From:宮川徳生
実は今、中型バイクの免許を取りに
教習所に行ってる。
教習所なんて車の免許を取りに行った以来だから
28年?ぶりかな。
久しぶりに
人に教わるという経験をしていて
なんだかすごく新鮮だ。
昔からそうだったのかわからないが
教習車には無線がつけられてて
その無線で色々指示が飛んでくるのだが…
1人、おじいちゃん先生がいて
「俺は無線使わないんで」と言われた。
案の定
バイクに乗ってる時に何か言われても
全く聞こえないw
今、第一段階の見極め手前。
早ければ4月には
バイクデビューができそうで
今から楽しみである。
ちなみに
一本橋の成功率が60%ほどしかなく
みきわめや卒研がかなり不安だ。
そんな感じで、個人的にバイクブームがきているのもあり
先日、久しぶりに昔から知り合いのバイク屋に行ってきた。
ただ、このバイク屋は
普通のバイク屋と違い
いわゆるジャンクなバイクを引き取って
直して売るスタイル。
屋号に「ジャンク」という単語が
入ってるくらいだしね。
僕と同年齢ならわかると思うが
「特攻の拓」って漫画が昔あったけど
あれに出てくる「真嶋商会」まんまみたいな感じ。
そんな感じのバイク屋なので
とにかく安かったり
カスタムのお願いがしやすかったりする。
高校生の頃は
金がないのでここでボッコボコの原チャリを買い
大人になってからはポスティング会社用の原付を
安く買って乗り潰したりしていた。
で、単車を見たくて
先日2年ぶりに行ってきたわけだが…
バイクの保管スペースが
体感ではあるが3倍くらいの広さになっていた。
もちろん、バイクの数も
3倍くらいある。
「あれ、なんかでかくなってない?」
と思いながらもおっちゃんに声をかけて
話し始めた。
話してわかったことだが
どうやら買取がめちゃくちゃ好調らしい。
というのも
50ccのバイクが生産停止になるのに合わせて
ジワジワ相場も上がっているらしく
原付を買いにくる人や問い合わせが
増えてるんだとか。
で、おっちゃんは
この需要の波に乗るべく打った手が
すごくうまくいったとのこと。
何したかというと
元々このおっちゃんの店はHPもなく
昔からひたすら買取チラシでやってるくらい
アナログのやり方をしてた。
で、最近ももっぱら
買取チラシを配るスタイルだったわけだが
その買取チラシにちょっとした工夫をしたとのこと。
おっちゃんのチラシ配布スタイルは
廃車になりそうなバイクや
壊れてそうなバイクにチラシを挟むスタイル。
このやり方自体は
賛否両論があるのでなんとも言えないわけだが…
おっちゃんはこのチラシに
バイクの買取金額をその場でマジックで書き込んで
バイクに挟む。
というチラシの配り方をした。
で、どうなったのか?
これまでの3倍くらい
反応率が良くなったみたい。
買取チラシに
マジックで買取金額を書く欄を開けておいて
そこに
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
マグナ50
最低3万5千円から買取します!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
みたいなことを書き込むみたいな。
この話を聞いて
「あぁ、確かにそれはうまくいきそうだ」と思った。
なぜか?
まず、バイクをプチ放置する人は
どうやって処分していいかわからずに困ってる可能性が高い。
例えば、家に昔買ったギターがあった場合
ギターくらいならリサイクルショップとかに売ればいいと思うから
処分に困らない。
だが、これがもしピアノとかなら
ピアノってどうやって処分しようかと
処分方法がわからず困ったりする。
処分が困っているものってのは
実は「ウチで処分できるよ」とこっちから伝えてあげることで
相手に行動させることができたりするのだ。
もちろん、この時
怪しさが出てはいけないので
売り手の顔が見えるようにしたるすると
安心感があるので反応もとりやすくなる。
また、最低買取価格を書くことで
売りやすくなるのもポイントだ。
処分したいけど処分しない場合
「めんどくさいから後回しにしてる」というのがある。
ちょっとでも高く売れたらいいなと思いながらも
そこまで高く売れないのもわかっているので
買取の比較なんてめんどくさくてやらない。
そんなところに
「最低3万円で買い取ります!」と言われたら
「3万なら売っちゃおうか!
引き取りも手続きも全部やってくれるみたいだし」
となる人は多いだろう。
あとは、宣伝を増やしたこと。
僕は元々ポスティング会社をやっていて
広告の反応をずっと見てきたのでわかるのだが…
ぶっちゃけた話
広告量と反応数は比例する。
ほとんどの人は
広告の量が少なすぎて反応が取れてないってケースが
かなりあるのだ。
なぜか?
その理由は簡単で
売れないのは知られてないからだったりする。
大手とかなら別だが
知名度のない中小零細は
基本的に知られていない。
知られてなければ
そもそも売れることはない。
なぜなら
知られていないイコール
相手にとって存在してないのと同じだから。
だから、広告量を増やすことで
知っている人が増える。
さらに、同じ人に繰り返し宣伝することで
「ここのお店安心できそうだな」みたいな
安心感を与えることができる。
そうすると
ものすごい効果の高い広告でなくても
一定の反応が取れるようになるのだ。
今回のケースは
チラシの仕掛けも素晴らしい仕掛けだったのもあるが
単純にチラシの配布枚数を2倍ほどに増やしたのが
最も結果に影響を与えたのは言うまでもない。
多くの人は
この広告量を増やすということをしない。
でも、騙されたと思ってやって見てほしい。
広告を継続的に出し続けることで
広告量に比例して反応数も上昇するから。
また、買取系のクライアントがいる人は
このチラシのアイデアをすぐに真似しよう。
車やバイクならそのまますぐに真似できる。
不動産だって真似できするし
ブランド系だって真似できる。
ポイントは
「“何”を “最低” “いくら” で買い取るか?」を
書くことだ。
ぜひ、真似してみてね。
そして、広告量を増やすという
単純だけど確実な効果をもたらす戦術を取り入れよう。
ほとんどの人は
反応が悪かったら広告をすぐにやめる。
広告量=反応数
というシンプルな公式を
ぜひ覚えておいてほしい。