先日、
ネット広告チームリーダーのひなたさんとの何気ない雑談をしていたときの話…
(本当は別件のインタビューでお時間をいただいたんですが、雑談の方が長くなってしまいました…笑)
そこで(文脈はちょっと省略しますが)
ひなたさんとふと話題になったのが…
桜井さんとか宮川さんから
「貢献したい」って言葉聞いたことないよね…
という話。
いや、お二人が「貢献しない人」というわけではありません。
むしろ、宮川さん桜井さんは、楠瀬健之パートナー養成会内でも一番のハードワーカーであり、かつ最もチームや外部向けで貢献度の高いお二人です。
案の定、お二人のポジションはどんどん引き上がっていっています。
どんどん引き上がっていく毎に、任される仕事も多くなり、責任も重くなり、さらに上に引きあがっていくんですよね。
実際、
宮川さんは、このthe Sales Writer の編集長で、今度楠瀬さんが立ち上げる「中小企業に特化した広告プロモーション会社」の社長になることが決まっています。
桜井さんは、楠瀬チームのあらゆるプロジェクトのリーダーとして取りまとめをしつつライターとしても手腕を振るっています。これから先もどんどんキャリアアップしていくことでしょう…。
お二人と私は、パートナー養成会の同期ですが、たった1年半ほどではるか先に行ってしまいました。
その二人が言わない言葉が…
「貢献したい」
その一方で、
この「貢献したい」という言葉…
楠瀬健之パートナー養成会やセールスライターキャリア支援会内では、実はよく聞く言葉なんです。
(私自身、過去によく言っていた気がします…)
そして、
別に他意はないんですが…
なぜか経験的な事実を言うと、
そういう人ってあまり引き上がっていかないんですよね…。
不思議ですよね?
普通「貢献したい」って言う人に仕事が割り振られそうですし、そこで実力が認められれば、引き上がっていきそうじゃないですか。
なのに、そんな人ほど引き上がらない。
逆に「貢献したい」と言わない人がどんどん引きあがっていく現実…
今回はそんなミステリーを独断と偏見で解き明かしていきたいと思います。
心が弱いので異論・反論は心の中だけでお願いします(笑)
まずは…
「貢献したい」という言葉のなんとも言えないズルさ
ミステリーを解き明かす前に
先に言っておきますと…
今回の記事で「あ〜この人、変な領域にいっちゃったな〜」なんて思われてしまうかもしれません…
が、今回の記事でお届けするのは、正直に私自身の経験や私が見てきた範囲の嘘偽りない現実に基づいています。あなたに受け取っていただけるように最大限努力はします…が、私というフィルターを通った偏った意見という前提でお読みください…。
まず…
「貢献したい」っていう言葉について…
これ自体、批判されずらいワードですよね。
言ってる本人はなんとなく気持ちいいし、
言われた方も悪い気はしない…。
高尚な印象を与える言葉でもあります。
悦に入れる言葉でもあります。
この言葉自体が問題ではありません。
ただ、
大きな問題は…
私自身「貢献したい」って言っていたときは
行動量が圧倒的に少なかった気がするんです。
口では「貢献したい」なんて言ってるけど、
全然ハードワークできてなかった気がするんですよね。
全然、相手に価値が届けられずにいた…
その割に、
「貢献したい」って言葉自体に、微妙なニュアンスとして、金銭以外の見返りや評価を求めているような印象があるんですよね。
金銭的な満足を先延ばししている点では良いことなんでしょう。
…が、「貢献する以上、(金銭以外の)それなりの見返りがあるんでしょ」という、心理学的・社会学的にいう『返報性』が強烈に結びついた言葉なわけです。
だから、
「貢献したい」なんて言っているときは、
相手に価値が届くだけのハードワークをしていないくせに、社会的な何かしらの見返りを求めてしまんです(自戒のために、過去の自分に対して言っています)。
金銭的にガツガツしている自分は出したくないから「貢献したい」という言葉で取り繕う…。
批判を避けたり、悪い印象を周囲に持たれないよう自己防衛のために綺麗な言葉を使う…。
だけど、実体は、相手に価値が届けられていない時点から見返りを求めている。
自分はコンフォートゾーンの中にいたまま、その範囲で見返りを期待しつつ、少しだけ無償の価値提供をする。
なんともズル賢いし…どうしようもないですね…(繰り返しになりますが、自戒のために、過去の自分に対して言っています)
どんどんキャリアが引きあがっていく人の共通点
これは、私が見てきた限りでの少ない経験の中での教訓ですが…
本当の意味で、他者に貢献している人はなぜか「貢献したい」とは言いません。
彼らが使うのは…
「協力させていただきます」
「お手伝いさせていただきます」
「なんとかお力になれるよう、やってみます」
こういった言葉です。
そして、
相手に価値が届くまでハードワークするんです。
相手に価値が届くまでは「自分」のことなんて考えません。
相手が求めていれば「自分が得意なこと」にも縛られません。
相手に価値が届いたとしても、そのこと自体に喜びを感じて、それ以上の見返りを求めないんですね。
彼らはどうやら
「自分を満たすこと」を手放しているみたいです。
それを自然体でやっているんです。
「自分を満たすこと」を手放せている人は、
「他者に尽くす」
「他者に尽くすために自分の時間を惜しげもなく使う」
「自分の労力も惜しげもなく使う」
