From 古川馨
最近、札幌の街を歩いていると、
驚くほど外国人観光客が増えたなと感じます。
特に中心街で は、
日本語よりも英語や中国語、
韓国語が聞こえてくるくらい。
その影響もあってか、多くのお店で
英語や中国語の看板を見かけるようになりました。
店員さんが片 言の英語で対応していたり、
翻訳されたメッセージカードを使って
接客している光景もよく目にします。
インバウンド対応と聞くと、
「英語が話せないとダメかな」とか、
「特別なスタッフを雇わなきゃいけないのでは?」
と身構えてしまうかもしれません。
でも、実はそんなことはありません。
例えば、先日、
ある飲食店でこんなシーンを目にしました。
外国人観光客がメニューを手に取って
しばらく考え込んでいるんです。
「これって、何の料理だろう?」
「どうやって注文すればいいんだろう?」
そんな様子が見て取れました。
メニューに文字だけがズラリと並んでいると、
料理の名前がわかっても、
それがどんな料理かは全く想像がつきませんよね。
僕自身、海外 でテキストだけのメニューに
苦労した経験があります。
でも、ファミレスやファーストフード店ではどうでしょう?
メニューに写真が載っているだけで、
見ただけで何を頼めばいいかがすぐにわかりますよね。
つまり、写真付きメニューがあれば、
言語の壁はほぼ解消されるんです。
これこそ、飲 食店がインバウンド対応を始める
第一歩だと僕は思います。
飲食店のインバウンド対応を考えるなら、
最初に取り組むべきは
メニューブックを改善することです。
具体的には、 次の2つを取り入れるだけで
大きく変わります。
1. 写真付きメニューを作る
料理の写真を 載せることで、
どんな料理かが一目でわかります。
日本独特の料 理でも、
写真があればどんなものか
想像できますよね。
2. 多言語対応を取り入れる
メニュー名や 簡単な説明を
英語や中国語に翻訳して記載します。
Deeplや Google翻訳、
さらには ChatGPTを使えば
簡単に翻訳できます。
さらに一歩進んだ対応を考えるなら …
写真付きメニューブックを作るだけでなく、
入り口などの目につくところに設置するだけでも
安心して入れますよね。
ここで大事なのは、「完璧を目指さない」ことです。
日本人はどうしても「ちゃんとしなきゃ」
「完璧にしなきゃ」と思いがちですが、
そんな必要はありません。
外国人観光客にとって大事なのは、
言語が完璧に通じることではなく、
「歓迎されている」と感じられることです。
写真付きのメ ニューと、
ちょっとした多言語対応があれば、
それだけで十分に
「このお店は観光客を受け入れてくれるんだ」
と安心してもらえます。
もし、あなたが GBP運用で店舗を
サポートしているなら
そして、外国人観光客が多い地域なら
今日お伝えしたような、
ちょっとした工夫で 十分
インバウンド対応はできてしまいます。
特に飲食店なら
対言語対応メニューブックを作るっていう
バックエンドの提案は
インバウンド対応を考えている 店舗オーナーなら
すぐに反応してくれるんじゃないでしょうか?
メニューブックなら Canvaで簡単にできますし
そのまま、メニューブックをcanvaサイトにして
対言語対応ページも一緒にどうですか?
なんて提案もありですよね。
インバウンド対応の一つの施策として
考えてみてはいかがでしょうか?