2019/11/09

[修羅場] 動画スタジオの裏側を暴露します

動画セールスライター

From:森正宏

10月から動画スタジオの設備を整え、本格的に動画コンテンツの制作やライブ配信を開始しています。これは編集ソフトなどではなく、ケーブルテレビ局が番組制作に使うようなシステムです。

各種ライブ配信や、複数カメラのコントロールができたり、リアルタイムで背景合成などができたりします。バーチャルスタジオといって、番組セットに出演者を合成することもできます。これを使うとウェビナーなども、質の違うクオリティの動画が即日完成します。こんな感じです↓

従来の方法なら、撮影したあと、編集だけで更に1~2日掛かっていたような内容です。動画データを持ち帰り、背景を合成し、編集でカメラワークを演出し、スライド資料を別撮りしてピクチャーinピクチャーで埋め込み、、、、

他の仕事が入っていたら、完成まで1週間は掛かるかも知れません。それが撮影終了=動画完成。出演者の方にもすぐデータが渡せます。やっている事は動画制作というより、テレビ番組制作に近いかも知れません(元々そういうシステムですが)

なので扱っている私も、これまでの知識や技術は通用せず、ド素人からのスタート。英語のマニュアルに悪戦苦闘しながら、日々勉強しながら番組制作に取り組んでいます・・・

・・・

という緩やかなスピード感にならないのがセールスライター。

勉強してしっかり経験を積んでから?

そんなもの現場に転がっていません。

即実行です。

 

実は初めて、このシステムを使ったライブ配信をしたのは、機材が届き操作指導を受けた数時間後。数日後、ではなく数時間後、即日です。

車で言えば、技術講習を受けただけで、路上運転に出たようなもの。「アクセルを踏めば車が進み、ハンドルを切ればそっちに曲がる」という、その知識だけでいきなり車の運転をしてみた訳です。

しかもYouTubeライブ。思いっきり公道運転です。

よく事故がおこらなかったな、と思います。いや本当は色々事故ってます。当時の配信をご覧頂くと、バタバタぶりが垣間見えるかも知れません。現場は、ホントに修羅場でした(笑)

この動画システムは、通常5~6人で分担している作業を1人で操作できるようにしたコンパクトにまとめたシステム。カメラマン、音声担当、ライブ配信管理、映像編集、タイムキーパーにプロデューサー・・・。これら役割を1つのシステムでコントロールできる画期的なシステムです。

動画撮影機材レンタル

しかし機材は少なくなっても、やる仕事の内容は変わらない。1人でこれらの役割をこなさなければならない訳です。しかもリアルタイムで。

特にライブ配信中は、全てのことが同時進行なので常にフル回転。休憩時間も電池交換や、次の配信テスト、音声ミックスなどやることが多く、一旦スタジオ設備を立ち上げたら喋っている余裕もありません。

一応配信は完了し、たくさんの方にご視聴頂けたので良かったのですが。。。配信終了後は疲労困憊、崩れ落ちそうになりました。

自分の操作ミスが即命取り、という状況はなかなかにヘビーでしたね。

いま成長するか?それとも半年後に成長するか?

でも良いのです。

じっくり経験を積もうが、見切り発車で飛び出そうが、結局いつかは起こす失敗です。自分の技術や経験のなさにビビって引き延ばしても、同じ失敗を半年後に体験するか、今日体験するか。その違いだけ。

そしてその違いは自分の成長速度でもあるのです。だからこうも言える訳です。いま痛い思いをして成長するか?それとも半年後に成長するか?です。

私の場合は、素早く失敗して成長しておきたい切実な事情もありました。 なぜなら “初めての路上運転” すら生ぬるく感じる現場が10日後に迫っていたのでした…。

企業の新商品発表会&記者会見の動画撮影という依頼

それは某企業さんの新商品発表会を開き、CMに起用したタレントさんを招いての大々的な記者会見です。マスコミ各社も駆けつけたニュースにもなった発表会です。それを私たちがオフィシャルとして撮影し配信することになっていたのです。

仕事の規模感がやばい。どうしてそんな仕事が舞い込んでくるのか。セールスライターってスゴイんだな…と改めて思い知りました。

動画出張ライブ配信

しかし現場を預かる身としては、そんな悠長なことを考えている場合ではありません。考えられるあらゆる想定と準備をし、更には想定していないトラブルやミスを覚悟して、二重三重に保険を掛け続けました。

撮影した動画はマスコミにも流れる訳ですから。路上運転どころか、初めて首都高を運転するぐらいのプレッシャーでした。当日の現場では、隣には「トク〇ネ」「ひる〇び」といったテレビ関係の方がいて、目の前には誰でも知ってるであろう某歌手の方がいる訳です。

喋る余裕どころか、食事をする余裕もありませんでした。

当日も実は色々とありましたが、それでも何とか無事終了。これは技術力があった訳でも経験値があったからもでなく、素早く失敗できる場を与えて貰っていたから。

「まだ経験も自信もないので・・・」と引き延ばしていたら、こんなチャンスも、成長の機会も得られなかったと思います。

やっぱり動画はスゴイ!

こんなハードな実地体験を積み重ねたおかげで、動画スタジオも無事スタートできました。まだまだ学ぶことは沢山ありますし、配信中にお喋りする余裕はありませんが(笑)

何よりも良かったのは、動画が求められている!ますます動画の需要が高まっていく!という現場感覚を体験できたことです。スタジオやワークショップを通じ、動画の魅力や活用方法をもっとお伝えしたいな!と更に思った機会でもありました。

でも動画はスマートフォン1台で始めることだってできます。ビジネスをしているなら、動画に取り組むことはプラスしかありません。自分が想定していなかったビッグチャンスが産まれるかも知れませんよ。

次はは記者会見の様子をレポートさせて頂きます!

それではまた。

 

P.s.
今回ご紹介した動画スタジオセットは一般利用が可能です。しかも専属スタッフ=私が付きっ切りでサポートします。

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品川動画スタジオ

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