2025/04/15

イーロン・マスクに騙された夜

From:長嶋雄二

昨夜、

YouTubeをぼんやり眺めていたときのことです。

ふらっと流れてきたのは、
テスラのイーロン・マスクが社員と
Zoom会議をしているショート動画。

内容はシンプルでした。

イーロンが冷静な表情で
「You’re fired(君はクビだ)」と次々に社員へ通告していく。

しかも一切感情を見せない、あの“らしい”感じで。

その時、僕は一瞬、
画面を見つめて固まりました。

・・・これ、本物?

妙にリアルで、演技にも見えないし、
カメラワークも会話の間も、すごく自然。

「イーロン・マスクなら、マジでやりかねないのかもな…」

そんな“思い込み”もあって、
本気で信じかけてしまったんです。

でも…

ちょこっと調べてみると、
これはAIが生成した動画だということが分かりました。

つまり、

・顔も声もリアルな本人そっくり
・会話の内容もそれっぽい
・演出もほとんど違和感がない

そんなフェイク動画が、
もう“日常”に流れてくる時代になったということなんですよね。

しかもそれを、
「え?本物じゃないの?」って思ってしまった自分にも、
ちょっとゾッとしました。

でも改めて、
この動画から、ひとつの事実を思い知らされたんです。

それは…

AIは“仕事そのもの”を奪う存在になっている。

ということ。

つまり、、、

インターネットの登場は、
僕らの仕事を効率化してくれたけれど、
AIっていうのは、その先、、、

僕らの仕事を「代替」していきますよね。

例えば、これまで
「人間しかできない」と思われてきた仕事

・ライター
・漫画家
・デザイナー
・プログラマー

こうしたホワイトカラー職の多くが、
AIによって代替され始めているんです。

文章を書くのも、絵を描くのも、Webデザインも、
もう“プロ”じゃなくてもAIに指示すれば一瞬で形になる。

実際、僕の友人も
AIを使って5時間で漫画を制作し、
30万円で納品したりしています。

もうこれは夢物語でも未来予想でもありません。
今、すでに起きていることなんです。

じゃあ、僕たちはこれからどうすればいいのか?

その答えは1つですよね。

それは『上流工程で、生き残る』という道。

つまり、 AIを「使われる側」ではなく、
AIに「指示を出す側」になること。

文章を“書く”人ではなく、
AIに“書かせる”人になること。

絵を“描く”人ではなく、
AIに“描かせる”ディレクターになること。

だからこそ、今から求められているのは、

・命令できる力
・評価できる目
・改善できる思考

この3つを持つことかなと
個人的には感じています。

そして、それが今の時代における
“本当のホワイトカラー”なんだと思うんです。

AIの進化には、正直、怖さもあります。
でも僕は、それ以上にワクワクする未来も感じています。

なぜなら、

・知識や経験がなくても
・プロのスキルがなくても

AIを正しく使えるなら、
圧倒的な成果を出せる時代が来ているからです。

つまり、、、

これまで何年もかけて身につけてきたスキルや肩書き、
努力して積み上げた経験値や専門性が、
AIの登場によって、あっさり追い越されてしまう可能性がある。

ということなんです。

でも、誤解しないでくださいね。

それは決して、
「過去の努力が無意味になる」ということではありません。

これまでのように
スキルを“愚直に”積み上げ続けるだけでは、
足りなくなってきた…

そんなニュアンスです。

でもだからこそ、
ここに“逆転のチャンス”がありますよね。

なぜなら、
これまでコツコツと積み上げてきた人ほど、
AIを使いこなす力があるからです。

たとえば、文章の書き方を熟知している人は、
AIに“どんな風に書かせたいか”を、具体的に指示できます。

デザインの経験がある人なら、
AIが生成した画像の「違和感」にすぐ気づき、
微調整も的確にできる。

つまり、AIが何かを“やってくれる”からこそ、
自分のスキルが「判断軸」や「ディレクション力」として活きてくるんです。

AIがすごいのは間違いない。

でも、AIはまだ「自分で考えること」はできません。
目的や方向性を与えてあげないと、途方もない迷子になることもあります。

だからこそ、過去の経験がある人ほど、AI時代には強い。

これまで積み重ねてきたものを“土台”に、
AIという“新しい手足”を持つことで、
これまで以上に遠くへ、速く進めるようになる。

そう考えると、
「積み重ね」も「今からの選択」も、どちらも武器にできる。

これはある意味で、
「誰しもに、平等に、
 もう一度、ブレイクするチャンスが配られているタイミング」
なのかもしれません。

だからこそ、僕はこの状況を恐れるだけじゃなく、
ワクワクしながら、次の一手を考えていたいんです。

もしあなたが、
「このままじゃヤバい…」とどこかで感じているなら、
それは“変化のタイミング”かもしれません。

フェイクか本物か、
AIに使われるか、使いこなすか。

この分岐点に立っているのは、間違いなく今です。

AIという波に、ただ飲み込まれるのではなく、
それを乗りこなして、自分の可能性を広げていきたい。

そして、もしあなたもその可能性を感じているなら…
一緒に、先に進みましょう。

PS.
「じゃあ、具体的に何すればいいだよ!」
って、声も聞こえて聞こえてきそうですが…

それについては金曜のメルマガで
僕らVIJがめちゃくちゃオススメできる
1つの答えを公開していく予定です。

ぜひ忘れずにチェックしてくださいね!