From:植田祐司
あなたは、【産後クライシス】という言葉を聞いたことがありますか?
産後クライシスとは、出産後から2 – 3年ほどの間に、夫婦仲が悪化するという現象を指し、2012年にNHKが提唱した用語です。※wikipediaより
この言葉を聞いたことがなくても、小さなお子さんをお持ちのご家庭なら、育児を巡った夫婦喧嘩の一つや二つ。
いや、一日のうちに三つや四つは心当たりがあると思います。
うちの子供は現在、6歳と4歳になりました。つまり、魔の数年が過ぎ去り、ようやくこの長く続いた暗黒の時代が、最近になり終焉を迎えたのです!
今日はこの【産後クライシス】から夫婦関係に亀裂が入り、8ヶ月間の別居生活を経験した男が、それをどうやって乗り越えてきたのか?
その実録のストーリーをお話ししたいと思います。
既婚子持ち家庭の朝によくある風景
ある朝、急に子供が熱を出す、、、。
小さなお子さんがいる家庭なら、よくあることですよね?
お子さんが2人以上いる場合は、1人治ったと思ったら今度はもう1人が・・・
なんてことも、ざらに起こります。
僕の感覚的には、月一くらいのペースでこれを経験しているような気がします。
そして、保育園では、
- もし熱が37.5度以上ある場合には、はじめから子供を預からない。
- 預かっていても途中で熱が出たらすぐに迎えに来てもらう。
といった、世間では夫婦共働きを妨げる「37.5度ルール」「37.5度の壁」と呼ばれる規定を定めているところも多いです。
なので、子供が朝から熱がある場合には、
- 実家の両親に連絡し、子供を預かってもらえないか交渉する。
- 病児保育してくれるところを探す。
- 預けられる人が見つからない場合は、職場に連絡して休ませてもらう。
ただでさえ慌ただしい朝に、バタバタと緊急対応を迫られることになります。
これがインフルエンザともなれば、2人の子供が立て続けの場合、1週間ずっと仕事に行くことができない。さらに、子供が治ったと思ったら今度は自分がインフルエンザに罹り倒れてしまう、、、そんなことも当たり前に起ってきます。
こういった場合、仕事を休み子供の面倒を見るのは「お母さん」であることが世間でも多いのかなと思います。これは、男女差別的な観点ではなく、子供が「ママと一緒がいい!」と言うからなのですが、そんなのウチだけでしょうか?
そんな考えと価値観が当たり前になってしまっていたことも、【産後クライシス】を招いた原因の一つかもしれません。
なぜ、産後クライシスに陥るのか?
子供がまだ幼く、産後クライシスで我が家が崩壊の危機に直面していた数年前。
当時僕は、二つの仕事を掛け持ちしている、いわゆるダブルワークの状態でした。
朝5時から昼の12時まで配達ドライバーの仕事をし、それが終わると19時まで別の仕事。
二つの仕事の休みの日が違うので、丸一日休みという日は365日ありません。
妻や子供が朝、起きる頃にはすでに家にいませんし、家に帰っても食事をして風呂に入ればすぐに寝てしまうような生活。
正直、家事や育児のことは全部妻任せになってしまっていました。
そして、子供の参観日や運動会、その他保育園の行事にも一回も参加したことはありませんでした。
とにかく忙しかったのです。
そんな夫に対し、妻は殺意すら覚える!
仕事が忙しい、というのは夫側のただの言い訳で、、、
ネットの書き込みを見てみますと、こういった状況に妻側は、
「夫に殺意すら覚える」
というような書き込みが多く見られます。
実際に妻は、朝早く起きて洗濯し、弁当を作り、子供を起こして着替えさせ、朝食を食べさせ、自分の準備をし、子供を保育園に送り届けてから仕事に行っていました。
そして一日仕事をし、昼休憩の間にスーパーでお買い物。仕事が終われば子供を保育園に迎えに行き、家に帰れば夕食の支度をして子供に食べさせ、洗濯物を取り込み、子供を寝かしつけ、、、やっと寝たと思ったら子供が夜泣きして毎晩熟睡できない、、、
365日、そんな日々の繰り返し。
子供を風呂に入れたくらいで夫にイクメンヅラされたのでは、そりゃあ殺意を覚えられても仕方が無いのかもしれません。
さらに、産休明けで職場復帰しても、頻繁に子供のことで会社を休んだり、早退したり、、、
そして1年後にまた産休に入ることに、、、
復帰しても、またそんな生活の繰り返し、、、
きっと職場でも肩身の狭い思いをしていたと思います。
そんな日々が数年続き、いろいろあって、ついに別居することになってしまったのです。
この辺りは、あまり詳しく書くと本当に僕が消されてしまう可能性もあるので、割愛させていただきます。
では我々夫側は、一体どうすれば、この【産後クライシス】という大きな社会的問題を解決できるのでしょうか?