これがデフォルト(普通・大前提・初期設定)なので、やはり高い確率で相手に価値を届けられるんですね。そして、これこそが本当の意味で貢献しているってことなんだと思います。
だから引きあがっていくんだろうな、と最近気づきました。
私が変わるために必要だった、たった1つのセットアップ
私自身
「私の時間は、私のためにあるものじゃない」
「私の時間は、他者に尽くすための時間だ」
こうセットアップができてから、ハードワークが苦じゃなくなりました。
実際行動量も上がった気がします。
言い換えると、
「自分を満たす」ことを手放したんですね。
仕事の時間は、クライアントや楠瀬さんや、チームの皆さんに尽くす時間。
プライベートの時間も、家族に尽くす時間。
私の時間は全て、私以外の誰かを満たす時間。
こうセットアップすることで本当に気持ちが楽になったのを覚えています。
逆に…
「自分を満たす」
「私の時間を、私のために使う」
「私の時間はきちんと確保しつつ、仕事の時間は他者に貢献したい」
こんな心持ちでやっていたときは、
本当に心の奥底から苦しかったです。
「私のために使っている時間」イコール「他者に価値を届けられていない時間」ですから。苦しいのは当たり前ですね。自己嫌悪するし、自分に対して落胆するし、いつまでも変われない自分が不思議で、それでいてイラついていました。
逆に「私の時間は、他者に尽くすための時間だ」とセットアップした途端、心の底から楽になれたんです。
幸いにも私たちは、
他者に価値を届けることでお金をいただける世界にいます。
他者に尽くすことで信頼をいただける世界、
他者に尽くすことで引き上がる機会をいただける世界にいます。
理に適っていますよね。
「私の時間を、他者に尽くす時間」として使えば、そうじゃない人に比べて、はるかにお金がいただけて、はるかに信頼がいただけて、はるかにキャリアが引き上がる機会をいただけるのが道理です。
「自分」を手放せている人ほど、満たされているな、
「自分」を手放せていない人ほど、苦しそうだな…
これが「腑に落ちた」感じがしました。
このセットアップが出来てからというもの、
家族との関係性もより向上しました。その瞬間、その瞬間を家族にきちんと目を向けられるようになりました。信頼関係がより深くなりました。
家族も私のために尽くしてくれるようになった気がします。
少々抽象度の高い話をしてしまって、
退屈させてしまったかもしれませんが…
もし、あなたが「いつまでたっても自分のキャリアが変わらないな」と感じるなら、一度「自分の時間」から手放してみることをオススメします。
最初は1日だけでも構いません。
今日1日か…
これを読んでるのが夜なら明日1日だけでも良いです。
「この1日の時間は、私のためのものじゃない。他者に尽くすための1日だ」
こうセットアップして過ごしてみることをオススメします。
想像以上にハードワークできることに驚くでしょう。
そして、なぜか心が楽になるのを感じるかもしれません。
もし、これを試して心が楽になったなら…
あなたは、セールスライターとしてキャリアが引き上がっていく資質がある人かもしれません。あなたは、セールスライターとして社会から信頼をいただける準備がすでに出来ている人かもしれません。
ぜひ、やってみた感想などあれば、コメントいただけると嬉しいです。
ともに頑張っていきましょう!
P.S. いま、「自分」を手放した人達… 楠瀬さん、宮川さん、桜井さんが全力で社会に価値を届けるために力を入れている事が、コチラの記事で取り上げられています。
日高さん、とても良い記事をありがとうございます。私自身も貢献したいという言葉に違和感を感じていました。
一生懸命やった結果が、貢献していたというのが自然であり、貢献したいと言っているうちはまだまだ見返りを求めているという考えになりますね。見返りを求めるくらいならしない方がマシです。お客さんに対する無償の愛(笑)という感じでしょうか。
相手がどうしたら嬉しいのか、どうしたら助かるか、という言葉に置き換えて日々過ごしています。120%やってやっと100%の仕事ができるという意識で相手に接します。
アウトプットの機会とさせていただきましたが、とても共感できたのでコメントしました。
平山さん
コメントありがとうございます。共感いただけて嬉しいです。
おっしゃるとおり「貢献している状態」か「貢献していない状態」しかないんですよね。「貢献したい」というのはない。
「相手がどうしたら嬉しいのか、どうしたら助かるか、という言葉に置き換える」というのは良い言葉ですね。人間やっぱり移ろうし、ブレることもあるので、その度にこの言葉に立ち返ってきたいと思います。ありがとうございました。
甲斐 慶彦様
初めまして。とても勇気づけられる記事ありがとうございました。
今のままじゃいけない!と思いつつ、毎日嫌だ嫌だと思いながら、じぶんのことばかり考えているから、結果も出ないし、毎日が楽しくない。
結局自分自身のマインドの持ち方なんですね。貢献したいという人ほど実際は何もしていない、本当にその通りですよね。
仕事でも結婚生活でも、本当に相手のことを考えられるように今日、いまからやってみます。
ありがとうございました。
藤川さん
コメントありがとうございます。
藤川さんの心の琴線に触れられたのなら嬉しいです。こんな高尚っぽいこと言ってますが、私自身ぜんぜん聖人君子じゃないです。揺れ動きながら、徐々に社会にとって価値の高い存在になれればいいな、と考えている一般ピーポーです。お互い10年後に悔いを残さない毎日を過ごしたいですね。
温かいコメントありがとうございました!