2024/04/01

【重要】社名が変わります

From:宮川徳生

今日はあなたに
大事な話があります。

大事な話ってのは
今日の件名にある通り
ウチの会社名が今日から変わるよってこと。

ウチの社名が変わったからといって
別にあなたの何かに影響があるわけではないんだけど
なぜ、会社名を変えたのか?

その理由は
きっとあなたに関係があると思い
社名変更の理由を伝えたいと思った。

ちょっと昔話を。

実はここ数年
僕は今の仕事に迷いを持っていた。

僕はそもそも
マーケティング自体が好きで
この仕事を一生のキャリアに選んだ。

セールスライティングを
一生のキャリアにしようと思ったから
この仕事で起業する道を選んだ。

10年前そう思い
この仕事を続けてきたわけだが…

実は大きな迷いがあった。

最初は個人で仕事をしていたわけだが
個人の限界というものを感じるようになった。

個人で携われる案件の大きさには限界があったり
個人の力でやれることにもまた限界があった。

だから、僕はこの仕事で
もっと大きなことがしたく
楠瀬から誘われたこともあり
組織でやる決断をした。

それが2017年ごろのこと。

そこから
このクスノセ・アンド・カンパニー
という会社でどこまでできるかという挑戦を
ずっとしてきた。

楠瀬1人だった会社も
今では社員10名ほどになり
外部スタッフもいれれば20名を超える
それなりの大所帯となった。

事業の規模もそれに比例して大きくなり
付き合う顧客も大きくなっていった。

そうした変化にやりがいをとても感じた。

だが、それと同時に
自分の中で

「何のために仕事をしてるのか?」

という疑問が
沸々を育ってもいった。

というのも
1人では到底できない挑戦を
会社を通じてできるようになり
その欲求はある程度満たされてしまったからだ。

こんな挑戦がしたい!

そうした自分の
ある種エゴはもうすっかり満たされてしまったのだ。

人間、欲求が満たされると
モチベーションが下がる。

あなたも経験ないかな?

お金がない時は
金を得るために必死になるが
金が手元にあるとその必死さがなくなるみたいな。

こんな挑戦がしたい!
こんな案件がしたい!
それを通じて会社の売り上げをこうしたい!
自分の収入もこうしたい!

ありがたいことに
そうした欲求が1つ1つ実現する過程で
自分が仕事をするためのモチベーションが
だんだん薄くなってしまったのだ。

もちろん、仕事をしないとか
そういうレベルの腐り方はしていない。

そもそもマーケティングは
ライフワークみたいなものになってるので
仕事自体は相変わらずワーカホリックだったりもする。

ただ、どれだけ働いても
心が満たされないとでもいうべきか。

何のために働くのか?

頑張る理由が欲しかった。

なので僕はこう思った。

会社のミッションを
真剣に見つける時が来たのかなと。

そして、この会社のミッションを模索していたのは
僕だけではなく楠瀬も一緒だった。

実はウチは
1年前に会社名を変えようとしていた。

ただその時
会社名を変えるためには
ミッションを見つける必要があるよねとなった。

だが、しっくりくるミッションが
なかなか見つからずに
1年過ぎてしまった。

そんな時
楠瀬との話の中で
自社のミッションが一瞬で見つかることになる。

雑談の延長での話だったので
あまりはっきり覚えていないのだが
楠瀬からこのような感じの言葉が飛び出した。

「今まで日本ってものづくりで成長してきたわけだけど
 これからは価値を作ることで成長すると思ってるんですよね」

「バリューによるイノベーションを起こすことが
 最も価値があると真剣に考えてるんですよ」

「技術革新ではなく価値革新」

「ものつくり大国日本ではなく価値つくり大国日本」

「バリューイノベーションジャパンって会社名どうですかね?」

これを聞いた時
自分の中で何かが変わったのが
ハッキリわかった。

そして楠瀬に
「直感でこれがウチのミッションだって腹落ちしました
 だから、会社名すぐにこれに変えましょう」

この話をしたのが
今年の2月ごろの出来事。

うちはちょうど3月決算なので
であれば新しい期が始まる4月からということで
今日から社名が正式に変更となる。

新会社名は
株式会社バリューイノベーションジャパン

ミッションは
新しい価値をつくることで
日本を強くすること

思い返してみると
楠瀬もそうだが僕も
今までやってきたのはこればかりやってきていた。

価値は2度作られる。

例えば
僕の顧客に障子屋がいた。

障子は斜陽産業なので
障子を障子として売っても
活路はなかった。

だから僕は
障子を障子として売るのではなく
障子というものがもたらす新しい価値でもある

「和室のある暮らし」という
価値作りをした。

この障子屋は
年商が2億ほどになった。

障子という価値は
障子が作られた時点で
作られている。

だが、障子というものがもたらす価値は
もっと可能性を秘めているはずなのだ。

だから、障子が生みだす新しい価値を見つけ
その価値を市場に価値として認識されることで
全く新しい市場が生み出されるのだ。

障子を障子という価値で売る場合
障子という価値の市場にしか売れない。

だが、障子を
和室のある暮らしという価値を生み出す商品とすると
和室のある暮らしという新しい市場が生まれる。

新しい価値を生み出すことで
実は新しい市場を生み出すことができるのだ。

新しい市場ができるほど以上に
ビジネスにインパクトがあるものはない。

新しい価値を生み出す

ビジネスをやるなら
これ以上面白いことはない。

と同時に
マーケターとして
社会に提供できる価値の中で
これ以上のものはないんじゃないか?とも思った。

昔、7つの習慣のコビー博士の著者で読んで
今でも覚えてることがある。

「どんなレガシーを残したか?」

人間死ぬ時
いくら稼いだとかは関係ない。

死ぬ時に思うのは
何を成し得たかだけだ。

「こんな価値を俺は作ったんだぞ」って言って死ねる人生は
マーケターとして最高の最期なんじゃないか。

本気でそう思ってる。

Facebookで
成金自慢してるプチ起業家もどきは
ダサすぎる。

いくら稼いだかではなく
どんな価値を創造できたか?

そんなレガシーを僕は残したい。

そして、この会社も
今日からそこへ挑戦することになる。

あなたのアンテナに
もし「価値つくり」という僕らのミッションが
少しでも共鳴したなら…

クスノセ・アンド・カンパニー株式会社
改め
株式会社バリューイノベーションジャパン

をこれからもどうぞ
宜しくお願いします。