From:甲斐 慶彦
「好きな人と、好きな時間に、好きな場所で仕事ができて高収入!」
いつ見ても魅力的なコピーですよね。
私もこのコピーに惹かれてこの世界に入ってきた一人ですが、今は正直「高収入!」というところだけ、まだまだ追いついていない感じです。
ある程度安定した会社員生活を捨てるわけですから、それ相応のリターンを期待してしまうのは人情ですよね…(…とはいえ、今は好きな人と、好きな時間に、好きな場所で、が実現しているので以前の職場で感じていたストレスはすっかりなくなりました。これだけでも私はこの道を選んでよかった、と思っていますが…)
ただ実際にセールスライターとして生計を立て始めて1年経ち、会社員時代には見えなかったことが見えてきたので、今日はそれをシェアしたいと思います。
それは…
セールスライターは「誰と付き合うか?」によって見えてくる世界はもちろん、収入面、長期的なライフスタイルが大きく違ってくる、という真実です。
今回はこの辺を掘り下げていこう、と思います。
いつまでも報酬が上がらないジリ貧ライターへの道
ライターは付き合う相手によってビジネスのやり方が全く変わってくる、という話は先ほど言った通りですが、そうすると「早くステージの高い人と出会って、そういう人と一緒に仕事ができればそれがゴールだ!」って思ってしまうじゃないですか。
それがそんなに簡単なことじゃなかったんです。
俯瞰で見れば当たり前なんですが、現実に体験してみないと腑に落とせないんですよね。
悲しい…非情な現実なんですが…
「価値を提供しあえる間柄でしか、人間関係は深められない」
ということを最近痛感しました。
それは、沖縄で開催された中小企業の社長向けセミナー(講師は楠瀬さん)の懇親会でのワンシーン。
沖縄県内で、その業種では圧倒的に上手くいっていて、地域の王様を目指すようなポジションの社長さんがいらっしゃいました(セミナー受講生)。その社長さんが私の目の前に座り、その社長さんの横に楠瀬さんが座っています。
他のテーブルにはいろんな社長さんがいらっしゃったんですが、初期配置はこんな感じでした。懇親会は盛り上がり、楠瀬さんとはひとまわり以上年の離れているであろう社長さんが夢中になって楠瀬さんと話している場面でしたが、不意に楠瀬さんがトイレに立つと、残された私とその社長さんとでは、会話が嘘みたいに盛り上がらないんです…。
もちろん、私が人見知り、というのもあるでしょうが、実は楠瀬さんも人見知りだし、その社長さんも人見知りな感じでした。
全員が人見知りな状態ですが、
その社長さんと楠瀬さんはなぜか話が盛り上がるんですよ…orz
この時に感じたのが、大いなる無力感でした…
例えば、こんなご縁があれば、私がその社長さんと一緒に仕事をさせていただく場面もありえたでしょう(お互い沖縄に住んでいて家も近い、という事実もありました)。
しかし、「社長さん側は私に報酬を払うことができるとしても、私の方からこの社長さんに報酬を超えるだけの価値を届けらないんじゃないか」という疑念が大きく大きく、私の中で膨らんでいったんです。
一時的に報酬を受け取ることができたとしても、報酬を受け取り続けることはできないなーと…。
すると、やはり尻込みしちゃうんですよね…。
結果、人間関係も深められず、仕事につながりそうな展開は当然ありませんでした。
私の前に広がる2つの道
正直、一般的な中小・零細事業者の売上アップくらいなら、問題なく報酬をもらい続けられるだけの価値提供はできるんじゃないか…それだけの鍛えられ方はしているんじゃないか、と自惚れてるんですが…
地域の王様を目指すような社長さんと渡り合えるだけの実力はまだ全くないな…と感じるわけです。
すると、2つの道が私の前に現れます。
1つは、一般的な中小・零細事業の社長さんを相手に価値提供して生きていく道。
2つ目は、地域の王様を目指すような社長さんにも価値提供できるだけの実力を備えるため、もう一段深く厳しい場所に身を置く道。
どちらが良い・悪いではなく、選択の問題なんだと思います。
必然、前者の方が短期的には「高収入」への道が開けるかもしれません。
ただ、1クライアント1クライアントの報酬額は高くなっていかないでしょうから、たくさんのクライアントを抱え、朝晩働きづめの毎日が待っているかもしれません。
3〜4年、そういった中で生計を立てれば、それはそれで実力も引き上がっていくのでしょうが、3〜4年後、地域の王様を目指すような社長さんと相対できる実力を備えているか?と言えばなんとも言えないですよね。
一方後者…
楠瀬さんはこの3〜4年で、お付き合いする社長さんのステージが大きく、大きく跳ね上がりました。
おそらく後者の道を選び続けてきたのでしょう。
今ではヨーロッパの某国王室とのコネクションや、海外VIPとのつながり、年商が兆を超えるような企業さんとのつながりも望めば手に入るようなステージに行ってしまっています。
この姿をまざまざと見せられると…
前者の道がどうしても「短期的な視点」に思えてしまうんですよね…
(この比較をたまたま目にできた、これだけでも幸運だな、と最近は思うのですが…)
「地獄を見たら、絶対それ以上に引き上がるんで」
これは楠瀬さんの言葉です。
この言葉の前に、
「甲斐さん、もっと地獄を見たいですか?」
「甲斐さんは、もっと地獄を見た方がいいですよ」
という言葉があったんですが、そのときは無言で応えました(笑)
さて、話がとっちらかるので強制的に戻しますが…
現場に出て、
実際に日本でトップランナーのセールスライターの仕事ぶりを目にして…
高額報酬ライターになるための2つのステップが見えてきました。
2ステップ目:ステージが上の人とも付き合えるだけの実力を身につける
1ステップ目:2ステップ目のために自ら厳しい場所に身を置く(楠瀬さん風に言うと「地獄を見る」)
これが今、私から見えている高額報酬ライターになるための2つのステップです。
ん〜〜〜〜〜〜
本当に選択の問題ですよね。
インサイドアウトー心の内から出てくる想いとしては、高いステージに上がるために「地獄を見たい」という思いがあるのですが、そこに足を踏み出しつつ、ビビってる自分もいます。
さて、あなたはどうでしょうか?
高額報酬を受け取るセールスライターになる覚悟はありますか?
(まぁ、他のこれが唯一の道ではなく、他の道もあるかもしれませんが…)
こういう生き方を選択できるのもセールスライターの魅力かもしれません。
世の中の99%の人たちが、他人から「見える世界、ライフスタイル、収入」を左右されてしまうんですから…。
今回はなんか気難しい内容になってしまってすみません。
次回は、もう少し軽い話題で記事を書きます。
P.S. この話を読んで「なんだか厳しそうだな」と希望が揺らいでしまった方はこちらをご覧ください。セールスライターの目の前に広がってる世界がどれだけ魅力的か、再確認できる内容になっています → コチラ