セールスライターの代表的な勉強方法の一つに写経があります。きっとあなたもスキルアップのため、日々写経に勤しんでいることだと思います
私の知っている限り、トップセールスライター全員が「写経をやれ」と言っています。そして、私が出会ったセールスライターのほぼ全員が写経を経験がありました。つまり、写経は効果的なスキルアップ法として、多くのセールスライターに支持されている勉強方法だと言えます。
しかし、写経をしてどんどんスキルアップをしていくセールスライターがいる一方、写経をしてもスキルが上がった気がせず、いつまでたっても前に進むことができないセールスライターが多数いるのが事実です。彼らは、同じスワイプを写経しているにも関わらず、なぜスキルに差が出るのでしょうか?
今回は、写経でスキルを上げるための正しい写経の仕方についてお伝えしていきます。
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セールスライターにとっての写経とは?
写経について今さら説明するまではないと思いますが、念のため説明すると
写経とは?
過去大ヒットしたセールスレターを手書きで書き写すこと。手書きで書き写すことで、そのコピーの論理展開・どういった感情に影響を与えようとしているのかが感覚的に身につき、スワイプを使いこなせるようになると言われており、トップセールスライター全員がオススメする勉強方法の1つです。
売れるコピーが書けるかどうかは結局のところ
売れるセールスコピーの型が身についているかどうか
が決定的に影響してきますので、それを身につけるのに写経はとても効果的な勉強方法です。
なぜ同じスワイプを写経しているのにスキルに差が出るのか?
ですが、写経をしていてこんな疑問を感じたことはありませんか?
「スキルが上がってる気がしない・・・」
こういった声は、これからセールスライターを目指そうとしている人から、本当によく聞く言葉です。というよりも、9割以上のセールスライター志望者が思っていることではないでしょうか?
でも、その一方で写経を繰り返し、ぐんぐんスキルを伸ばし成果を出していくセールスライターもいます。なぜ、このような違いが生まれるのでしょうか?
写経をしてもスキルが上がらない人の2つの共通点
「毎日写経をしているのですが、スキルが上がっている気がしません。」
私の経験から言って、こういった事を言う人には2つの大きな共通点があります。
数回しか写経をしていない
確か、ダイレクト出版の小川さんがこんな事を言っていました。
「スワイプを見なくても書けるようになるまで、何度も手書きで書き写す」
これが本当の写経の勉強方法です。なぜそこまでやるのかというと、売れたセールスレターの型を自分自身の身体に染み込ませるためにやるわけです。一流の空手家が、何万回何十万回と正拳突きを繰り返すように、一流の野球選手が、毎日1日も欠かすことなく素振りを繰り返すように、セールスライターも、売れるコピーの型を身体に染み込ませるために、ひたすたスワイプを写経し続ける必要があるのです。
つまり、そこまでするからスワイプが使いこなせるだけの”スキル”が手に入るわけです。そして、大多数のセールスライター志望者はそこまでやることが出来ません。1度や2度書き写しただけで満足し面倒くさくなり写経をやめてしまいます。
厳しいことを言うと、数回程度の写経でコピーのスキルが身につくほど、セールスライターのキャリアは甘くはありません。売れるコピーの型が身についていないのに、上手にスワイプを使いこなせるスキルが身につくはずはないのです。
もしあなたが、写経を数回しかしていないのなら、スワイプを見なくても書けてしまうくらいまで、写経をしてみてください。きっと大きな違いに気づくはずです。これが1つ目の共通点です。
実際のコピーを書いていない
繰り返し何度も何度も写経をしているのに、スキルが上がる人・上がらない人を分ける決定的な理由がこれです。つまり、写経でインプットはしているのに、それをアウトプットしていないのです。
