2024/03/02

[事例]Googleビジネスプロフィールの投稿ネタを生み出した方法

こんにちは!
クスノセ・アンド・カンパニー株式会社
リサーチャーXです。

Googleビジネスプロフィール
(以下、GBPといいます)
を運用していて困ることのひとつ。

「何を投稿すればいいの?」
「投稿するネタが尽きた…」

こんなことありませんか?

また、ライター・コンサルとして
GBPの代行をしていて

クライアントさんに
「ネタありませんか?」
とおたずねしても、

「ない」

と言われて、
GBPの定期的な更新ができなかったり…。

今日は、
そんな悩みを解決した小売(スイーツ)店
での事例をご紹介します。

しかもこの事例。
GBPの更新コンテンツを
生み出しただけでなく、

・閑散日の売り上げアップ
・客層が広がり新規顧客が増加
・地域コミュニティとのつながり深化

という成果までも生み出しました。

事例シェアに関して
オーナーさんの許可をいただきましたので、
今日、あなたにお伝えしますね。

では、さっそく、
このスイーツ店は何をやったのか?
結論からお伝えしますと、

“イベント開催”です。

イベントを企画・開催することで
GBPの投稿としては
その開催内容だけでなく、

開催前の準備工程や
開催中の様子なども
コンテンツ化できます。

それをイベント日まで次々と投稿して、
投稿数とお客さんの期待感の醸成と
宣伝を兼ねてしまおうというものです。

ここでのポイントは
イベントであること。

といいますのは、
イベントは開催日が決まっていますので、
タイムリーに投稿しなければなりません。

時期を逸すると、その投稿は
クライアントさんにとっても、
お客さんにとっても、
意味をなさないものになってしまうためです。

…と、ここで勘の良い方なら
すでにお気づきかと思いますが、

イベントの開催日は、
ある意味、締め切りです。

この“締め切りの強制力”を使うことによって、

「更新がめんどくさい」

と後回しにできない動機を
作ってしまおうというわけです。

ここまでをまとめますと

—————————
・イベントを開催する

・開催までの準備工程や開催中の様子を
 投稿ネタとしてコンテンツを作成する

・締め切りがあることで強制的に
 更新をする必要性を生み出す
—————————

です。

ただ、これだけ聞くと

「そんなことはわかってるよ」
「イベントは記念日や周年をもうやってる」
「そもそもイベント自体がネタ切れ」

というお声が聞こえてきそうですね。

たしかに、
自社でのイベントは
ある程度、定型化されていて、
ネタ切れも起こしてしまいそうです。

事実、スイーツ店も
季節や周年のイベントは行っていました。

ところが!
オーナーさんは
次の一手を講じたのです。

それは、
イベントはイベントでも、

“コラボイベント”。

そもそもこの施策は、
オーナーさんが

「売上の落ちる閑散日をどうにかできないか?」
「自社集客だけでは限界があり広がらない」

と悩んでいたことに端を発します。

そこで
コラボイベントを実施したところ

・閑散日び売り上げアップ
・客層が広がり新規顧客が増加
・地域コミュニティとのつながり深化

を実現してしまったというわけです。

このオーナーさんのすごいところは
とにかく凄まじい行動力・行動量に尽きます。

うまくいくかどうかを悩む前に
とりあえずやってみる。

やりながら軌道修正して、
成果につなげてしまうんですね。

このときも、
コラボ相手を探すために

取引関係にある人はもちろん、
来店するお客さんや
自分がお客さんとして行くお店・キッチンカー…

などなど、
先入観や思い込みを持つことなく提案し、
コラボ相手を見つけてきてしまうのです。

その結果。

今年に入ってから、
わずか2ヶ月で

・マジシャン
・ドッグマッサージ
・焼き芋屋さん
・お米農家さん
・ペットカウンセラー
・キッチンカー
・ヘアメイクアーティスト
・アクセサリーデザイナー

といった方たちとのコラボイベントを
次々実施、成功させていきました。

もちろん、その間は
自社のGBPやSNSにイベント関連の投稿をしつつ、
コラボ相手も同じように投稿。

コラボ相手のジャンルは多岐にわたっていますので、
そのフォロワーさんは、これまで自店舗では
リーチできなかった属性の方です。

その結果、
コラボ相手との相互送客が実現し、
新たな客層が広がりました。

また新規だけでなく
既存のお客さんや常連さんにも
効果がありました。

既存のお客さんや常連さんにとっては
“いつも行っているお店” ですが、
異色のコラボ相手と開催することで

「今日は何をやっているのかな?」

と毎回、予想できないワクワク感で
何度も来店する動機を作っています。

さすがに、
これだけの開催は大変なのでは?と
オーナーさんにたずねると
こんなふうに回答してくれました。

 ↓

———————

何よりも
私が凄く楽しい

コラボ相手に
こんなのできないかな?
と提案するのが楽しい

それにノリノリで
乗ってくれるのも嬉しい

あと一番楽しいのは

「マジックショー?
 ドッグマッサージ?
 このお店の場所でできるの??」

と否定されると

どうやったらできるかな?
絶対にここでやったら面白いでしょ
みんな喜ぶでしょ!

と考えながらやって
実際にみんな来てくれて
楽しんでくれた時が一番達成感ある。

———————

そうなんです。

やっているオーナーさんが自身が
楽しんでいる。

これってめちゃくちゃ
大事なことだと思うんですよね。

楽しいからアイデアもドンドン出ますし、
オーナーさんが楽しんでいるからこそ、
投稿するコンテンツもワクワクが
自然とお客さんに伝わるものになる。

義務的に、
とりあえず投稿しているのではなく、

「次はこんな楽しいことをするよ!」
「あなたを楽しませるために
 こんな企画をしているよ」

という内容になる。

そんな好循環が生まれるので、
無理なく続けられる。

まさに良いこと尽くし、です。

オーナーさんのこういった姿勢や
投稿コンテンツを見ていると

GBPを通じたコミュニケーションとは、
何もお客さんの書き込みに
返信することだけじゃなくて、

お客さんのことに思いを馳せて、
ワクワクの気持ちを届けることも
コミュニケーションなんだと気づかされます。

GBP代行をやっている私たちは
クライアントさんと
二人三脚でありながら、

一方で、一歩ひいた立場で冷静に
状況をみることも期待されていたりします。

広い視点で見ることができる立場だからこそ、
・クライアントさん
・そのお客さん
・チカラを貸してくれる人や関係者
といったみんなが、
どうやったらwin-winになれるかな?
そんな視点を持ち、施策を考える。
そのひとつとして今回の事例のように
一口にイベント開催といっても、
自社だけでなく他社を巻き込んで
コラボ企画を立案したり、

そのコラボ相手も枠を広げた視点で
クライアントさんに提案するというのは
アリですよね。

そんな気づきを与えてくれた今回の事例が、
ライター・コンサルであるあなたにとって
提案の引き出しの一つとなりましたらうれしいです。