それは、夫婦間それぞれに関係性があり、それぞれの人にキャラクターがありますので、一概にこれで解決!という方法はご紹介できません。しかしここでは、僕がこの問題をどうやって脱したのか?という事例をご紹介しておきます。
どうすれば産後クライシスを解決することができるのか?
率直に申し上げて、この問題を解決するには、夫側の家事、育児に対する参加率を高めるしか方法はありません!(※当家独自調べ)
とはいえ、今の世の中、仕事を休むなんて簡単にはできません。特に中小企業では、人手不足問題が深刻です。
本来は5人体制で回す仕事を、お客さんに謝りながらなんとか3人で回している、なんてこともよくあります。なので、1人でも仕事を休めば、残る2人の負担は相当なものになります。それを考えると、頻繁に休むなんてことはなかなかできません。
現実問題、僕も仕事を休むことはできませんでした。
では、どうやって仕事と家事、育児を両立したのか?それが、、、
セールスライターという仕事でした。
現在僕は、あの頃のダブルワークを辞め、セールスライターとして仕事をしています。
そのおかけで、子供がいきなり熱を出した時は、1日中自宅で一緒にいてあげることができるようになりました。
そして、子供の参観日にも運動会にも参加することができるようになりました。
平日に行われることの多い保育園の懇談会にも、仕事を休めない妻に代わり、僕が参加することもできます。
朝の洗濯、朝食作り、夕飯の支度も100%では無いですが、手伝えるようになりました。
このように、時間や場所に縛られず仕事をすることができるセールスライターという働き方が、家族関係まで変えてくれたのです。
そして、これも忘れないでください!
産後クライシスの原因の一つとして、夫婦お互いが感謝をしなくなってしまうことも挙げられています。
感謝されていないと感じさせてしまたり、やってくれるのが当たり前だと感じさせてしまうと離れて行ってしまう、、、
これは、お店とお客さまとの関係性にも通じます。
マーケティング業界に古くからある教えで、このような言葉があります。
人は最も手に入れにくいものを一番ほしがる。
そして、最も手に入れにくいものは、賞賛と感謝なのだ…
そして、マーケティングの世界的権威であるダン・ケネディ氏も、このように言っています。
賞賛と感謝の気持ちを表すことで
魔法のように人の心を捉えることができる
あなたも、感謝と承認を素直に表すことができれば、、、
ビジネスも夫婦関係も、もっと上手く行くようになるかもしれません。
ちなみにうちは、産後クライシスも脱し、家族でなんとか幸せに暮らしています。
最後に、、、
社会システムや会社のルール、職場環境などを短期間に変えることはできませんが、あなたの職業や働き方を変えることはすぐにできるかもしれません。
もしあなたが既婚子持ちの男性で、昔の僕のように産後クライシスに直面しているのなら、、、
奥様に感謝と承認を伝えると共に、、、
セールスライターを目指してみるのも有りでしょう。
そこには、今とは全く違う人生があり、見たこともない景色があるのかもしれませんよ!
あなたのお子さんが【子供】なのは、今だけなのですから・・・。
それで、どうやったらセールスライターになれるのよ?と思ったあなた!
セールスライターとして起業するための情報は、ここが参考になります。
また、セールスライターを目指す仲間や情報をお探しなら、ぜひこちらがおすすめです。
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P.S.
先日見た映画で、劇団ひとりさん脚本&監督の【青天の霹靂】にこんなセリフの掛け合いがありました。
Q.「なんでその仕事なんだよ?他にも仕事あんだろ?」
A.「いろいろ融通効くしよぉ。もしかしたら俺だけになっちまうかもしれねぇからな、、、子供と一緒に居てやれるの、、、」
職場にあなたの代わりはいくらでもいますが、お父さんはこの世に立った一人、あなただけしかいない。
そんなことを改めて感じさせてくれるいい映画でした。
「あなたは何のために仕事をしているのか?」
忙しい日々の中で、ふと立ち止まり、たまにはそんなことを考えてみるのもいいかもしれませんね。
夫婦関係、親子関係、そして仕事や生き方について見つめ直すいいきっかけとなる映画です。
既婚子持ち男性には、とくにオススメです。
まだご覧になられていなければ、ぜひご覧になってみてください。