スキルが上がる人は、写経で身につけた”売れるコピーの型”を使い、実際のコピー(リリースするかしないかは関係なく)を書き、身につけた知識をアウトプットしています。つまり、アウトプットすることで
知っているだけの知識を使うことができる知恵に変えていっているのです。
一方でスキルが上がらない人は、インプットをひたすらし続けているため、知識を知識のままで終わらせてしまっているのです。要は知っているだけの状態だということです。この差はとてつもなく大きいです。これが2つ目の共通点です。
”知っている”と”使える”は違う
例えば、和食で使う「出汁」ってありますよね?料理経験がある人なら分かると思いますが、和食にとって出汁は命です。出汁の違いでその料理の優劣が決まると言っていいほど出汁は和食にとって重要な要素です。
セールスライターにとってのコピーのスキルと同じですね。
では、今から出汁の取り方をあなたにお伝えします。(家庭用です)
- 鍋に水を注ぎ昆布を入れます
- その状態で火にかけます
- 沸騰直前で昆布を取り出し鰹節を入れます
- 沸騰したらすぐに鰹節を取り除きます
これが、合わせ出汁の簡単な取り方です。(お店レベルではもっと細かい管理をします)では、早速この方法で出汁を取ってみてください。きっと最初の数回は美味しい出汁は取れないはずです。なぜなら、身につけた知識を使えるようにするには、必ず練習が必要だからです。
コピーもこれと一緒です。写経で身につけた”売れるコピーの型”を、実際のコピーで使えるようにするためには、何度か実際のコピーを書いて練習する必要があるのです。
アウトプットこそ最高のインプットです。写経を何度もしているのにスキルが上がらない人は、大抵これが原因となっています。
まとめ
こちらの記事でも書いていることですが
結局のところ、セールスライターがスキルを上げるために最も必要なことは、実際のコピーをどれだけ書いたかが重要になってきます。写経をしてただ分かった気になっている状態では、いいコピーはいつまでたっても書けるようになりません。
写経の正しい勉強方法は
- スワイプを見なくても書けるようになるまで何度も写経を繰り返す
- 覚えた知識を使い実際のコピーを書いてみる
これが写経の正しい勉強方法です。1だけではスキルは身につきません。2をすることで、スキルが身についてきます。写経は、売れるコピーの型を身体に染み込ませるのに最も適した勉強方法です。面倒くさがらず続けてみてはいかがでしょうか?
追伸
写経以上に効果的なスキルアップの方法は、「レビューを受ける」ことです。インプット→アウトプット→レビュー、これの繰り返しが最も確実にスキルを上げていく方法です。でも・・・レビューを受けれる機会なんてほとんどありませんよね?そんなあなたのために、全国のセールスライター同士でレビューをし合える場所を用意しました!
知識を知識で終わらせないようにインプット、アウトプット、インプットをひたすら繰り返します。
習慣化出来るかが一つポイントかなと思いました。
分かりやすい出汁の例えもありがとうございました!
斉藤さん、コメントありがとうございます。
そうですね。”習慣化”は1つポイントですよね。何かご自身で自分ルールを設けて、実践しにくいアウトプットの習慣をつけると使える知識がどんどん身についてくると思いますよ!
写経の正しい勉強方法は
1.スワイプを見なくても書けるようになるまで何度も写経を繰り返す
2.覚えた知識を使い実際のコピーを書いてみる
これ、わかってなかったです。
ダイレクト出版の小川さんが
「スワイプを見なくても書けるようになるまで、何度も手書きで書き写す」
とおっしゃっていたというのに、衝撃でした。
とにかく意識が低すぎるな〜と痛感しました。
人に言われたからとりあえずやってみている、しかも数回レベル…の自分が情けなくなりました。
この1と2をやり続けようと改めて決意しました。
僕も、小川さんのこの発言を聞いた時、超一流と言われている人ほど、見えないところで、誰よりもすべきことをしているんだということを再認識させられました。でも、それをやり続けるのが難しいから、やり続けられた人だけが一流と言われるステージにいるんだなということもわかりました。一緒に頑張りましょうね!