2025/03/22

[オススメ本] BtoBサイト制作はこの方法で圧倒的な差をつける

こんにちは。
リサーチャーXです。

今日の推し本はこちらです!

    ↓

■ BtoB製造業のコミュニケーション革命: 顧客接点のデジタル化がもたらす未来

現在、弊社ではBtoBマーケティング、
特に製造業のマーケティングに
チカラを入れています。

その一環で先日も、
「製造業マーケティング習得講座」
を実施しました。
(たくさんのご参加ありがとうございました!)

現在、その第2回の開催に向けて
テストマーケテイングや
いろいろな施策を講じているところです。

その流れの中で手に取ったこちらの本。

本に巡り会うたびにいつも思うのですが、
今回も例に漏れずやっぱりこの言葉がでました。

「なんでもっと早くこの本を読まなかったのか…」

なぜなら、
1日でも1時間でも1分でも早く
知識や視点を得ることで、

講じる施策の広がり、
打つことができる手数が
変わってくるからです。

…と突然ですが、
ここで業務連絡、失礼します。

製造業マーケティング習得講座
1期受講のみなさま

こちらの本、ぜひお読みください!

その理由は3つ。

まず1つ目は、こちらの本、
著者の氣賀さんが、製造業の経営者に向けて
語りかけるように書いていらっしゃる本なので、

コンサルタントとしてご自身が実際に
製造業のクライアントさんと向き合う際に、

どんな姿勢で
どんな視点で
何をお伝えすればいいのか?

がイメージできます。

製造業の経営者の方に対して
どういった関わり方をすればよいのかを
脳内シミュレーションするのに
ピッタリです!

そして2つ目は
製造業に特化しているので、

・業界特有のどんな課題があるのか?

・社内の、どんなところに
 伝えるべき価値(お宝)が眠っているのか?

といった全体を俯瞰しつつ、
掘るべきところのアタリを
つけやすくなります。

自分自身が元々製造業出身であったり
そもそも知見がある方はよいのですが、

そうでない場合、
業界特有の事情を知らないと
一歩を踏み出しにくい部分も思います。

本書は、
そんな悩みを払拭してくれることに加えて、

「BtoB製造業の現在地」

というパートもありますので、
製造業の

・これまで
・今
・これから

の3つを一気通貫で取り込むことができます。

そして3つ目は、

“BtoBのサイトを作る”とはどういうことなのか?

を知ることができる点です。

サイト制作というと、
ついつい構成や導線を設計してデザインし、
WordPressにコンテンツを入れて…

という流れを
イメージすることが多いと思いますが、

本書はそのタイトルに
「顧客接点のデジタル化」
「コミュニケーション革命」
とあるように

電子機器メーカーが5年の歳月をかけて
全社をあげてサイトを作り変えていった事例が
紹介されています。

サイト制作を
デジタルをコミュニケーションという
枠組みで捉えることで

製造業のこれまでのやり方を
「革命」してしまうのです。

商談やヒアリングの場でお話を聞いていると
見込み顧客やクライアントさんに

「ウチの業界は違うので…」

と言われてしまう現象
(現場あるある)がありますが、

本書は製造業に特化していますので、
実際にやり遂げた事例があることで
それを一蹴してしまえること間違いなしです!

とはいえ、
もしかしたら本書のタイトル

「顧客接点のデジタル化」
「コミュニケーション革命」

と聞くと

「ああ、DXとかそういうのでしょ?」
「デジタルコミュニケーションって
 チャットボットに置き換えればいいやつ」

となんだかもう
“知っている” ような感じになりがちですが、
(実際、本書を読む前の私自身がそうでした)

…すいません。
全然わかっていなかったです。

こちらの本を読み終えて
やっと本当の意味でのBtoBの

「顧客接点のデジタル化」
「コミュニケーション革命」

というものが理解できたように思えました。
「こういうことだったのか…」と。

そして何より
最大の推しポイントは、

サイトを起点として
製造業のこれからのあり方を変えられる、
「革命」を起こせる。

これが、
決して絵空事・夢物語ではないと
背中で教えてもらえたことでした。

それはこんな一文から始まります。

————————
BtoB製造業のデジタルコミュニケーションを20年以上お手伝いしてきた私が一貫して感じているのは、ウェブサイトは企業そのものであるということです。
組織図上にあるすべての部署は、何らかの形でウェブサイトに関わります。

引用「BtoB製造業のコミュニケーション革命」p.191
————————

例として、

・広報→プレスリリース・IR
・人事→採用
・営業→販売や販路拡大
・マーケティング→広告・展示会
・サポート→問い合わせ
・調達→部品・資材調達

が図解とともに
説明されているのですが、

改めて言われてみますと、
たしかにそうなんですよね。

各部署の方がそれぞれの持ち場で、
さまざまな段階での顧客に対して
向き合っている毎日があって、

それが目に見えるカタチで
表されたものがウェブサイト、なんですよね。

そうとらえると、
ウェブサイトというのは

ただ単に
ブラウザに表示された画面でななく、

大勢の従業員や関係者の方の
日々の積み重ねに支えられた集合知であり、

そのアベンジャーズ的な頼もしさ、
ヒーローの集結具合に目頭が熱くなります。

そして、ワタクシ的
クライマックスはこちらです。

————————
私は、企業とウェブサイトが表裏一体であることを利用すれば、ウェブサイトを変えることで業務や文化を変えることが可能だと考えています。

(中略)

ウェブサイトは表層でしかなく、主役はあくまで企業です。しかし、企業の内面がにじみ出るため、問題を顕在化させることができるのです。そして、ウェブサイトでの見た目を整えることが、内面の変化に結びついていくのです。

表層の取り組みから内面に大きく影響できる。これがウェブサイトの持つ企業改革力です。

引用「BtoB製造業のコミュニケーション革命」p.193〜194
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シビレますね。
めちゃくちゃかっこいい。

私の拙い紹介文では、

この、ウェブサイトを起点として
一つの企業を改革していける、革命が起こせる

という現実感・臨場感を
お伝えするのにチカラが足りません…。

ですが、本書を通じて、
著者の氣賀さんの語りかけに耳を傾け続けることで

本書を読み終えるたときには、

「きっとできる」

という確信の炎があなたの心の奥に
宿ること間違いありません。

そして、製造業に限らず、
BtoBのサイト制作をするデザイナの方はもちろん、
ライター、マーケター、コンサルタントの方も

ぜひ、この
「ウェブサイトの持つ企業改革力」
の醍醐味を味わってほしいなと思います。

ただし、ご注意ください。

こちらの本を読んだ後は、
もう「ただのウェブサイト制作」という
視点には戻れません。

どうしたってクライアントさんへの向き合い方や
提案、関わり方が変わってしまいますから!