頭で理解しただけの知識や、他人の受け売りではなく、
自分が心から感じたことを言葉にする。
ものすごく当たり前のことだけど、
それが本当に「伝わるメッセージ」を生む
鍵なのだと気づかされました。
だからこそ、彼の「体験を大切にする」という姿勢を前に、
自分の姿勢に恥ずかしさを感じると同時に
心に刺さるものがあったんです。
同時に、改めて感じたのは、
「僕たちの基準は、
関わる人によって大きく左右される」
ということ。
人は、自分が付き合う相手の影響を受けて、
知らず知らずのうちに
その人の基準に近づいていきますよね。
例えば、
効率ばかりを追い求める人と過ごせば、
自分も効率優先の基準で動くようになったり。
一方で、彼のように
「体験」を基準にしている人と関わると、
その視点が少しずつ自分の中に浸透していく。
自分の基準を引き上げたければ、
やっぱり基準の高い人と一緒にいること。
それが、成長に欠かせない鍵だと
改めて痛感したんです。
今のあなたは誰と過ごす時間が多いですか?
誰と関わるか?
どんな情報に触れるか?
例えば、自分を少し緊張させるような人、
「もっと成長しなければ」
と感じさせてくれる人と過ごすこと。
これができると、
やっぱり一番いいですよね。
もし直接的に関わるのが難しいなら
基準の高い人が書いた本や、
その人の活動から学ぶことも有効ですよね。
逆に、今の自分の基準を下げてしまうような環境からは、
一歩離れることも必要だと思います。
自分が属する環境を見直すこと。
「ちょっと居心地悪いな…」と
思えるぐらいの環境に身を置くこと。
それが、自然と成長を促してくれるということです。
逆に、居心地がいいところ、
基準の低い環境に留まり続けると、
その影響で自分の基準も下がってしまいますよね。
だからこそ、あなたも
意識的に自分の環境を選び、
情報ソースを見直してみてくださいね。