2025/06/23

悪いことは必ず起きる

From:宮川徳生

「まじか。。。」

昨日は久しぶりに
本当に何もしない休みをとり
最近買ったバイクの改造を自分でしてた。

改造っていっても
エンジンをいじるとか
そんな大それたことではなく
ハンドル交換だ。

バイク乗りならわかると思うが
ハンドルの高さで運転時の疲れ方が
まるで変わってくる。

僕は腰に不安を抱えているので
ハンドルを高い位置にしたいこともあり
(そうしないと腰が痛くなるため)
ハンドル交換をすることにしたのだ。

とはいえ、ハンドル交換など
自分でしたことはないw

そう、初めてのことだったのだ。

ハンドルを交換するためには
ブレーキレバーやクラッチレバーを外したり
ハンドルグリップをまずは外す必要がある。

そして、それらを外すためには
配線なんかも外す必要がある。

さらに、僕のバイクにはETCが付いており
ETCのセンサーをハンドル付近に取り付けているため
取り外さないといけなかった。

それと同時に
バイクを買った時に最初から付いていた
バイク用のスマートモニターの
操作用ボタンも外す必要があった。

で、事件は起きた。

スマートモニターは
操作用ボタンがあるだけで
モニター自体はない。

つまり、この操作ボタンはいらないのだ。

なので、配線がごちゃごちゃしていたので
この操作モニターは要らないこともあり
配線を切断して取り外すことにしたのだ。

「バチンッ!」

操作用ボタンの配線を切断し
引き抜こうとしたのだが…

切断した配線を辿っても
操作用ボタンに辿り着かない。

「あれ?」

嫌な予感がした。

もう心の中で
「頼むから違ってくれ」と
お祈りモードだ。

「大丈夫、あってるはずだ!」

なんて、都合のいい方に
なんとか考えようとしまくってる。

が、世の中
そんな都合のいいことが起きるわけがない。

もう察したことだろう。

そう、切断した線は
操作用モニターの線ではなく
ETCの配線を切断してしまったのだ。

「まじか。。。」

とりあえず、配線を応急処置して
ETC自体は復旧したわけだが…

もうすごいショックで
昨日は終始ため息の連続だった。

何をしょうもない話してんだって
思ったかもしれない。

実際、月曜の朝から
僕自身、しょうもない話を
書いてるなと思っている。

が!

この話は
ビジネスでも同じことが言えるのだ。

引き寄せの法則みたいに
信じたり強く思えばそれが叶うみたいな
そんなことが一部のビジネス界隈では言われているが…

信じるだけ思うだけで
願いが叶うなら誰も苦労しない。

さっきの配線の話と一緒で
「もしかしたら…」と思うような
悪いことってのは必ず起きる。

そして、ビジネスを自分でして
生きていくのなら…

「悪いことは必ず起きる」

という想定のもと
毎日仕事をしなくてはいけない。

これほっといたらダメだよな
でも、この問題に向き合うのが辛いから
見ないふりをしよう…

なんて思って
時間が解決してくることなんてのは
ビジネスの世界では起きない。

気づいた時には
取り返しのつかない状況になり
どうにもならないことになる。

この商品今は売れてるけど
いつまで売れるかな…でもきっと
売れ続けるだろうから大丈夫

なんて思ってても
必ずその商品をいつか売れなくなる。

売れなくなったどうしようと
思ってるから売れなくなるのではない。

どんな商品サービスも
必ず売れなくなる時が来る。

それが現実だ。

売れなくなることを前提とするように
ネガテイブに物事を考えて備えるか
プラス思考で逃げるか。

どちらが
ビジネスの世界で生き残るかは明白だ。

普段ビジネスをしていて
相当なお花畑思考でない限り

あれがこうなったらどうしようとか
これがああなったらどうしようとか

そんな
悪いことが起きそうな予感がすることは
たくさんある。

そして、ビジネスってのは
安心して欲しいがそれらは全て起きる。

だから、ビジネスで生きていきたいなら
やるべきことはそれらに備えることだ。

絶対に今うまくいってることが
この先もうまくいき続けることは100%ない。

だから、今うまくいってることに対して
「もし」と問い続けよう。

もし反応が起きてきたら
もし売れなくなったら
もし競争が激しくなったら
もし競合が増えたら
もし広告費が増えたら
もしパートナーが辞めてしまったら
もし大手が参入してきたら
もしトレンドが真逆に変わったら
もし、もし、もし、もし、もし,,,

あなたが想像している悪いことは
必ず現実のものになる。

そして、あなたが想像してない悪いことも
必ず起きる。

起きた時になって
慌ててももう遅い。

大事なのは
うまくいっている時に
それに備えておくことだ。

なぜなら、備えていたって
悪いことが起きた時は大変な思いをするわけだから。

備えていなければ
立ち直れないくらいの痛手を
被ることになる。

倒産理由の7割が
販売不振っていうじゃん?

10年で9割が廃業するっていうじゃん?

それって販売不振が原因なんじゃなくて
販売不振を想定した備えをしてないことが
本当の原因だからね。

今がいいからと
あぐらをかいはいけないという話だ。

なので、ビジネスの世界で
長期間生き続けたいのなら

悲観的に考えて
その時がきたら楽観的に対処する

ってことなんじゃないだろうか。

そのために
臭いものに蓋をしてることがあるのなら
大変かもしれないが直視しないといけないよ。

なぜなら
悪いことは必ず起きるから。